今日、考えたこと

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zoom RSS お盆休みというわけでもないけど、ティク・ナット・ハン師、そして仏教について。

<<   作成日時 : 2005/08/16 03:06   >>

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いつも読んでくれている、多くは知人の皆さん、そして知らない人も、読んでくれてどーもです。

明日というか今朝、小さな旅に出ます。
18切符を買いました。
最初に行く地点だけは決まっている(そこまでは新幹線や特急)のですが、その先は未定。各駅停車のきままな旅です。PCは持っていこうかどうか考え中。というわけで、ブログは次の日曜日くらいまでお休みの予定です。

ブログを始めて2ヶ月が過ぎました。適当に思いついたことを書き続けさせてもらっているのですが、だんだん、何を書いていいのかわからなくなりつつあります。それは自分のテーマが明確でないということなのかもしれない、と思ったりします。40代半ばを過ぎて、惑いっぱなしなのですが、「それでいいんだよね」、と考える一方で、「そろそろなんとかしたら」という声も自分の中から沸いてきます。

本棚から久しぶりにティク・ナット・ハン師の
仏の教え
ビーイング・ピース
ほほえみが人を生かす

(中公文庫1999年)を取り出しました。

何度も読み返した短い詩がこの本の中にあります。

Breathing in, I calm my body.
Breathing out, I smile.
Dwelling in the present moment
I know this is a wouderful moment.


この本の中では以下のように訳されています。

息を吸い、体を鎮める。
息を吐き、ほほえむ。
この瞬間に生きる。
素晴らしい瞬間だと知る。


自分なりに適当に意訳してみると面白いです。その時々の気分で少しづつ変ります。

今日のぼくの訳

ゆっくり息を吸って、からだを落ち着かせる
ゆっくり息を吐いて、微笑んでみる
いま、この瞬間に在って、
これがいいんだよねってわかる。


この詩の中で比較的難しくて、あんまり使わないし、日本語にするのに苦労するのがDwelling という単語。英辞郎で引くと
http://www2.alc.co.jp/ejr/index.php?word_in=Dwell&word_in2=%82%A9%82%AB%82%AD%82%AF%82%B1&word_in3=PVawEWi72JXCKoa0Je
長いので引用しません。興味のある人は見てください。英辞郎になくて、ぼくの手元の少し古いリーダース(6刷1987年)にあるのが名詞での用法、その名詞の意味でも面白かったのが、「《馬の跳躍前の》ためらい」


この本の中で、この詩は冒頭近くにある(12p)のですが、その直前に以下のように書かれています。
== 
 微笑するということは、私たちが自分自身を取り戻し、みずからの主権者になるということです。うかつさに溺れていないということです。
 このような微笑は、目覚めた人(ブッダ)たちや、決意の人(ボーディサットヴァ)たちの表情に見られます。
==
でも、ぼくの場合、けっこう「うかつさに溺れつつ微笑んでる」ことも少なくないようにも思えます。

ただ宗教者が、微笑むことを持ち上げているのであれば、ぼくはこの本にそんなに感銘しなかったと思います。このティク・ナット・ハン師は同時に武器輸出に関連して、以下のようにも書きます。
==
 こういう武器が、毎日、第三世界の人々を殺していることを、はっきりと知っているアメリカ人は、多くはありません。議会は、この問題を真剣に討議していません。この状況を明らかに見通すために、私たちは時間を割(さ)いてきませんでした。そのため、政府の政策を変えさせることができていません。私たちは政府に圧力をかける力をもっていません。
 ある政府の外交政策は、主として、その国民とその生き方にかかっています。市民として、私たちは大きな責任をもっています。
(中略)
 目覚めることが必要です。
 爆弾のありよう、不正義のありよう、兵器のありよう、私たち自身の存在のありようが、不可分です。
 これが行動する仏教の真の意味です。108~9p
==

また、仏教について、以下のようにも述べます。
「仏教は、人間社会に積極的に参加をしなければなりません。日常生活と関わりのない瞑想の実践をしても、いったい何の役に立つでしょうか。」

これ、彼が言うから、説得力があるのだけれども、例えばイラク戦争を推進する政党も仏教徒を母体にしている。公明党、創価学会も仏教のひとつの宗派であることは間違いない。自衛隊を戦地に派兵すること、そしてイラク戦争を肯定する仏教もあるというか、公明党のように積極的に推進しないまでも、日本のほとんどの仏教が沈黙することでイラク戦争に加担していると言えるだろう。この本を読むと、仏教もいいなぁと思うけれども、そんな現実を見ると、やっぱりうんざりする。

旅にこの小さな文庫本を持っていって、もう一度読み直してみようと思う。


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