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zoom RSS 司馬遼太郎史観への高史明氏のまなざし

<<   作成日時 : 2005/10/13 05:27   >>

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「前夜」という雑誌を発行するグループ(http://www.zenya.org/)の出したブックレット『「戦後」とは何だったのか 』(上記のウェブサイトに紹介あり購入できます)。
このブックレットは今年の4月に行われた講演会の報告集。7月末のノーモア・ヒロシマ・ナガサキの会議で購入した。ここに掲載されている高史明さんの講演録がとても面白く印象に残っている。さきほど偶然、机の下で発見したのでちょっと紹介。
タイトルは「深い闇の淵に立って  ――日本近代への問い」
小さなブックレットの短い講演録だが、そこに提起されている問題群は大きく、興味深い。その戦後とは何かということを見つめなおす視点から学ぶべきものは少なくないと思う。手に入れて、読んで欲しい文章だ。
 丁寧に紹介したい気もするが、機会があれば、ということにしておこう。

その小さな断片だけ、ちょっと紹介する。

9月13日のブログ(http://tu-ta.at.webry.info/200509/article_6.html)に「世に倦む日日」がとても面白いのだけれども、その司馬史観賛美は賛同できないと書いた。上に紹介した講演録の中に司馬史観に関する的確なコメントがあるので、備忘録として以下に転載。

===
・・この作家の眼差しにあの戦争は昭和の軍部が悪かったので、明治日本はよかったという視座がありました。しかしそれは、第二次世界大戦を日本の軍部が悪かったんだという視座でもって、逆に明治日本の明暗を覆い隠してしまうことにならないでしょうか。「十五年戦争」という言葉には、その眠り薬が仕込まれています。本当に悪いのは昭和の軍部だけであって、明治日本は良いことばかりだったのか。確かに明治日本には、他のアジア諸国にない改革がありました。しかしながら、そこには暗部があり、「満州事変」とは、いわば明治維新以降の日本のものの考え方の暗部の総体を受け継いでいたのではないでしょうか。にもかかわらず、戦後の日本はその暗部を覆い隠したのであります。そして、今のきわめて幸せな、非常にいい、恵まれた状況につないでいる。
 しかし、この幸せは、より深くなった暗部の上に立つ虚構ではないでしょうか。その虚構こそがまた、「靖国のおかげ」で、いまの日本の幸せがあるという虚構を作りだしているのでありましょう。
===

このブックレットの本体である「前夜」という雑誌について、このブックレットで高史明さんが質疑の中で、この雑誌は、「いまの時代にはどうしてもなくてはならない場所だと思うのですが、みんなが鋭俊なんですね。・・・あまりの難しさにうなされる。・・・」というようなことを書いていて、同じ印象だなぁ。


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文書には2009年12月5日のタイムスタンプがある。 父の遺品整理をしていて、目に留まって読んだ本だ。 これもpomeraのメモリカードを整理していて、でてきたもの。アップロードするのを忘れてたのだと思う。 ...続きを見る
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