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zoom RSS 「障害受容」と呼ばれるものについて

<<   作成日時 : 2005/11/30 05:38   >>

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 ブログ「ふぐりんの雑記」「障害受容」に関する記述がされていて、「障害受容」ってなんなんだろうと考えてみる。
 福祉工場で働いている実感からいうと、いっしょに働いている人の障害を意識するとこはまずない。そのあたりはリハ業界の人との大きな違いかもしれない。
 例えば、いっしょに遊びに行って、社会的障壁にぶつかったときに初めて、「あっそうか、彼は障害者だったんだ」と思ったりする。そういう感覚を前提にして、「障害受容」について考えてみる。

 いままで当たり前のように言われてきて、ぼくも疑いもしなかった「障害受容」に関して、「これって何か変じゃない」という角度からとらえかえす作業はとても面白いと思う。 ところで、この「障害受容」って何を指してるのだろう。
 例えば事故で動かなくなった体の一部があって、そこが動かないことを本人が理解することが「障害受容」なら、それはそれで必要なことかもしれないと思う。動かないことを前提として、いままでやっていたのと他の方法が必要となることも多い。

 で、「障害受容」って、「体のある部分が動かない(機能しない)ということを理解すること」という以上に意味を込めて使われていたりするようにも思うのだが、そのあたりのことは、このブログの主に聞いてみたいところ。(もしよかったら教えてください。)
 Tさんが問題にしている「障害受容」は「体のある部分が動かないことを理解すること」ということ以上の意味付与をされたものについて、なのかなぁと思ったりするが、どうなんだろう。

 この「障害受容」の理解から再び「障害」ってなんだろうという問いに戻る。「体のある部分が動かない」ということであれば、例えばぼくの体は若くて元気な人のようには動かないが、障害者とは呼ばれない。体のどこが、どのように動かないかによって障害者と呼ばれたり、呼ばれなかったりする。その切れ目に客観性などないことは障害学という学問が誕生する前から少しずつ語られていたようにも思うし、障害学誕生後はもっと明確に語られるようになってきたことだと思う。その切れ目がどんどん動くことは、リハ業界でも語られていることかもしれない。
 障害者と呼ばれるかどうかというのは、そういうことだと理解することが「障害受容」なのではないかと思ったりもする。

 とりあえず、そんなことを考えてみた。じゃあ、身体障害以外の障害はどうなのか、という問いが、これを書いている間、ずっとつきまとう。
 「知的障害」と呼ばれる人については、あてはまることが多いのではないかと思う。文字が読めないことを障害と呼ばない社会はとても多い。
 また、例えば「自分はお金の計算が苦手」というようなことを自分で理解することは、生きていくうえで便利なことだったりするだろう。そういうことを理解できないか、あるいは理解出来ているかどうか、外からはわからない人もいる。そこでは「障害受容」がどうしたこうしたということは言われない。
 次に「精神障害」と呼ばれる人、これもまた障害者かどうかという切れ目がとてもあいまいな世界だと思う。このグループの中にも「自分はこういうことが苦手」というのをはっきりさせることで、楽になる人は多いように思う。
 じゃあ、ユニークフェイスを構成する人たち、ここも障害者かどうかという切れ目を表現することが難しい。
 そう、その「切れ目」はどんな障害であっても、それはその社会が作ったものなのだから、その切れ目を受け入れなければならないという言説がその程度にいいかげんなものだということは、そこから明らかになってくるように思われる。


 夜中に目がさめて、ネットを散歩し、「ふぐりんの雑記」に触発されて、つらつらと、とりとめのないことを考えていたら、もう一時間以上も経過している。今日も仕事なのだから、7時頃までもう少し寝た方が気持ちいいかな?
 
追記
上記の文章へのレスポンスを「ふぐりんの雑記」に書いてもらったのだけれども、トラックバックされていないようなので以下にアドレスを貼り付けておきます。
http://d.hatena.ne.jp/fugu1/20051202


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一日の始まり
07/11/02 今朝は3時半ごろに目が覚め起きて、反射式のストーブにいつものように点火。 ...続きを見る
精神障害者と家族
2007/11/02 07:09
一日の始まり
07/111/09 今朝は、目が覚めたのは4時を過ぎていた。 ...続きを見る
精神障害者と家族
2007/11/09 06:34
一日の始まり
07/11/12 今朝は4時ごろに目が覚めそのまま起きた。 ...続きを見る
精神障害者と家族
2007/11/12 05:41
一日の始まり
07/11/13 今朝は、3時頃に目が覚めてストーブにを点け、温まってから起きた。 ...続きを見る
精神障害者と家族
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一日の始まり
07/11/14 今朝は、4時過ぎに目を覚まし、いつものようにストーブを点け少し温まってから起きた。 ...続きを見る
精神障害者と家族
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一日の始まり
07/11/15 今朝は1時ごろに一度目が覚め、一時間ぐらい起きていたがまた寝て起きて時計を見たら5時を過ぎていた。 ...続きを見る
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07/11/16 今朝目が覚め時計を見たら、まだ12時を過ぎたばかりだった。 ...続きを見る
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07/11/22 今朝は4時半過ぎに目を覚まし、ストーブを点けるがやはり寒いのでエアコンも点けた。 ...続きを見る
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07/11/23 今朝は、3時前に一度目が覚めたが、また寝て4時過ぎにおきた。 ...続きを見る
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2007/11/23 07:08
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07/11/25 今朝目が覚めると、外は明るくカーテンの隙間から明かりが差し込んでいた。 ...続きを見る
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07/11/27 今朝は1時過ぎに一度目を覚ましたが、また寝てしまい4時に起きた。 ...続きを見る
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07/11/29 今朝は、3時過ぎに目が覚めたが疲れていたようで、また寝て起きたのは5時ごろだった。 ...続きを見る
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07/12/03 今朝目が覚めると、もう4時を過ぎていた。 ...続きを見る
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07/12/4 今朝は、二時半ごろ一度目を覚ましたが、目をつぶっているとまた寝てしまい、三時半ごろに起きた。 ...続きを見る
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07/12/06 今朝は4時半近くに目が覚め、いつものようにエアコンと反射式のストーブをつけ起き、いつものようにコーヒーいれ飲む。 ...続きを見る
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07/12/07 今朝は、1時過ぎに一度目が覚めたが、また寝て2時半ごろに起きた。 ...続きを見る
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07/12/08 今朝は3時頃に一度目が覚めた。 ...続きを見る
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07/12/11 今朝は、3時頃に一度目が覚めたが、また寝て4時過ぎにおきた。 ...続きを見る
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07/12/12 今朝は3時頃に目が覚め、エアコンをつけて少したってから布団から起き上がった。 ...続きを見る
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07/12/13 今朝は2時ごろに一度目が覚めたが、体が重く目も一度は開いたのだが、また寝てしまい結局3時半ごろに起きた。 ...続きを見る
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07/12/14 今朝は4時ごろに目が覚め、いつものようにエアコンと反射式のストーブをつけ、これまたいつものようにコーヒーをいれて飲む。 ...続きを見る
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2007/12/14 06:39
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07/12/15 今朝は3時半ごろに目が覚めそのまま起きた。 ...続きを見る
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2007/12/15 06:20
一日の始まり
07/12/16 今朝は3時半ごろに目が覚め、いつものようにエアコンとストーブをつけ、少し温まってからコーヒーをいれて飲む。 ...続きを見る
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2007/12/16 06:24
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07/12/17 今朝は3時半過ぎに目を覚まし、おもむろにエアコンと反射式のストーブをつけ起きた。 ...続きを見る
精神障害者と家族
2007/12/17 06:39

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
軽度発達障害のTWENTYです。私は自分のことはあんまり障害っていうふうに固く考えてません。ただ私は一般社会で働けることが夢なので、場合によっては「障害受容」しなければならなくなるかも・・と思っています。反社会的と思われていることはこの夢に従っていくとできないです。ただ自分が生きるためのお金をもらう手段以外で「障害受容」を迫られるのは嫌です。発達障害関連の所は生きるのに十分なお金は貰えないけど、お金と同等に生きていくのに必要なピアカウンセル的なものを貰えているので所属していますが、あれもその世界が障害と健常の中間的なものとして機能しているからやってられるという感じなんだろうと思います。(その@終わり)
TWENTY
2005/12/04 12:22
続きです。私は自分の事を自分の固執的な性格の為か、そういうゾーンにいる人にとっては普遍的なことなのかは分かりませんが、自分が障害か健常かという事は気になりますが、結局どっちでも同じなんだと思います。そういうことは社会的には曖昧にしておきたいことでそれをはっきりさせようとすると、どうしても反社会的になるのであって、私が自らを障害と健常の中間だと言っているのも戦略的にいいという部分もあるのですが、悪く言うと悪い社会状況に引きずられているとも言えます。ただこの反社会的というのは本来「障害者」の味方であるべき職業や立場の人(これは障害者運動をしている人を含みます)をも敵にまわしかねない程恐ろしいパワーを持ったものなんだろうなあと思います。はっきりしていることは人間は1人では生きられないし、どんなにうまくいかなくても、協力してやっていかなきゃね・・・という事です。
TWENTY
2005/12/04 12:41
はじめまして!
私は看護師をしています。
今とある論文を必要に迫られて(笑)書こうとしています。
受け持ち患者さんの障害受容について、考えていました。文献の検索中にこのHPに出会いました。
『受容』と言うと受け止める。自分の障害をどういうものか認識するという意味のように感じられますが、私は『受容』とは、もっと意味があるように思っています。
もちろん障害を受け止め認識し、更にその先どのように生きていくか、生活していくかを見通せるようになっかことまでをさしていると思います。
ある人は、生涯はその人の個性だという人もいます。言葉で言えば簡単ですが、そういった考えに至るまでには、時間や周囲の協力、そして何よりも努力が必要となることは言うまでもありません。
私自身、何も障害がなくどこまで、障害を持つ人の気持ちが分かるかといったら、コメントのしようがありませんが、障害を持つ人の気持ちに添えるように、共に悲しい気持ち・イライラする気持ち・頑張っていこうとする気持ちに一緒に感じることは出来ると思っています。
Youri
2006/10/01 02:29
Youriさん
コメントさりがとうございます。
ネットで検索されたとのことですから、もうご存知かと思いますが、
==
「障害受容ーリハビリテーションにおける使用法」という本を1000円で売ってます。
==
http://d.hatena.ne.jp/fugu1/20060817
障害受容を考えるのであれば、これはお勧めの本です。

これをネタに12月に研究会を行う予定です。
(関東障害学研究会)
決まったら、
http://www.arsvi.com/0ds/dse2006.htm
に掲載されると思います。
よろしかったらどうぞ。
tu-ta
2006/10/01 04:07

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トップ頁の右上に広告が入るようになっちゃいました。それがいやな人はさらに追加してお金を払いなさいとのこと。というわけで、この広告クリックしないでください(なんて、けなげな抵抗)。==============ブログ内ウェブ検索

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