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zoom RSS ボクサー亀田くんに関する心に残った日記

<<   作成日時 : 2006/05/11 19:13   >>

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ときどき読んでいる日記がある。
偶然見かけた日記で、ぼくはこれを書いている人の素性をほとんど知らない。この日記はブログではない。

My Diary というタイトルがついている。
http://www.ryutai.com/journal/kimuzuka/index.html

この5月3日付の日記が心に残った。

引用させてもらう。
====
5月3日(水)  5月5日は「子供だまし」  

かつて、シュワちゃんだったかが出たSF映画で、かなりバカバカしい映画があった。

 それは近未来のアメリカで、人々が社会から受けるストレスを解消し精神的バランスをとるため・・・ということで、人に殺し合いというか、最後は一人だけ生き残るような殺人バトルをやらせ、それを観戦しつつ”精神衛生”をはかるといった、キーボードをこうして叩くのもイヤになるほど安直な設定の中心にシュワちゃんを据えて・・・とバカなものだった。

 《殺せ!殺せ、やっちゃえ!》
 檻から出され、殺しあう相手同士が対峙すると”ストレスを捨てに”来ている観衆がそう叫ぶ。

 彼らは人間に思い入れなどない、どちらが勝ってもいいのである。
 強い者を応援しているのも、「どうせなら勝ち残るほうの尻馬に乗っていたいだけ」のことなのである。
 そこに集まった観衆はほぼすべて、できるだけスカッとした倒し方を観て(相手もお約束どおりの壮絶な最期を見せて、)この胸のつかえるような毎日の閉塞感から脱したいだけ・・・つまり上記のキチガイ映画での設定と何ら変わりないのである。

 いつの間にかボクたちの日本という社会はそれと同じ、と云わないまでも相当に接近してきてしまったようだ。
 同じような欲望を求め、またそれを「呼び物」にした周囲の大人たちが、「サル軍団」を引き回している。

 ここに25歳の青年がいる。
 彼は大学に通っていたものの、恋人が妊娠→出産となったため、大学をやめ働きに出た。
 そして今は娘も2歳となって続けていたボクシングでの収入もアテにしたいし、再度大学に入学を果たしている。

 将来の弁護士をめざす彼は、大学で夕方まで講義を受けてそれから3〜4時間、ロードワークやスパーリングのボクシングトレを行う毎日だ。

 そしてこの人物が並外れているのは、そこから先、普通なら子供とたわむれて
「あ〜ぁ、今日は充実した一日だった。」と晩酌のひとつも煽りたいところだろう。

 ところが彼はボクシングトレを終えるや「家族を食わしてゆくため」郵便局での夜勤の仕事をこなしている。
 仕分けや配達を毎日消化して、”「今日」というもの”が初めてそこにある。

  《人権を守って、貧しい人を助けたい。》と、彼は日本にやってきた記者会見で将来に弁護士資格が取れたら・・・の夢を語った。
 彼の国は貧しく、長年の軍事政権が人間の権利だの愛だのといったものを、軍靴と手りゅう弾で踏みにじりながら支配してきた国だ。

 そうしたなかでこんな夢を、初めて乗った飛行機(3度も乗り継いで成田にたどり着いた)を降り、初めてやってきた日本という外国で、異常な数の記者団を前に、目を輝かせそう語ったのだという。

 彼はようやく【WBA34位】のランクを手にしたばかりの《プロボクサー》でもある。
 
 カルロス・ファハルド、25歳。彼を招聘した理由は
 《アスリートとして、観衆にボクシングの素晴らしさを見せるため》ではない。

 《相手日本人ボクサーとグラブをまみえた際、なるべくシロウトっぽくなく、それでいて、壮絶にKOされるための【噛ませイヌ】としてのニーズ》を満たして、この働き口はまっとうされる。

 ”才能”が認められたとしたら、カルロスは《間違ってもこの日本人を倒せないだろう》と、協栄ジムという「雇い主」のおメガネにかなったことは否めない。

 ボクシングの試合では毎年各国で、KOから命を落とすボクサーが幾人もかならず出る。
 一方的に力量が違ったり、「勝つため」でなくて、「倒すため」といった”限度をはき違えている”ような未熟なボクサーが原因で、容赦のない打撃によるものが主な要因だ。

 兄弟のサルはあせっている。
 ただただ”カネのために倒すため”、一方的にアゴやテンプルを狙ってくるにちがいない。

 そして場内のほぼすべては「カルロス(とキティポップ)」が一刻も早くぶっ倒されることを願って、絶叫するだろう、あの気の狂った映画のように。

 そうとは知らない彼は、幼い娘のために、また若い恋人(未入籍)のために、一見裕福な国の白いリングに上がる。

 名作【ロッキー】で、血まみれになって番狂わせ劇を演じて勝ち名乗りのリング上から、恋人の名「エイドリア〜ン」と叫ぶ・・・あのシーンに感動して涙を流す資格のある者など、この会場にいったい来ているのだろうか。

(以下、略)

===引用ここまで===


サンディニスタのニカラグア革命が輝いていた時代があった。
ぼくが学生運動に入っていた時代でもあった。

サンディニスタ政権の初期、間違いも少なくなかったようだが、確かに輝いていた。

そのニカラグァのボクサーのこの話、少し出来すぎているようにも思えるけれども悪い話じゃない。彼は予定通りぼこぼこにされノックアウトされたらしい。(ぼくは見ていない)
ロッキーにはなれなかったけれど、でも応援している日本人だっていたんだってことが伝えられたらいいのにと思う。

誰か、こういう文章をスペイン語にして、発信してくれないかなぁ・・。

==
カルロス・ファハルド青年に関する記事は以下
http://www.sanspo.com/fight/top/f200604/f2006043001.html
===
今日の段階ではまだ残っていた。


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Canaさんからの問題提起
「ボクサー亀田くんに関する心に残った日記」という5月11日付のぼくのブログ記事にCanaさんから、コメントが寄せられました。 ここに再掲します。 === キチガイ映画とか、気の狂った映画とか いいたいことはわかりますが 〈キチガイ〉とか〈気の狂った〉とかいう 形容詞が、ひとからつけられそうな 統合失調症者としては とても気になります。 この場合の キチガイとか気の狂ったという形容詞が 人間を人間としてみていない ひとびとの残酷さを形容するために つかわれているがゆ... ...続きを見る
今日、考えたこと
2006/05/13 13:37

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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
すみません。
僕、このネタ元の記事、好きになれませんでした。

噛ませ犬も作られた人気ボクサーも昔からある話だし、
いまさらこんな風に言うことでもないのでは、と思いました。

ニカラグアでボクシングと言えば、アルゲリョという偉大なチャンピオンを思い浮かべますが、彼は反革命側でした。
でも僕はアルゲリョが好きでした。
acceleration
2006/05/11 22:39
accelerationさん、コメントどーもです。
確かに、このカルロス・ファハルドくんの話も出来すぎている感じはある。そして、「噛ませ犬も作られた人気ボクサーも昔からある話」なんでしょう。ぼくはよく知らないけど。
だけど、どんどん寛容さを失っているように感じる日本社会のありようと、この話がぼくにはオーバーラップしてしまったのでした。

tu-ta
2006/05/12 03:17
キチガイ映画とか、気の狂った映画とか
いいたいことはわかりますが
〈キチガイ〉とか〈気の狂った〉とかいう
形容詞が、ひとからつけられそうな
統合失調症者としては
とても気になります。
この場合の
キチガイとか気の狂ったという形容詞が
人間を人間としてみていない
ひとびとの残酷さを形容するために
つかわれているがゆえに
よけいに気になります。

わたしは
どう考えたらよいでしょうか。
Cana
2006/05/13 03:39
Canaさんのコメントへのレスポンスをトラックバックの形で書きました。
tu-ta
2006/05/14 12:24
読んでいます。

あたしたちの痛みを
おもんぱかりつつ

ご自身で考えてゆこうという態度が
なによりなぐさめに
励ましになります。

ありがとう存じました。
Cana
2006/05/14 16:48

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