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zoom RSS ハンセン病「胎児標本」問題と取り組む市民の会:取り組みの報告

<<   作成日時 : 2006/07/26 04:29   >>

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ハンセン病「胎児標本」問題と取り組む市民の会から
「ハンセン病療養所の「胎児標本」の取り扱いについての要望書」
に関する取り組みの報告が送られてきたので、転載

==

「ハンセン病療養所における胎児等標本」問題の署名をきっかけに考えさせられたこと
http://tu-ta.at.webry.info/200601/article_4.html
に掲載した要請書の報告が来たのでまず転載。

〜〜〜
ハンセン病「胎児標本」問題と取り組む市民の会:取り組みの報告(長文)
取り組みの報告

<はじめに>
 昨年末以来、ハンセン病胎児標本問題と取り組む市民の会の呼びかけに応えていただきありがとうございます。特に「ハンセン病療養所の『胎児標本』の取り扱いについて」の要望書提出に向けての署名活動への御協力に心から御礼申し上げます。要望書提出行動を中心にこれまでの取り組みについて現時点での報告をいたします。

<「胎児標本」問題への関心>
 ハンセン病療養所における「胎児標本」の問題は昨年11月の新聞報道あたりからにわかに注目されました。厚生労働省の拙速な対応に抗議するため、即刻、6団体から8文書の要望書、意見書が提出されました。私たち「ハンセン病『胎児標本』問題と取り組む市民の会」も、この問題と取り組むために立ち上がりました。その呼びかけに応えて、署名活動への協力などを通して多くの方々が関心を示してくださいました。
 ハンセン病「胎児標本」問題と取り組む市民の会は、3月17日午後参議院議員会館において江田五月議員の立ち会いの上、6名の「当事者」の方々が17,210筆の個人署名と29の団体署名を伴った「ハンセン病療養所の『胎児標本』の取り扱いについて」の要望書を厚生労働省医政局国立病院課長、外山氏に提出することができました。そこには退所者の方々や支援者も参加して下さいました。外山氏は1時間半余り、当事者と向き合って話しを聴かれました。

<厚生労働省とのやりとり>
 要望の第1項、今年度中(2005年度中)に「胎児標本」を一斉に焼却、埋葬、慰霊することはできないし、しないと言明されました。しかしここでの答弁では、厚労省が各療養所に出した文書が誤解を招いた責任を一応は認める発言はしたものの、次のような弁明がなされました。「11月18日付けで自治会、全療協に出したものには正式文書とする通知番号が記入されてはいない。新聞報道によって、役所からの『通達』として受け取られてしまった。11月28日に記事にした朝日新聞の対応が間違っていた。」という趣旨の発言でした。
 実際、厚生労働省の出した「文書」に従って星塚敬愛園では「作業スケジュール」が作られました。そして「胎児標本」の存否確認のため「心当たりのある人は一ヶ月の間に申し出ること」との園内放送が12月12日に園長によって流されました。そのために精神的に追い込まれ傷ついた方がおられるのが現実です。このような実情も十分理解して、「再び入所者を傷つけてしまうことのないようにしっかりとした対応をしていただきたい」と再度申し入れをしました。
 第2項、「標本」についての詳細な調査と、実態把握のための聴き取り、今後のための医療・生命倫理の見地からの総括等の要望については、「全療協から出された声明文にある『歴史的検証』と重ねて、大臣と協議する」旨の発言があり、私たちとしては要望に応えようとする、前向きの回答と判断しました。
 要望事項についての回答を受けたあと、6名の当事者がひとり一人自分の思いを訴えました。「強制堕胎の被害者である女性たちが直接国の機関である厚生労働省に抗議して謝罪を求めたのはこれがはじめてのことです。」と同行してくれた3名の男性退所者の方々が感想をよせています。

<当事者たち同士の連帯>
 厚生労働省の人が退席したあと、記者会見でHさんはマスコミと私たちの前でようやく重い口を開かれました。終始帽子を目深にかぶり、うつむいたままだったHさんが「私はこどもを産んだことも、堕したこともない。ただ友達についてきた。自分のことではなかったけれど、今は、これからのことを考え、みんなのことを考え一緒に訴えていこうと思う。私も子どもを産んでおけばよかったのかも知れないとも思う」と発言されました。苦しんでいる人の苦しみを自分のものにしよう、その重荷を一緒に担おう、と言われる姿は嘘偽りのない連帯の表明で、参加した中の多くの人たちにとって印象に残った場面でもありました。その後、四谷のニコラバレに移動して50名ほどの参加者で報告会が行われました。

<厚生労働大臣の「謝罪」>
 厚生労働省としては、去る6月14日に川崎厚生労働大臣が全国ハンセン病療養所協議会の各支部からの代表者を前に、「謝罪」を行いました。「胎児標本」に関しては謝罪の言葉が大臣の口からでたことは、一定の評価はできるでしょう。しかし何に対して、そして誰に向けての「謝罪」なのかを確認しておかなくてはなりません。この時点では強制堕胎や新生児殺しの事実については何ら触れられていません。これから「一体ごとに丁重な供養を実施する」とのことですが、遺族へのきちんとした謝罪が届くことを願います。
 今から10年前の「らい予防法」廃止の時も、当時の厚生大臣は法廃止の遅れを謝罪したのみで、「らい予防法」そのものの誤りを認めて謝罪したのではありませんでした。今回の「謝罪」もどこか似ているようです。
 署名の集約から随分時間が経過してしまいました。会としてのこれまでの取り組みに関しての報告です。どうぞこれからも「胎児標本」のことをはじめとしてハンセン病問題の全面解決に向けて関心を示し続けて下さいますようにお願いします。

2006年7月11日 
ハンセン病「胎児標本」問題と取り組む市民の会 
呼びかけ人一同

〜〜〜


tu-taコメント
当事者と支援者が声を出さなければ、闇に葬られていたかもしれないこの事件。とりわけ、女性の当事者の声がていねいに聞き出されることの必要性が運動の中でも問われているのだと思う。
==
ハンセン病胎児標本問題 tu-taの疑義への返信
http://tu-ta.at.webry.info/200601/article_16.html
==
に返信をいただいた孫 和代さんが行われているていねいな聞き取りが今回、状況を動かす一要因にもなった。このような仕事の大切さを再認識させられた。上記の孫さんの返信はとても大切なものだ。ぜひ多くの人に読んでもらいたい。
 その一部を以下に転載
===
(略)
聞こうとするものが不在であれば、誰も語ろうとはしません。こちらから姿勢を作るのです。
   沈黙するその人に寄り添いながら…

  「おのずから」黙らされているのか、
         「みずから」黙っているのか

言いかえれば、他者との関係性の中で客体にされてはいないか。個人としての個性の上に主体として立ち、黙るのを選択したのか。ということをまわりが見極めることが大切ではないでしょうか。 もし前者、黙っている原因が本人に起因するのでなければ取り除く必要があるとおもいます。外部から与えられたものを本人、1人の力で解きほぐすことは難しいでしょう。それを誰がするのか…・。「家族や身内がいないのだからその人に触れてはならない」といえるでしょうか。個人倫理をこえて社会倫理が働くことは、危機介入の時は優先されると私は考えます。「当事者の意向を伺う」という前提にこのような段階を設け、「丁寧」という儀式、形式論ではなく幾重もの心の配慮は、「方法」として成立されなければならず、・・・・
(後略)
===


今日はここまで。


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