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zoom RSS 職場の若い「聴覚障がい者」のコラム

<<   作成日時 : 2007/04/18 17:58   >>

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 昨年、ぼくが働く福祉工場に若い「聴覚障がい者」が入社した。いっしょに働いていて、気持ちのいい青年。(いっしょに働いて大変な人は障害の有無に関わらずいるよね。(笑))
 ぼくは分工場で働いているので、普段は接触がないのだが、先日忙しかったので、3日間応援に来てもらった。よく働いてもらって、とても助かった。そのとき、職場の人向けに書いた以下に転載するコラムを見せてもらった。いいコラムで、いっしょに働く人には必要な知識だなと思ったので、すぐにコピーして配布した。こんな自己紹介があるかないかで、その後の働きやすさが違う部分も少なくないように思う。
 こういうサンプルがあると便利な人が他にもいるかもしれないと思ったので、ぼくのブログに掲載してもいいか、聞いたところ、了承してくれたので以下に転載。



====
 ―導入―
 突然ですが、私、**がコラムを書くことになりました。どうか、よろしくお願いします。試作ながらこのコラムを書いて、皆さんに読んでもらいたいと思います。先に、このような機会をくださった所長並びに上司に感謝いたします。
 その理由は、まず、私が耳が聞こえないということを、この形で知らせてもらい、少しでも理解を広まれたらという気持ちがあります。そして、この社会に生きている聴覚障がい者(あえて『障がい』と表記)たちには、どのような問題があるのかを、ろう者である私が身近なことから述べていきたいと思います。「聴覚障がい者に関わる問題」と言っても、非常に多岐に渡り、そして奥深い内容がたくさんあります。そこで、随時それらの問題を一つ一つあげながら述べていきたいと思います。
 
 ひと口に、「聴覚障がい者」と言っても、様々な特徴があります。例えば、補聴器をつければ、あまり会話に困らない軽度な人もいれば、電話もできない重度な人もいます。そして、又は環境や育ちによっては、コミュニケーション手段も異なっていきます。何を言いたいかというと、耳に障がいを持つ人たちを「聴覚障がい者」とひとまとめにしないということです。
 例えば、私の場合は、障がいの程度は重度であり、補聴器も使っていません。なので、放送はおろか、皆さんの会話は全部聞こえません。
  私の場合は、小さい時に口話教育を受けたので、ある程度は声で話すことはできます。職場では時々声を出しますが、普段は声出しません。メインとなるコミュニケーション方法は手話で、他に筆談か身振りになります。
 声出せないわけではないのに、声出さない…?と疑問を持っている人もいると思われます。まず、本当に声出さないろう者もいるという事実をわかってもらいたいし、例えこちらが発音OKだとしても、相手の声はまったく聞こえないということに変わりはないのです。それに、実は私にとっては声出すというのは、かなり疲れることです。
 意外なことと思いますが、他の聴者たちは、聴こえることが前提とした社会で、ろう者たちは聴こえないことが前提の社会で生活しています。つまり、ろう者独特の思想・価値観が存在する文化、すなわち「ろう文化」というのがあります。これは別の機会で、もっと詳しく説明したいと思います。
 さっきの話に戻りますが、ろう者に対して声出しを強制することは、車椅子使用者に、車椅子から降りろと言っているようなものです。それをまず理解して欲しいと思います。
 私の考えですが、聴覚障がい者というのは、耳の聞こえという問題にとどまらず、社会的な障害を伴ってしまうことです。つまり、よく誤解されてしまう事も少なくないということです。
 例えば、見た目は、普通の人と同じに見えるので、知らない人が後ろから声かけて反応がなかったので、無視されたと誤解されてしまうなど。
 体験話を挙げると、私がある狭い道を歩いていると、後ろから車がやってきたが、気がつかない。運転手はどいて欲しいとクラクション鳴らしたが、まったく脇に動く素振りがなかったのを見て、我が物で歩いていると勘違いされたというケースもありました。なぜ、わかったかと言うと、たまたま少し歩いたら道が広がってきて、突然車が私の脇を猛スピードで走り、すれちがい時に、運転手の不機嫌な顔がみえたから。
 このようなケースは多いと思います。自分で気をつけているつもりでも、限界はあります。
 ところで、耳の聞こえない人を呼ぶ方法はどうしていますか。肩を叩きますよね。それは間違っていません。が、作業に集中している人に対しても、そんな呼び方はよくないと思います。
 では、皆さんに尋ねますが、耳の聞こえない人が、例えば大工関係の仕事で、ノコギリを扱って作業に没頭しています。それでも後ろから肩を叩きますか。危険です。肩を叩かれた拍子で、驚いて怪我をしてしまう恐れがあります。
 では、どうしたらいいのか。そういう時は、相手の視界の片隅に入るように手を振るのがいいです。そうすれば、視界に何か見えた、そこで作業の手が止まり、それで驚かせないように呼ぶことができます。
 なぜ、この事例を取り上げたかというと、私がパソコン作業に集中していて、後ろから突然肩を叩かれて、ビックリした経験が何度かありましたので。
 ちょっと長くなりましたが、少しずつでもわかってもらえたらと、拙い文章ですが、書いてみました。もちろん他にも理解して欲しいこと、わかって欲しいことがたくさんあります。また別の機会に書いて、読んでもらいたいと思っています。
 
==転載ココまで==





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