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zoom RSS 「君あり、故に我あり」読書ノート(6)

<<   作成日時 : 2007/04/08 23:18   >>

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ずーっと間があいたが、読書ノート続き
この(6)は25章の分だけ。
25章「君あり、故に我あり」、敬虔なエコロジー

電車で移動中に気になった部分をタイプしてみた。
===
私は西洋文化について多くを学ぶにつれ、デカルトの二元論の本質的特徴は、精神と物質を分け、心と体を分離し、世界を分析、分割、分類、支配する対象物の集合として捉える思考過程にあることに気づいた。デカルトのこの二元論、あるいは精神と物質の分裂は、西洋文化の支配的パラダイムになっている。 322‐323p
 18c〜20cのエリートたちの物質的野心を実現するためには、神秘主義的で非二元論的なキリスト教徒を排斥する必要があった。また、宗教が当時のヨーロッパ支配層の植民地計画、産業企画、政治構想と手を携えて進むためには、デカルト哲学、ニュートン物理学、ダーウィン生物学、フロイト心理学を主流のキリスト教徒に押し付ける必要があった。324p
 私の考えでは、これらの理論こそが今日の環境や社会や精神の機器の根底にある。二元論的世界観は、自分は他者から独立して存在するという幻想を与える。 325p
===
共同体、環境、伝統、文化などとのつながりなしに個人が存在することはできない。個別性と普遍性は補完的である。非二元論は個別性の否定ではなく、普遍性という文脈の中で個別性を捉えることなのだ。 327p
===
「分離する哲学」では、「自己」か「他者」のいずれかの立場に行きつく。個人主義か集団主義か、物質主義か精神性か、芸術か科学か、還元主義かホーリズム(全体論)か、人間至上主義か環境保護主義かといった具合である。一方「関係をみる哲学」は、「何々と何々の両方」という現実認識を可能にする。個人と社会は同じコインの表裏だ。物質と精神は一緒に存在する。芸術と科学は互いを補い合う。全体の文脈の中で適切なところには、還元主義的接近が必要となる。私たちは、直観や感情と調和する範囲内で合理主義を必要とする。生きることは戦場ではなく、対立の世界でもない。むしろ、生きることは共生関係の場であり、共感や調和と同じように争いや対立さえも一つの場所を占めているのだ。 329p
===
…反対意見は軍隊や警察の力で抑えられると考えられ、他方では、援助という施し、経済成長のおこぼれ、消費財の誘惑、金持ちのテーブルからこぼれ落ちる開発の切れ端などによって、不満は紛らわされると信じられてきた。
 核兵器や国防に使われる何千億ドルは、まったく安全を保障してくれないということを9・11は証明した。同様に、恵まれない人々に向けられた消費生活のはるかな蜃気楼は、何十億という人々が直面している現実の苦難、苦痛、不公正を埋め合わせるものではない。いずれにせよ、彼らは怒り、反旗を翻すことになるだろう。
 …世界中に存在する対立の根本原因とは何だろう? それは、すべての個人、家族、共同体、階級、社会、そして国家が、それぞれ個別の分離した自己利益を追求しなければならないというパラダイムそのものである。
 ……・
 資本主義にせよ共産主義にせよ、両者とも自己利益の追求が歴史を前進させ進歩と発展をもたらす自然の力である、という同じ考えから生まれている。しかし、もし私たちがこの信念に支配されているなら、対立が終わることはない。
 …、私たちは自己利益という動機から共通利益の認識へと移行しなければならない。 331〜332p
===
畏敬の念なしにエコロジーは成り立たず、精神性なしに持続可能性は成り立たない。私たちが考え方を根本的に転換し、それに基づいて行動する用意がなければ、対立と調和の間に均衡をもたらし、全体性を獲得することはできないだろう。 333p



何かコメントを入れようと思ったが、石原が再選されたりして、ちょっと元気がないのでそのままアップ。それにしても、石原に投票する人の多さをどう考えたらいいんだろう。


これまでの読書ノート

「君あり、故に我あり」読書ノート(1)
「君あり、故に我あり」読書ノート(2)
「君あり、故に我あり」読書ノート(3)
「君あり、故に我あり」読書ノート(4)
「君あり、故に我あり」読書ノート(5)
あなたが存在する。だからこそ、わたしも存在できる



また、
この25章についての読書記録は
歩きながら話そう
《25》「君あり、故に我あり」、敬虔なエコロジー

にもある。





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