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zoom RSS 「国家・社会変革・NGO」読書メモ(6)

<<   作成日時 : 2007/05/13 07:04   >>

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前回、 「国家・社会変革・NGO」読書メモ(5) を書いてから、ずいぶん時間が経過してしまった。
今日行われる「NGOと社会」公開シンポジウムを前に、また本を広げてみる。

これまでに、この本に関して、もう6回も書いている。
最初に書いたのが、たぶん以下
==
「国家・社会変革・NGO」から少し引用
==
http://tu-ta.at.webry.info/200701/article_17.html
これ、日付は2007/01/27

んで、この(1)〜(5)

(5)まで書いて、どこまでのメモかといえば、一章の2節まで。(とほほ)

とりあえず、続きのメモ
一章の3節のタイトルは
==
三 NGOはどこに向かおうとしているのか――反テロ戦争時代のNGO
==

この節の中で、PARCの問題に少し詳しく触れてあり、PARCが日の丸付きの品物を配布してしまった問題の外的要因と共に、PARC自身の問題にも言及している。

越田さんはこんな風に書く
==
…PARC自身の問題は残っている。自らの判断で配ったのだから、「強制」ではなく「自主規制」ではないのか。もしそうなら、PARCの根本にあると私が思ってきた「アジア太平洋の人びととの連帯」という原則は崩れてしまったのか、という問題である。
 ここにはいろいろなレベルの問題がからみあっている。

==
と書いて、大きくは3つの問題を提起している。
以下に問題とそれへの越田さんの考え方を要約
==
1、ODAの資金を使うことについて
 それをすべきか、その行為は政府への批判力を弱めるのではないか
2、NGOはどの程度まで外部資金(特に公的資金)に頼って維持されるべきか、自主財源はどうやって確保するのか
3、PARCは何をめざす組織なのか、運動体なのかNGOなのか
 いまは民衆運動の一部であるという意識が弱くなっているのではないか、政治的無関心になりつつあるのではないか
==
それらへの越田さんの考え方
1、使うことを否定しない。問題が起きたときはそれの受け取りをやめてきちんと批判する必要がある。
2、そのために一定限度(たとえば20%)に抑え、自主財源を会費、寄付金、自主事業で増やし、経済的に独立する必要。経済的独立性と政治的独立性は結びついている。
3、ここについては民衆運動とは何か、その一部とはどういうことか、めざすべき社会変革とな何かという規定に関わるとだけ書き、問いには答えない。

その上でそれらはNGOとは何かにかかわる問題であるとして、NGOがもつべき原則を提起する。
==
 (1)いかなる国や民族のナショナリズムにも与しない。
(2)しかし、自分たちの属する国家の歴史と現在には責任を持つ。とくに、武力と経済力による暴力をなくすための変革を進める。
(3)同じ志をもつ人びとや組織とともに国境を越えたネットワークをつくり、戦争と経済的不平等をなくすためのグローバル世論をつくる。
(4)人間と自然の関係を根底に置いたオルタナティブな開発を追求する。
 

==
この原則の提起で3節は終わる。

そして
==
あわりに――私たち自身の民主主義とは
==
で、越田さんは、「このままいけばNGOは政府の補完組織で終わってしまう、そんな組織に興味はない」と書く。ぼくもそう思う。

そして、93年の「PARCのめざすもの」という文章を紹介する。
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私たちに問われているのは、私たち自身の民主主義です。「南」の変革なしに「北」の一員である私たちの変革はなく、民主主義の実現を通しての日本の変革なしには「南」も変わらないと考えます。PARCはそのために「南」の民衆と「北」の民衆が出会い、手を結ぶための媒介者となることをめざします
==

そして、最後にぼくがずーっと越田さんの文章に持っていた違和感を覆すような「どんでん返し」を置く。

そのどんでん返しを紹介する前に、ぼくの違和感を書いておこう。この長い読書メモの最初にも書いたようにぼくは「NGOとはこれだ」という立場には立たない。いろんなNGOがあるし、GO以外はNGOだと思う。しかし、現代社会システムを根本的に変えようとしないかぎり、チャリティーでは社会は変わらない。それは根本的な社会変革の必要が意識されなれば現代の矛盾を延命させる方向に作用する。チャリティーのNGOだけではなく、開発主義や新自由主義経済を問題にしないNGOも同様だろう。しかし、そういう組織がNGOではないとは思わない。そういう考え方を持つ人はいる。だから、ぼくはそんなのはNGOじゃないというのではなく、それでは矛盾は解消しないという言い方をしたいと思う。というのが大きな違和感。

 この大きな違和感に対する「どんでん返し」がこの後に準備されている。

 そして、小さな違和感としては越田さんが原則にあげている「オルタナティブな開発」という表現。もう「開発」なんて言い方はいいかげんやめたほうがいいんじゃないかと思う。

 今日も時間がきてしまった。これから丸木に行かなくちゃいけない。

 「どんでん返し」の紹介はまた今度。しかし、この「どんでん返し」とそれまでの記述に整合性がとれない部分はあるんじゃないかと思うのだが、どうだろう。
あと、PARCの93年の「めざすもの」という文章にも違和感があるんだけど、それについてもまた。

(翌早朝5:40頃、少しだけ訂正)



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