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4月から5月にかけて来日していたサティシュ・クマールさんは来日時の講演会で憲法9条について、こんな風に語っている。 === ・・・。平和をもたらすために食の安全を保証する一番良い方法は、地域とつながることです。地域の土地で育まれるものをいただくという環境を取り戻すことです。外国、遠い国、アメリカや中国に頼らない。食べ物とエネルギー、人間が生きていくために必要最低限のものを自分の地域で、自分の国でまかなっていく。これがセキュリティの基本だと思います。 食べ物とエネルギーを、よその国に、遠い国に頼れば頼るほど、軍隊が必要になってきます。日本は現在、憲法9条というすばらしいものを廃止し、軍事力を持つことによってエネルギーや食料を確保しようという方向に向かおうとしています。 土とのつながりを取り戻すことは、実はどうやって平和を確保するかということと密接につながっていることがわかってきます。トヨタとホンダの車はたくさん走っていても、お米がなかったらどうでしょうか。自動車を食べるわけにはいきません。モノではなくて食べ物を確保することが必要なのです。 日本の持つ憲法9条は、世界で最もすぐれた憲法です。日本は世界のすべての国々に呼びかけるべきです。すべての国々が憲法9条を持つべきだと。それをしないで、このすばらしい憲法9条を捨てて、他の国の悪い憲法を真似しようとしている。こんなばかげたことがあるでしょうか。軍隊を持つといいますが、どれだけ大きな軍隊を持てばいいのでしょう。 アメリカを見てください。世界最大の軍隊を持つアメリカは、世界中に300もの軍事基地を持っています。しかしそのアメリカほど安全からかけ離れた国は世界にないのです。(以下略) サティシュさん来日講演報告パンフレット『土と心と社会』9〜10pから === こんな風に外国の人から憲法9条の価値が見直されている。 確かに、この9条の掲げる理想と現実はとてもとてもかけ離れている。戦争を実行できる軍事力こそが平和を守るかのように語られる。その現実を見ないものは阿呆だというように。 確かに歴史の教科書に書かれている国家権力はずーっと昔から、軍事力≒武力≒暴力によって維持されてきた。また、国家権力をめぐる争いはほとんどが武力で解決されてきた( 直接的にも間接的にも)。 9条は、そういう世界のあり方を変えようという呼びかけとして存在している。にもかかわらず、9条は生まれてからずっと、そのようには使われてこなかった。米国の圧倒的な軍事力のもとで、その素敵な理想を骨抜きにされて、ここまで存在している。 9条の考え方を実行するというのは歴史を新しいページを創っていく、そんなことなんじゃないか。チャレンジという英語はこんなときに使われるらしい。 それは従来「左翼」と呼ばれてきた(ぼくを含む)人たちにとってのチェレンジでもある。権力(パワー)を取り、自らがパワーになることで世界を変えようとしてきた左翼の歴史もまた見直しを求められているのではないか。 国民国家を構成する骨組みとしての憲法の、その条文の9条だが、9条の理想を実現するということは、その国民国家という単位でものごとをはかっていくという現在の政治のありかた自体を問い直すものになるんじゃないだろうか。ある意味、憲法9条はそんな自己矛盾を抱えているといえるかもしれない。 間違いないと思うのは、こうあって欲しいと思われる社会に逆行するかたちで、憲法9条の改悪が目論まれているということだ。(どうして、そんな明白な目論見があることを公明党は誤魔化し続けるのか。そして、その改憲に手を貸そうとするのか。それほど与党にはおいしいことがあるのか。) とにかく、その目論見を明らかにして、9条の考え方を、どのように実現するのかという方向に方向転換することが必要だと思うわけだ。 この下にある「人気blogランキングへ」というのをクリックしてください。 人気blogランキングへ クリックしてくれた人数のランキングです。クリックするとランキングのサイトに飛び、うんざりするような排外主義ブログのタイトルの山を見ることになります。こんなランキングに登録するバカバカしさを感じないわけでもないんですが、・・・ でも、クリックしてもらえるとうれしかったりもします。 人気blogランキングへ |
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アッテンボローの雑記帳 2007/08/02 23:29 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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つるたさん、こんにちは。 |
加藤久人 2007/08/02 10:12 |
9条を実現する具体的な仕組みをどう考えていくのかというのは、とても大切な作業だと思います。 |
tu-ta 2007/08/04 04:37 |
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