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zoom RSS 「外国人とのコミュニケーション」読書メモ

<<   作成日時 : 2007/09/16 00:23   >>

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以下に掲載する読書メモ、5年位前に自分用に書いたもの。抜書きしただけで、コメントはほとんど書いていない。


==以下、転載==
外国人とのコミュニケーション
J・V・ネウストプニー 岩波新書 82年初版 91年19刷
茂野が絶賛しているので10月に借りて読了

「英語ができないからコミュニケーションできない」のではなく、「コミュニケーションができないから、英語ができない」という理論を提唱したい。41p

文法外コミュニケーションの8つの枠 42p

中間言語のはたらき
学会で反対意見を述べることは、欧米では自由で期待される行為だという思いこみ
仮説の構築 62p

国際社会での日本人への態度は、むろん、一時的には実質行動によってきまる。・・・しかし、コミュニケーションという要素もなかなか軽視できない。82p

文法のあやまり、語彙の不足、発音のなまりなどの問題がある。語学能力に関するこれらの違反は、もちろん軽視すべきではないが、はたして、伝統的な語学教師が主張するほど絶対的なものであろうか。最近までの日本語教育の「生産物」を見ると、一方的に語学能力だけを重んじた結果こそが、もっぱら「変な外人」ばかりを生みだしてしまったのではないか。文法、そして特に語彙や発音は大事な要素にちがいないが、「外人性」の唯一の原因ではなさそうである。91p

メッセージが誤解されたというコミュニケーション問題よりは、笑いのような問題の方を、さらに深く考えなければならないのではないだろうか。 93p

「変な外人」はやはり大声で笑ったり、ハンカチで鼻をかんだり、大げさなジェスチャーをしながら、人の肩をたたいたり・・・・・。実際にはこのような外国人は・・・見当たらない。しかし、以上の個々の特徴は決して作りごとではない。このような外国人に、助詞「に」と「で」の使い分けをおぼえてもらっても、何の役にも立たないだろう。 96p

コミュニケーション上のコントロールを失う例  115p

語学教育の6つの役割
1、体制維持(語学教育業界の)
2、趣味
3、象徴(語学教育の過程がなんらかの象徴に)
4、技巧形成(使わなくても、高度の規律・忍耐力・
5、異文化理解
6、コミュニケーション

5と6がおろそかにされている。122-127p

GTからAL、そしてPAL  127-140p

伝統や文部省まかせの教育、教室にとじ込められた生徒と先生だけのつき合い、センテンスの作り方を主要な目的とした教科書という独裁者による教育――このような教育は現代社会の国際性に充分に対応できない   140p

語学教育をコミュニケーションに役立てる方法
1、教育過程を、できる限り学習者がそのことばを使える実際のコミュニケーション場面と結びつけること。
2、社会全体において、そのことばが使われている社会とのコミュニケーションを増やすこと
(社会的あるいは文化的交流の促進)(その言葉が話される社会や文化についての学習の必要)
143-146p

スポーツの外国語 149p

教師の役割
「**語を教える」ではなく
与えられた時間には、コミュニケーションに必要なルールの数分の一しかおしえられないことを自覚し・・・言葉の習得過程がどのコースより長い機関を必要とすることを認め、この事実をコースの計画に組み入れる。
 ここですくなくとも二種類の処置をとるべき
1、教師なしには習得しにくいルール
  日本語の「こ・そ・あ」 英語の冠詞 
2、独立した習得のパターンを学生に身につけさす
  外国人との正しい付き合い方、ラジオの聞き方やテレビの見方、適当な図書の選び方と読み方の指導
 辞書を使う技術の必要性
  151-3p


教科書
伝統的な教科書の問題点
1、欠落
 教室以外の場面での指導、文法以外のルール
2、教材の並べ方
 順番を変えることができないような並べ方
154-5p

現代の教師は、第一に自分の具体的な条件によって、「コース」の計画をたてる。第二に、そのコースのそれぞれの成分(ユニット)を教えるときに使う教材を選ぶように努力する。現在はまだ適当なものがないので・・・、将来の語学コースでは、現在の教科書とまったくちがった「教材集」のようなものが使われるようになるであろう。
 この教材集の主な特徴は、
 1、現在の教科書よりはるかに広範囲の内容を含むこと
 2、使用順位を必要以上に束縛しないこと
であろう。私が「モデュール教材」と呼ぶものは、このような性質を持つ教材である。
156p

文法教育の位置
・・・実際には文法教育に限られていたが、外国語教育の新しいパラダイムもむろん文法の教育を含んでいる。しかいs、正しいセンテンスを作る能力は、コミュニケーションを正しく行う能力の一部分にすぎないので、文法教育はPALのパラダイムでは、かつての独占的な地位を失っている。
156p

コミュニケーションは、文法、発音、語彙の問題だけでは片付かないということである。むしろ、コミュニケーションのネットワークをどのように作り、そこでどのような内容をどう伝えるべきか知らなかったら、どんなに文法的に正しい・・きれいに発音しても本当のコミュニケーションは成り立たない・・・。
 ネットワークの作り方の他、話題の提供と展開、エチケットや一般にていねいさの問題、自分のパーソナリティ、態度や意図についての伝達、ためらい、自己訂正、非言語的コミュニケーションなどの問題が積極的に語学教育の中心的な問題として取りあげられるべきである。この取りあげ方は、ただ面白半分に・・・ことではない。・・・・単にコースに組み入れられ、説明されるだけでなく、実際のコミュニケーション場面において、ドリルや練習を通じて習得されるべき
158-9p

「日本の家ごっこ」・・先生の理解が足りないと、、これはむしろステレオタイプを強める「ちんどん屋ごっこ」になり、あまり効果はない。しかし、外国の文化についてではなく、文化の行動そのものを教えるというこころみとしては、奨励すべきであろう。
162p

同じ社会の中の人間を隔離することは、実際上不可能  (棲み分け論批判)
近代の方式は同化
私が「外国人からの脱出」という時、同化ではなく「統合」
外国人が相手社会のルールを習得するからといって、自分自身のコミュニケ−ションヤ社会のルールを身すてるべきだとは思わない。
 外国人問題の現代的な解決は明らかに、二重言語、二重コミュニケーション能力、二重行動能力である。
 ところが、この解決には、M・G・クラインがたびたび強調してきたように、外国人側の努力だけではたりない。少数民族、移民、あるいは他の外国人がバイカルチュラルになると同時に、「我々」もそうでなければならい。外国人問題の発生の責任は両者に・・・。
182p
(植民地主義の視点は?)

鈴木二郎の研究
欧米との差の大きさ
183p
(その後の20年の変化は?)


おわりに
「外国人問題」とは何か、それをどう解決していったらよいかがこの本の主題

1、外国人問題は異質集団の問題
2、外国人問題はコミュニケーションだけの問題ではない
   実質行動とコミュニケーション  ここではコミュニケーションだけをとりあげた。
   そのことで両者の相関を明確に
3、外国人とのコミュニケーションの問題は、文法・語彙・発音だけの問題ではない。
4、外国人のコミュニケーションの問題は、伝統的な語学教育では解決できない。
  いわゆる「国際理解」の教育だけでも充分ではない。
  ここで必要なのは接触場面での行動への積極的な指導
5、外国人問題の解決の現代的な様式は、外国人の「同化」ではない。
  「二重文化能力」 しかし第一文化を潜在的に残しておくだけでなく、
  それを積極的に使い、社会全体の生活、文化、経験を豊かにしていくべき

==転載ここまで==

いくつか興味深いことも書かれているが、覚えていないことも多い。とりあえず、見えやすいところに残しておこうと思う。



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