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help リーダーに追加 RSS 給油ではなく和平プロセスの促進を!

<<   作成日時 : 2007/12/12 03:31   >>

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日本の政府は、なんとしても給油を続けたいようだ。補給支援特別措置法案を通すためだけに国会を延長する意向というニュースが伝えられている。

しかし、何のための「対テロ」なのか?
少なくとも名目上は人々が平穏に暮らしていくためではなかったのか。

タリバンに対する終わるあてのない戦争を続けること、そして、それを支援するための給油を続けることに意味があるとは思えない。

いま、問われているのは、戦争を終わらせることではないか?

そのために必要なのは、文字通り戦争に油を注ぐ給油ではないことは明らかだ。

そう、アフガンでの和平プロセスの促進こそが必要とされている。

ぼくはつい最近まで知らなかったが、「アフガンでの和平プロセスを促進せよ」という声とその現実の動きはすでにアフガン内外から、いくつか出されている。

日本国際ボランティアセンター(JVC)は
「アフガニスタンにおける対テロ戦争と日本の軍事支援の見直しを求める声明 」
を2007年10月12日の段階ですでに発表している。

この声明でJVCはアフガニスタンで実際にプロジェクトを持っているものとして、その経験に基づいて、明確に「給油ではなく和平プロセスの促進を!」という主張を打ち出している。また、それは単にJVCのだけの意見ではなく、現実の動きに対応した主張だという根拠が提出されている。
これは、いまこそ、もっと知られるべき声明だと思う。ぜひ、全文を読んでほしい。

以下、部分的に引用。

===
 対テロ戦争はアフガニスタンに平和も安定ももたらしてはいません。「テロリスト掃討」と称する対テロ戦争による民間人の犠牲者は後を絶たず、アフガニスタン人の間にこの戦争に対する疑念と反発が高まっています。また対テロ戦争を任務とする連合軍と、治安支援を任務とする北大西洋条約機構(NATO)指揮下の国際治安支援部隊(ISAF)が統合されたことでISAFまでが対テロ戦争の当事者となってしまい、戦争の泥沼化に拍車をかけています。さらにISAF/NATO指揮下の人道復興支援部隊である地方復興支援チーム(PRT)の活動が人道復興支援と対テロ戦争との境界を失わせ、NGOや国連など援助機関による人道復興支援の実施を困難なものにしています。

 こうした状況下、アフガニスタン政府・国会や民間人の間でも、多国籍軍やアフガン国軍に対する軍事行動の中止を求め、ターリバーンを含む武装勢力と和平のための交渉を始めようとする動きが生まれています。一方でNGOやアフガニスタン赤新月社などの援助機関は武力対立と一線を画し、中立と公正の原則を維持することで人道・復興支援を実施しています。アフガニスタンに地上軍を派遣していない日本政府の支援もアフガニスタンでは「中立」とみなされる傾向が強く、高い評価を得ています。その背景には、日本の自衛隊がインド洋で対テロ戦争支援のために給油を行なっている事実がアフガニスタンであまり知られていないという背景があります。

===

 そして、具体的に以下の要請がなされている。

===
以上の状況に鑑み、私たちは国際社会と日本政府に対して以下のことを訴えます。

1.
国際社会と日本政府はアフガニスタンで行われている対テロ戦争を見直し、敵対勢力やパキスタン、イランなど周辺国を含むすべての紛争当事者と包括的な和平のための協議を始めるべきです。*1

2.
国際社会はすでにパキスタンやアフガニスタン一部地域で試みられた紛争当事者による休戦協定や和平協定の取り組みを検証し、このような取り組みが成果を積み重ね、和平の環境が地域から醸成されるよう支援すべきです。*2 *3

3.
日本政府は「テロ対策特別措置法」を継続せず、アフガニスタンにおいていかなる形であろうと自衛隊による協力ではなく上記包括的な和平に向けた政治的なイニシアティブを発揮するべきです。同時にNGOや国連、アフガニスタン行政と協力して地域の融和と安定を促進する復興支援にこれまで以上に力を入れて取り組むべきです。

4.
国連、NATOおよび各国政府は対テロ戦争との境界が失われた現在のISAFの役割と活動を見直し、治安の側面支援という本来のミッションに戻すべきです。

5.
NATO/ISAFおよび各国政府は、PRTによる復興支援活動を止め、PRTの役割をISAFの本来のミッションの枠内での治安支援活動に特化すべきです。
===



この声明文のあとに、いくつかの状況説明も掲載されている。和平プロセスに関しては以下のような記述もある。


===
戦争の犠牲者をなくし和平を模索する動き【要請2に対応】
今年5月8日、アフガニスタン国会(上院)はターリバーン勢力や他の反対派勢力に対する「直接交渉」を行うべきことを投票により決定した。さらに多国籍軍とアフガニスタン軍にも軍事行動を中止するよう要請もしている注3。またアフガニスタンとパキスタンのパシュトゥーン部族リーダ600人と両国の大統領が参加して8月9日から12日まで開催されたピース・ジルガでは、「テロとの戦い」に触れつつも、ターリバーンとの交渉を進めるべきとの声明が発表された注4。多国籍軍による民間人の犠牲が増大しターリバーンをはじめ武装グループの勢力が急速に拡大するなか、アフガニスタンでは対テロ戦争の見直しを模索する動きが始まっている。
===


給油問題の報道は大きくなされているが、このアフガニスタンにおける和平を模索する動きは、ほとんど報道されていないようだ。「給油ではなく和平プロセスの促進を!」という声をもっと出していくことが問われている。




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アビ蔵が斬る!,給油ではなく和平プロセス...
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内 容 ニックネーム/日時
本当にその通りだと思います。
「テロ」はよくないことですが、「戦争」でテロがなくなるとは到底思えません。「戦争」で人々が苦しみ、絶望感に苛まれる中で、「テロ」の温床、「テロ」という行為で自らの意思表明するしかない状況に追いやられているのではないだろうか。そんな風に思ってしまいます。
人間が人間として人間らしく生きられる権利を保障する和平プロセスをぜひ促進してほしいと切に願います。
「ひ」
URL
2007/12/12 07:22

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