今日、考えたこと

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zoom RSS 新潮社の本をぼくは買わない

<<   作成日時 : 2008/03/08 06:32   >>

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繰り返される事件、追求される側は「再発防止の徹底」と答える。しかし、いつまでたってもなくならない。何回も同じ言い訳を聞かされて、・・・。

しかし、再発防止策は存在する。
ぼくが考えるいちばん再発防止策はすべての米軍基地を撤去すること。そのためにやるべきことはたくさんあるだろう。確かにそれはすぐには実現しないことなので、どうそれを実現していくのかというロードマップが必要になるだろう。それをちゃんと考えるべき時期に来ているように思う。

緊急避難としての次善の策としては、米兵の一切の基地外への外出禁止。基地経済に依拠する地域への影響は計り知れないだろうが、基地に依存する経済からどう脱却するのかということもしっかり考られえるべきことだと思う。それは日本政府の責任として、ちゃんと予算措置もつけて考えなければならない。再発防止というからには、それくらいのことをやって欲しい。これまでの再発防止はことごとく失敗してきたのだから、本当に再発を防止したいのであれば、いままでと根本的に違うことをしなければいけない。

そして、何故、沖縄はこんなにも基地を集中させられなければならないのか、ここに植民地主義が存在しているのではないか、その上、さらに新しき基地を作るというのは考えられない話ではないか、と強く思う。


今日書きたくなったのは、どうして少女は告訴を取り下げたのか、ということ。

どんな力が彼女に働いたのか、彼女でなければわからないいろいろなことがあったのだと思う。だけど、新潮社は許せない。

事実経過は

沖縄米軍被害少女宅を“直接取材”した「週刊新潮」
http://www.yanagiharashigeo.com/kd_diary/index.htm
の2008/03/04(Tue)の記事(この記事独自のURLは不明)

この記事によると、
===
、「週刊新潮」が被害少女の自宅を割り出し、同誌記者が少女の自宅を“直接取材”していたことが、告訴取り下げの要因の一つとしてあげられている。沖縄県紙「琉球新報」は1日付で、「被害者宅に週刊誌記者 県警『報道被害』を指摘」との小見出しを立て、次のように報じている。
 「被害者が告訴を取り下げた要因の一つに、報道被害を指摘する捜査関係者もいる。一部週刊誌は事件発生の数日後、取材のため被害者宅を訪れた。ある県警幹部は、『被害者の家に行ったのはどこの会社だ。被害者は自宅が特定されたことなども含めて不信感を抱いている』とあからさまに怒りを見せた」
 ここでいう「一部週刊誌」とは、「週刊新潮」のことを指している。・・・
===
とのこと。


琉球新報の社説(18日付)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-31449-storytopic-11.html
は明確に言い切っている。
以下に全文を掲載
===
社説
米兵中学生暴行 それでも少女に非はない

 あまりに浅ましい行為だ。この種の事件が起こるたびに、私たちは社説でも繰り返し指摘してきた。しかし何度でも言わねばならない。性的犯罪の被害者に落ち度はないということを。責めを負うべきは加害者であって、決して被害者ではない。
 米兵による女子中学生暴行事件から1週間が過ぎた。恐れていたことが現実になっている。すきを見せる少女が悪い。なぜ知らない人の誘いに簡単に乗るのか。ネット上ではんらんする声だ。本社にも、そんな読者の電話が届く。加害責任を問うどころか、まず被害者を非難する。これでは本末転倒だ。百歩、いや千歩譲って被害者の側に多少の軽率さがあったにしても、それで犯罪行為が正当化されるはずはないだろう。
 よく考えてほしい。例えば、ミニスカートの女性が夜の道を歩いていて被害に遭うと、女性の側に責任があることになるのか。どんな時間にどんな服装で歩こうと、そのことをもって被害に遭っても仕方がない、ということにはならない。ましてや、加害責任が減免されることなど有り得ない。分かりきったことだと思う。
 人を見たら犯罪者だと思うことが正常な社会だとは、とても思えない。むしろ、どうしたらこのような社会を変えることができるのか。健全な大人ならこう考えるのが普通ではないのか。人の好意を素直に受け取ることのできる社会のほうが異常なのだろうか。
 加害責任を追及する前に、被害者の落ち度を責め立てる人たちに問いたい。私たちの住む社会は法律や良識が通用しないジャングルで、そこでは弱い者やすきを見せる人間は犯罪の対象になっても構わないとでも言うのか、と。
 そうではあるまい。事件が起きた場合、まず、加害者の責任を追及し、その上で再発を防ぐ手だてを考えるのが、良識ある社会の在り方だろう。被害者のあら探しをするなど、もってのほかだ。
 「行政を預かるものとして、本来一番に守るべき幼い少女の尊厳を守れなかったことを心の底からおわびしたい」。1995年、少女乱暴事件に抗議する県民大会での大田昌秀県知事(当時)のあいさつだ。この「行政」という言葉は単に当局という意味ではない。私たち一人一人の大人も含まれると解釈すべきだ。危険な状況を放置してきた大人の一人として。
 もとより何度も繰り返される事件に対し子供たちへの教育はどうなっていたのか。十分だったのだろうか。再発防止策の一つとして、それはそれで論議すればいい。
 被害に遭った本人や家族の心の傷に、さらに塩をすり込むような言動は慎むべきだ。そうすることで加害者と同列の立場になってしまう。そんな認識を共有したい。(2/18 9:47)

===


「そっとしておいてほしい」と告訴を取り下げた少女の尊厳は二重三重に傷つけられていると思う。そして、そのことを反省しない新潮社。

アジア女性資料センターなどによる新潮社に対する申し入れ
http://www.ajwrc.org/modules/news/article.php?storyid=385
に新潮社は以下のように応えている。


http://www.ajwrc.org/modules/news/article.php?storyid=393
===
平成20年2月29日

  アジア女性資料センター御中
株式会社 新潮社
「週刊新潮」編集部

前略 弊誌2008年2月21日号の特集記事「『危ない海兵隊員』とわかっているのに暴行された沖縄『女子中学生』」に対する「申し入れ」を拝受しました。
 2月10日に沖縄県で発生した在沖米兵による性暴力事件が、傷ましく、かつ赦すことのできない非道な犯罪であり、その責任が加害者である米海兵隊員にあることは言うまでもありません。しかしながら、米兵による同種の事件は、それが起きるたびに米軍側に再発防止を申し入れているにもかかわらず、今日まで頻発しているのが実情です。このような犯罪の再発を防ぐためには、米軍側に厳しい処罰や規律の厳格化を要求するだけでは十分ではなく、その一方で住民の側も自衛措置を講じる必要があり、特に、海兵隊員が時に危険な存在に変わりうることを子供たちに徹底的に教え、指導していかなければなりません。当該記事は、被害者に配慮しつつ、そのような再発防止策が必要であるという観点から書かれたものです。以上、回答いたします。                草々
===

『「危ない海兵隊員」とわかっているのに暴行された沖縄「女子中学生」』というタイトルだけで、少女を責めているではないか。

新潮社、いろいろ許せないことは多いが、今回は本当に酷い。彼女が告訴を取り下げた本当の理由をぼくは知らない。しかし、こんな明確な形でのバッシング、そして、彼女の家まで取材するというような事が彼女を追いつめた小さくない要因だったということは容易に想像できる。

新潮社がどんな言い訳をしても、大きな影響力を持つ週刊新潮の記事の影響もあり、彼女は告訴を取り下げ、犯人の罪は日本では問われないことになり、こんな風に被害者を責めれば訴えを取り下げさせることができるという事実を示し、彼女は二重三重にに傷つけられ続けている。

だから、ぼくは新潮社の本を買わない。
でも、それだけではあまりにも影響力は小さい。
横尾忠則さんや宮部みゆきさんにお願いしたい。
そう、スローフードの島村菜津さんもそうだ。
亡くなった灰谷さんのように引き上げができたら最高だけど、せめて、今回のことに関する明確な謝罪があるまでは、新潮社ではもう書かない、増刷も認めないというような態度を示して欲しい。


ぼくがこんな風に書くことに、ほとんど影響力はないだろうが、「そっとしておいてほしい」と願う彼女の思いには反するかもしれない。彼女の気持ちがまず大切にされなければならない。その思いと両立するような形で、でも、やっぱり許せないことは許せないと、ちゃんと書いておきたい。





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[雑感]自分なりに不買
沖縄で起きた米兵による暴行事件についての、週刊新潮の報道および、その後の新潮社の態度(アジア女性資料センターによる質問への返答)について、tu-taさんは、自分は今後新潮社の本は買わない、と言明されている。 http://tu-ta.at.webry.info/200803/article_7.html ぼく ...続きを見る
Arisanのノート
2008/03/10 01:55
「私たちは、あらゆる性暴力そして軍隊に合意してない」
転載が続くのだけれども、表題は「合意してないプロジェクト」の声明 http://okinawaforum.org/disagreeblog/2008/03/post_53.html とても根源的(ラディカル)な声明だと思う。 ...続きを見る
今日、考えたこと
2008/03/15 21:08

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
おっしゃるとおりだと思います。ひどい記事です。
そして新潮社の言い分には、
「このような犯罪の再発を防ぐためには、米軍側に厳しい処罰や規律の厳格化を要求するだけでは十分ではなく、その一方で住民の側も自衛措置を講じる必要があり、特に、海兵隊員が時に危険な存在に変わりうることを子供たちに徹底的に教え、指導していかなければなりません。」
とありますが、実はアメリカ軍は沖縄の反米軍感情を和らげるために、米兵を小学校に派遣するなど「よき隣人政策」を行なってきたわけで、中学生を槍玉に挙げるのでなく本来はこれを批判すればいいのに、と思います。

http://www.news.janjan.jp/government/0802/0802201200/1.php
「良き隣人政策」 米兵による度重なる事件のたびに地元の反発、抗議が起こり、そのままでは沖縄駐留に支障をきたすことを恐れた米軍の宣撫工作。学校でのボランティアの英語講師、ビーチクリーニングなどが内容。沖縄で一定の「効果」をあげている。「在日米国海兵隊」HPも参照されたい。
bonobo
2008/03/08 11:56
bonoboさん、コメントどうもです。
bonoboさんのデータブックの本、ほんとうに分りやすくてやさしい言葉で書かれた本ですが、中身はラディカルですよね。そのうち、記事でも紹介させてもらいます。
tu-ta
2008/03/15 12:38

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