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zoom RSS ポリオ「根絶」計画をどう考えるか?(古文書)

<<   作成日時 : 2008/04/26 04:20   >>

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古文書シリーズは続く。以下のタイムスタンプのメール。 Date:Sun, 11 May 2003 16:37:53 +0900

少し編集して転載

===
国際協力(メール)マガジンで以下のようなイベントのお知らせが送られてきました。
平日の昼間で、ぼくはこの企画に行けそうにないのだけれど、気になったので転載します。
===
□ Global Polio Update - briefing 
    ポリオ根絶計画その成果と今後の課題 ―

ポリオを地球上から根絶するための闘いが終わりに近づき、もっとも重要な段階に来ています。これまでの取り組みをいっそう強化するためには各界の協力が不可欠です。そこで、世界保健機関(WHO)、国連児童基金(ユニセフ)、米国疾病予防センター(CDC)、国際ロータリーなど、ポリオ根絶計画を推進する主要なパートナーが中心となって、ポリオ根絶に関する努力の成果と今後の課題について考える会を、5月13日に世界の10都市で一斉に開催することにいたしました。

世界保健機関(WHO)は、1988年に、ポリオを2000年までに根絶する決議案を採択しました。2000年という目標は達成することはできませんでしたが、2005年の目標達成に向けて努力が続けられています。地球上からポリオを根絶し、ポリオの予防接種の必要がなくなれば、毎年15億米ドルの節約になり、その資金を他の保健サービスに充てることができるようになります。
さらに、ポリオに罹った人とその家族の苦痛がなくなるといったお金に換算することの出来ない、しかし、計り知れない成果があります。

東京では、ポリオ根絶計画の第一線で活躍してこられました方々をお招きしてブリーフィングを開きます。お忙しいとは存じますが、万障お繰り合わせのうえ、ぜひ、ご参加くださいますようお願いいたします。

■日 時 : 2003年5月13日(火)午後3時〜4時
■会 場 : 国連大学5階会議室
■主 催 : ユニセフ(国連児童基金)
■講 師 :
・國井 修 氏:
 外務省経済社会協力局調査企画課課長補佐、政策アドバイザー、医学博士(アジア、アフリカ、中南米70カ国以上で保健医療分野の援助、技術協力、調査、研究に従事)
・千葉靖男氏:国立国際医療センター国際医療協力局派遣協力第2課長(厚生労働省ポリオ根絶等委員会委員。中国のポリオ根絶に向けての貢献に対して中国衛生賞を受賞)
・真田照三氏:国際ロータリー・ロータリー財団ポリオ・プラス日本担当顧問
・伊藤亜紀子氏:国際協力事業団青年海外協力隊事務局国内課
(2000年4月から2002年4月まで、青年海外協力隊員としてケニアで「ポリオ対策」活動に従事)

お申し込み先: ユニセフ駐日事務所 
お問い合わせ: ユニセフ駐日事務所 もしくは、日本ユニセフ協会(ユニセフ日本委員会)広報室 
==転載ここまで==


いわゆる「北」の国々で発生していないポリオが「南」の一部の国に残っていることは南北問題・格差の表現だと思う。北では治療可能な病気や飢えが原因で人がどんどん死んでいく。メキシコのとても先駆的なサパティスタの、とても饒舌なマルコス副司令官はそれを明確に指摘している。(「いのち・開発・NGO」新評論 デビッド・ワーナーら著344-345pに引用あり)

しかし
==
さらに、ポリオに罹った人とその家族の苦痛がなくなるといったお金に換算することの出来ない、しかし、計り知れない成果があります。
==
とまで書かれてしまうと、やっぱり違うといいたい。ポリオによる障害がもたらす苦痛の多くは社会が作っているのではないか。そのことを指摘しないまま、「ポリオ根絶」が叫ばれ、ポリオに罹った人と家族の苦痛が計り知れない、とも取れるこういう表現でポリオ根絶を訴えることの問題は指摘しておきたい。

少し前に、障害学のMLで話題になっていた、(障害は)「ないにこしたことはない、か」という主題のとても実践的な課題だと思う。

(「ないにこしたことはない・か」というタイトルは『障害学の主張』(2002年明石書店)に収録されている立岩真也さんの論文のタイトルからの借用)

(障害学ML以外の人のために再度引用すると以下の参考文献群がある)
==障害学ML [jsds:7848]から==
立岩さんのHPにある、以下の資料群も参考になると思います。

障害を肯定する/しない 〜 「障害は個性」
http://www.arsvi.com/d/d00d.htm

で、以下のものはあんまり参考にならないと思いますが(笑)、立岩さんの研究会での発表に触発されて書いたものです。

(障害は)「ないにこしたことはない、か」考
http://www.arsvi.com/2000/010300tm.htm
==


この実践的な課題に関してぼくは以下のように考えます。

以下、あわてて考えたいくつかを箇条書き(重複するものもある)


・ポリオワクチンを必要とする人がそれにアクセスできるようにする取り組みは必要。

・しかし、そのワクチンの摂取を強制したりすることには反対。

・また、アクセスできるようにするキャンペーンのなかで、ことさら障害の悲惨さが強調されたりしないようにする義務がある。

・そして、ポリオによる障害をもった人が否定されないようなキャンペーンが必要。

・さらには、ポリオによる障害者が積極的に生きていく手立てがキャンペーンの中で同時に展開されるべきであり、障害者が生きていけない社会の問題がそのキャンペーンの中で明確にされるべき。

・ポリオという障害があることを肯定的にとらえている当事者の声を聞くこと。

あわてて、考えたいくつかなので過不足があるかもしれません。

==転載ここまで==




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内 容 ニックネーム/日時
ちなみに現在、ポリオが残っている最後の地とされる中国。社会防衛的な姿勢の強い独裁国家と思われますが…、多数の黒孩子(ヘイハイツ。一人っ子政策のため生まれても届出されない2人目、3人目の子ども。地方農村に多い)が戸籍に載らず、学校にも行かずに隠されており、ワクチン接種もされないという問題が存在しています。
魔太郎
2008/04/26 11:49

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