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サティシュの本が出た。この本をを出したい人がたくさんいた中で、バジリコという出版社から出されることになった。 いろいろあって、複雑な思いをしている人もいると思うけれども、素敵な本になってよかったと思う。きれいな装丁でこの挿絵もぼくは好きだ。ひさしぶりに本のカバーを見て、バーコードなんかなければいいのに、と感じる本に出会った。どうしても必要なら、剥がすことが可能なシールか何かにしてほしいなぁ。 で、この本の出版社による紹介はここ http://www.basilico.co.jp/book/books/9784862380951.html 以下に内容紹介をカット&ペースト。 === 内容 昔むかし、ブッダは教えてくれた。 殺人鬼だったアングリマーラはブッダと出会い、剣を捨てた。しかし、愛する人を殺された人びとは、アングリマーラを許すことができない。――加害者と被害者、差別する人とされる人、両者の壁を乗り越えるための、仏教のこころ。 仏教の経典のなかにあるアングリマーラの物語を著者が再話。 暴力がさらなる暴力を生む現代において、ぜひ読んでもらいたい一冊。 === サティシュが911をニューヨークで目撃し、この物語を書くにいたった、その経過は「君あり、故に我あり」に詳しいと訳者あとがきで書かれているらしい。(ぼくは忘れてる) 世界の流れに逆らって、死刑判決も処刑も増えているように感じる日本。もっと死刑をという声が声高に語られるいまの日本でこそ、たくさん読めれるべき本だと思う。 この本、インドの口承文化では、さまざまな版があるという。サティシュは母から聞いた版を再話している。ということはこれはジャイナ教の人に伝わるバージョン?。ティク・ナット・ハンの本にもあると紹介されている。 ともあれ、これを書いた目的を序章でサティシュはこんなふうに書く。 === ・・・。 この話を書く目的はふたつあった。まず、武力にたいして武力をもって、テロリズムをおさえ込むやり方よりも、より効果のあるもうひとつの道があることを指し示したかった。つぎに再話をつくりあげてゆくなかで、仏陀の哲学を紹介したかった。今日の混乱の時代に、よりよい社会を築くためには、さらに勇気をもち、想像力に満ちあふれ、慈しむ愛情に満ちてゆくことこそが求められている。・・・。 === この本にあるような王の決断による解決という方法はどうかと思わないわけではない。王も天皇もいらないから。ま、そこはそんな時代の話だからということにしよう。現代には現代の解決の方法があるはず、このスピリットを活かした。 テロリストへの報復としての戦争がうまくいかないことはアフガニスタンで明らかになっている。アフガンではタリバーンを含む武装勢力との和平のプロセスが求められている。そして、現にそれを求める動きがある。それは以下で紹介した。 == 給油ではなく和平プロセスの促進を! http://tu-ta.at.webry.info/200712/article_9.html == しかし、この声は日本ではなかなか大きくならない。 一時はあんなに注目されていたアフガニスタンのことがなかなか顧みられることはない。中断したこの戦争への給油も再開したままだ。イラクでの戦争の泥沼も先は見えない。 この物語から、そういう戦争の話につなげることも大切だろうが、ぼくはさっきも書いた日本での死刑の話と直接につなげて読みたいと思う。そう、ぼく自身の中にも報復を求める声はないわけではない。光市の事件の被害者の夫であり父である彼の影響力の大きさ。とても誠実そうな(たぶん、本当に誠実なのだろう)彼の声は説得力を持つ。この人も死刑に賛成なの、と思える人まで彼への賛意を表明する。殺人を犯した人が自分が犯したことに向きあうことより、「そいつを殺せ」という声が優先されているように感じる。そんな中で自分は死刑に反対で、アフガンやイラクで行われている「対テロ戦争」にも反対だから、という位置から読むこともできるが、自分の中にある暗い部分をもう少しだけ見つめながら、読み返してみたいと、いま、感じている。 上記の記事が「面白いかも」って思ったら、この下にある「人気blogランキングへ」というのをクリックしてください。 人気blogランキングへ クリックしてくれた人数のランキングです。クリックするとランキングのサイトに飛び、うんざりするような排外主義ブログのタイトルの山を見ることになります。こんなランキングに登録するバカバカしさを感じないわけでもないんですが、・・・ でも、クリックしてもらえるとうれしかったりもします。 人気blogランキングへ |
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バジリコの長迫社長って、昔俺を翔泳社に雇ってくれた元社長なんだぜ・・・ |
しげの 2008/06/15 12:03 |
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