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zoom RSS 石山修武 建築家がみる夢  続き

<<   作成日時 : 2008/07/26 00:17   >>

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 先日、「7月12日、丸木美術館友の会として、世田谷美術館の鑑賞ボランティアの人たちとの交流会に参加するために世田谷美術館へ」と書いたが、正確には丸木の友の会として、じゃなくて、丸木のボランティアグループとして。美術館ボランティア同士の交流。とても気持ちのいい交流ができてると思う。美術館でボランティアっていうと、おしゃれな感じがしないでもないが、丸木でのボランティア仕事は、だいたい肉体労働。それもエアコンのない場所。だって、丸木にはエアコンがないから。
 ぼく自身は、公立の美術館で行政が安上がりの労働力としてボランティアを導入するというようなありかたには反対だけれども、丸木の場合は無償のボランティアがいなければ、美術館の運営ができない現状がある。
 かなり難しい話だ。美術館のために働きたい人々がいる。そういう人たちを巻き込む開かれた美術館が必要だというのも、また、同時に問われている話でもある。だから、ボランティアを単に廉価なとか、無料の労働力として捉えるのではなく、アートを閉じ込める制約的な箱としての美術館を開いていく有力な役割を担う人たちというふうに捉えたいし、美術館とボランティアの関係が常に緊張をはらんだものとして、いつも問い返す必要のある関係として捉えられることは大切じゃないかと思う。
 そして、美術館の運営にかかわるものとしては、人々がこの美術館にかかわりたいと感じ、また、かかわった人が、「何か」が得られるような、そんな美術館をめざしたいと思う。


とかいう話を今日は書きたいんじゃなくて、今日、書きたかったのは石山修武の「農村ネットワーク計画」のことだ。前回はこれを書こうとして、サッセンの引用で疲れてやめてしまった。


この計画が知りたくて、大枚をはたいて、カタログを買ったのだった。

で、こんなことが書いてある。


(石山のいくつかの農にかかわる計画を列記したあとに)
===
・・・、異なる場所での個々の食の計画、つまり食べ物をつくりながら生活する計画を総べて編集できぬかと再考する計画である。他の諸計画とは趣を異とする。
 他の諸計画は少なくとも一つの計画で完結している。まだ夢が一つの場所に閉じているとも言えよう。この計画は何ヵ所ものフィールドで試みたり、試みつつある諸計画の全体らしきを再編集する事で、新タイプの生活モデルらしきを描いてみようとするものだ。そして誰もがその夢=計画に参加できるような配慮=デザインを凝らしてみようと考える。
 今迄考えてきた諸計画とは別の体系の夢でもある。私が《世田谷村》に小さな畑を作り始めて、その体験をネットに語り始めて、初めてその体験の大事さを自覚できたが如くに、初めてリアルな想像力を始動させることが容易となる。だから、散在している諸計画を一つの軸で再編集し、計画自体の立体化をデザインする事ができれば人は容易にその立体化された農村計画の夢そのものに訪れる事ができる筈だ。そして行動を起こすキッカケになるかもしれない。私にとっても新タイプの計画、物語の参入の誘いでもあろう。
===

農村ネットワーク計画について、このカタログでは、テキストはこれだけで、その向かい側のページに21世紀農村研究会が作成した農村コミュニティの概念モデルと現状で石山が関わっている農に関連する計画が日本地図に散りばめられ、次の2ページに計画の模型の写真やドローイング、そして既存の温室の写真などが掲載されている。

 ちょっと読み飛ばすと、もの足りない感じはある。しかし、タイプしながらよく読んでみると、けっこうでかいことを言っている。もの足りないのは石山が「食べ物をつくりながら生活する計画」にたどりついた軌跡というか、それを計画として表すに至った、そのあたりの話だ。感覚的にそんなものは必然だという風に感じないわけではない。でも、石山さんに石山さんの言葉で語ってほしいなぁと思う。とはいうものの、ぼくはつい先日まで彼のことをな〜んにも知らなかった人間で、どこかで何かを語っているのかもしれない。


あと、この石山さんの展覧会を見て、感じたこととして、彼の今の世田谷のシモキタの再開発評価を聞いてみたい、というのがある。これはセーブ・ザ・シモキタの友人にお願いしよう。
 ぼくは現状のごちゃごちゃしたシモキタに小田急がもぐったあとの畑があわされば、もうそれだけでけっこう面白いことになるんじゃないかと思うんだけど、どうなんだろう。

 石山さんは行動を起こすキッカケを作っているという。そうか、乗ってやろうじゃないかと思う。

そして、ぼくがもう少し若い頃なら、《世田谷村》に住むあなたがどうするのか、なんて突きつけてみちゃったかもしれない。

確かに石山さんの展覧会もカタログも面白かったけれども、ぼくの石山さんへの評価は、じゃあシモキタの再開発計画についてどう思うっていう問いに彼がどう答えるかっていうあたりで決まってくるんじゃないかと思う。

って、こんな風に書いたけど、ふと自分を振り返ったら、ぼくはシモキタに楽しみに行くだけで、シモキタの運動にはな〜んにも関わっていない。にもかかわらず、よくこんな風にえらそうに言えるよねって自分でも思う。 おそまつでした。




 





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コメント(2件)

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それでは、今度、石山さんに、シモキタの運動をどう思いますか、と聞いてみようと思います。吉田
シモキタコモンズ
2008/07/26 02:34
吉田さん、よろしく。
で、教えてください。
tu-ta
2008/07/26 03:13

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