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zoom RSS 地球市民社会とグローバルな社会運動(都留康子) 読書メモ

<<   作成日時 : 2008/09/29 23:43   >>

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表題に挙げたタイトルは
以下の本のなかの第5章のタイトル
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地球市民社会の研究
「地球市民社会の研究」プロジェクト編
中央大学出版部(2006年)
====

この本、環境・平和研究会の合宿にY山さんが準備してくれた本棚にあった本で、研究会の際中に、この第5章だけ斜め読みして、下に引用する結語の部分だけ書き写した。だから、初めのほうはちゃんと読んでいないし、あまり覚えてもいない。ただ、電子メモに残っていたのでここに残す。

いつものことながら、自分用のメモ。誤植などはあるかも。
引用の後に少しだけコメント。

====
第5章
地球市民社会とグローバルな社会運動
 ――その限界と意義――
都留康子
====
この論文の結語部分のみ引用。


@外的プレッシャー
Aロビー活動

・・・。初期の段階の社会運動は、共通の関心、危機意識をもった市民が形成していくものであり、運動体としての目的を共有したとしても、組織化したものとは限らない。それゆえに、共通の目的を喪失すると、運動は急速に収束し、@の影響力を継続して持ち続けることは、市民の関心がうつろうだけにむずかしい。社会運動の中からAのロビー活動も行われていくことになるが、その過程では、目標を厳密に定めていく必要があり、一部の運動体の組織化が行われる結果、本来の運動と乖離が起きる可能性がある。あるいは、政府の側でも積極的に運動体の分裂を誘発しようと、ロビー活動をするNGOを取り込もうとする動きが出てくる可能性は否めない。これらは、社会運動が政策決定過程に影響を与える上でもつ1つの限界でいえるであろう。しかし、このことは、決してグローバルな社会運動自体の意義を削ぐものではない。欧米の反核運動にしろ、今日の反グローバリゼーション運動にしろ、当初の運動の目的と違っていたとしても、政策決定に一定の影響を及ぼしていることは否定できない。何よりも社会運動は、問題を顕在化させ、政策決定への参加は言うに及ばず、問題の存在さえ認識する機会を得ないまま置き去りにされた市民を覚醒していくという役割を担っている。このグローバルに広がる市民の覚醒、そして運動という循環こそが、「不断の歴史的形成過程」であり、地球・市民社会そのものではないだろう。

=======

核廃絶運動やWSFについての議論などが紹介がしてあり、WSFについては参考文献として春日くんのアソシエでのWSFの紹介が参考資料として挙げられていて、2005年のポルトアレグレ宣言を例にその限界などについて触れられていた。その整理の中身については、覚えてないからコメントできない。

運動→市民の覚醒→運動→市民の覚醒
というような循環が「不断の歴史的形成過程」というのは、そうかなぁと思う部分もある。
ただ「市民」っていう呼び方には違和感があるし、「地球・市民社会」についても、「なんだよ、それ」っていう感じだが、まあ、その問題は置く。

ぼくがここでいちばん気になったのは「政策決定過程への影響」という問題の立て方だ。

「こうじゃない社会はありうる」(「もうひとつの世界は可能だ」という訳が多い)というのがWSFのスローガンだ。こうじゃない社会を作りたいと思うわけだ。

ぼくが社会運動に参加するのはそういう意味だ。別に政策決定過程への影響が目的ではない。もちろん、それが使えることはあると思う。だから、選挙にもコミットするし、国会議員にものを言ったりもする。だが、何かがずれている。うまく言語化できないが、何かが違うのだ。選挙や議会、そして政策決定過程へのコミットメントで社会を変えようという人を否定はしない。そういう考え方もあると思う。また改良主義を進める人の中には、「非改良主義的改良」とか考えている人もいるだろう。(ぼくのまわりにはけっこう多い。)

そうじゃない変革のプロセスがあるのではないか。そう、オルタナティブを政治過程を経ないで実現するとか、そういう世界を自ら実現するというような。制度に即した政策決定過程を超えるような社会運動が必要とされていると思うわけだ。

そして、社会運動は観察するものではないというのが、ぼくの立場でもある。それは参加してなんぼのもんだと思うのだ。最近多くなったように感じる社会運動の研究者。やっぱり社会運動は研究するものではなく、その社会の変化のプロセスに自覚的に身を投じて、感じることからしか見えてこないことが多いし、社会運動を外から観察してますというような立ち位置にはどうしても違和感を感じてしまう。

ただ、この著者が社会運動に参加してるかどうか、ぼくは知らない。だけど、このメモした結語を読んでいて、こんなことを感じてしまった。




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