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zoom RSS 『脱「開発」へのサブシステンス論』紹介のために(古文書)

<<   作成日時 : 2008/10/11 05:44   >>

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また、古文書の虫干し&保存

『脱「開発」へのサブシステンス論』が出た直後にその紹介をして、さらにそれに補足するために書いた文章。2004年にMLに流したものを一部改変。


===
Re: 【本の紹介】『脱「開発」へのサブシステンス論――環境を平和学する!2』
2004年 6月 13日 (日) 06:34:30 JST

***です。
(重複する人にごめんなさい)

昨日、紹介させていただいた本の紹介のぼくなりの補足です。

はたして「サブシステンス論」は「いま」を越えていくために有効なのか、だとすれば、どのように、
というようなことを考えています。
というわけで、本を紹介させてもらいました。

(できれば)読んで、意見などをよせていただけたら、ありがたいです。

以下、ぼくからの散漫な補足です。

その1、「北」でサブシステンスをどう考えるのか?

「開発ではなく、サブシステンスを」と「北」の人間が発言すると、当然、ある種の傲慢さがつきまとう。世界各地から集められた豊富なモノ(かなりの部分が収奪だよね)の上で成立する生活を送りながら、都市で趣味の家庭菜園やベランダ菜園をつくることに満足するのがサブシステンス志向ではないはずです。
また、他方でコンビニ漬けの暮らしを送りながら、社会変革を呼びかけるようなライフスタイルもどうかと思うのです。

この本の中で、「北」に住む私たちにとってサブシステンス志向とは何かということを十分に論じきれているとは考えません。

しかし、とりあえず、21世紀をどのような世紀として構想するのか、そのためにどのような作業(知的な作業も含めて)が必要なのか、というようなことを考えることも、目先の課題に追われていると後回しになりがちですが、やはり必要なことだと思います。そして、その作業はまだまだ不十分だと考えます。できるだけ、多くの仲間とこういう問題を考えていきたいと思います。そのひとつの材料にしていただけたら、幸いです。


その2、 サブシステンスとジェンダー

例えば、この本の中にあるジェンダー論には「男女の分業の多様な形は、人間のサブシステンスの一要素と考えられる」「現実に、女性と男性が明確に固有の役割を与えられながら、女性に対する産業社会的な抑圧と差別が存在しない社会もある」というような記述もあります。
80年代に多くのフェミニストからものすごく叩かれたイリッチの再評価を試みた部分でもあります。

いまだに産業社会における抑圧的なジェンダー関係が横行している社会でこの問題を提起するための慎重さが必要な部分はあるでしょう。とりわけ、バックラッシュが横行し、ジェンダーという言葉を使うことさえ、抑圧され始めている現在において。(大田区では従来行っていた「ジェンダーフォーラム」のジェンダーという名称が消されようとしていますし、国立女性教育会館で行われていたジェンダー
フォーラムも名前が消されているようです。)

そういう意味ではジェンダー関係の相補性を肯定することが、差別や抑圧の肯定の文脈に使われかねない現実はなくならないどころか、拡大しているようでもあります。

天皇制の擁護にイリッチを使った長谷川三千子のような人が次々に現れる危険もあるでしょう。

これらはいまだにホットで論争的な部分であるといえるかもしれません。この本での論点が80年代に出されたイリッチをめぐる論争の論点にすべて応えるような形で提出されているわけではないのですが、その論争(それが成立したかどうかも怪しい)から20年を経て、南のフェミニストの声がちゃんと入ってくるという状況はかなり、ぞの時代とは変ってきているでしょう。そんな中で、サブシステンスの視点をジェンダーという観点からどのように見ていくか、ここではひとつの提起がなされていますが、これから考えなければならない課題は少なくないと考えています。

また、サブシステンスとジェンダーという視点では「サブシステンス・パースペクティブ」(英語のタイトル)というマリア・ミースたちの本の翻訳作業も行われています。(これはPP研のサブシステンス研究部会を中心に)(早く出るといいですね。(^L^;)冷や汗)


その3、障害学の視点も加えたい(単なる願望)

この本の「はしがき」(横山正樹さん)には、近代世界システムの破綻の先にあるものを、希望をもって、能動的準備していくことの必要性、しかし、その先を見通すことは開発主義などが内在化しているために困難であること、その、不可視性を越えていくツールとして、開発主義からの脱却をめざすサブシステンス論やジェンダー論といった平和学の論点が役立つはず、というようなことが書かれています。
 ぼくはこのサブシステンス論やジェンダー論とともに、能力主義を捉え返していく重要なツールとして、障害学の論点も加えて考えてみたいと思っています。(まだその作業は緒にもついていませんが、)

その4

ぼくも共著として書いたことになっている
「第7章  反グローバリゼーションのグローバル化・・・
以下略

==転載ここまで==

最近、昔のMLからの取り出し方を教えてもらった。とりあえず、ぼくがすぐにとりだせる引き出しにしまうためのアップロード。
時代の転換点、人によっては大転換と呼び、山之内さんは世界像革命と呼ぶ、ぼくも絶対必要だと思うその価値観や世界観、世界像の転換を伴う社会変革。この変革の中に障害学が提起した生産力至上主義の見直しというような視点をちゃんと位置づけるようなことをやってみたいと思いつつ、できていない。もう誰でもいいから、こんな観点から何か書いてくれないかなぁ。





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