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help RSS ターンテーブルは回り始めている

<<   作成日時 : 2008/10/26 11:39   >>

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ヴェーバーは<<人間の行為を直接的に支配するものは、利害関心(物質的ならびに観念的な)であって、理念ではない。しかし、「理念」によってつくりだされた「世界像」は、きわめてしばしば転轍機(ターンテーブルのルビ)として軌道を決定し、その軌道の上を利害のダイナミックスが人間の行為を推し進めてきたのである>>という。


この間の金融システムをめぐる事態は、ターンテーブルが回り始めているということではないかという話を聞いた。ターンテーブルは回り始めているのに、進むべきレールが見つからないということなのか。

以前から、大きな方向転換が必要だということを書いてきた。それをグレート・ターン(大転換)と呼ぶ人もいれば、世界像革命と呼ぶ人もいる。変わるべき方向もだいたい見えているように思う。

その方向を「サブシステンス」と名づけることもできるだろうし、「ローカリゼーション」と名づけることも可能だろう。「農的循環社会」という名前もある。エコビレッジやトランジッション・タウンがめざしているのも同じ方向だろう。

あるいはポランニが示唆しているように、絶対的な力をもった市場を、ふたたび社会の中に埋めもどすことが必要とされている。

コマーシャリズムによって肥大化された欲望のままに生きるのではなく、人が生きる尊厳を大切にされ、いのちが無条件に肯定される社会。

そんな大きな変革のためのターンテーブルは回り始めているが、そこに向かうレールが間にあって準備されていないようにも思う。

回り始めたターンテーブル。下手をすると、もっと悪い方向へ向かうレールを選択するのではないかと危惧する人もいる。そう、1920年代終わりの大恐慌から脱出するために準備されたのは30年代の戦争だった。もちろん、同じ形の戦争はありえないだろうが。

どのように、誰が、新しい、こうあって欲しいと思えるようなレールを準備できるのか。
そのために何が必要とされていいるのか?

森田ゆりさんは
「思想とは人の生き方を変えるものであるはずだ。・・・。ならば生き方や関係のあり方をどう変えるのかの具体的、実践的方法論を伴わない思想は、わたしから見るとインテリの知的な楽しみとしか見えない」という。
その、具体的、実践的方法論が問われているのだが、どうも、それが見えないままだ。

とりあえず、ローカルから、自分がかかわっている地域での変革をめざすしかないのだろう。この際、どのようにということは試行錯誤の中で考えていくしかない。ただ、過去の失敗に学ぶことは必要だろう。前衛党とかトップダウン式とか、テロリズムに未来はない。中央集権もだめだ。また、禁欲を強いるような運動ももたないと思う。

そのローカルな動きを紡ぎ合わせたときに巨大なメインストリームの政治力や経済力に対抗できるようになるのか? 
確かに、いまのままでは、かなりあやしい。しかし、動くことの中からしか、必要な具体的、実践的方法論も出てこないと考える。間違えたら、選びなおせばいい。
ともあれ、できることを始めてみること、なのだと思う。















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