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zoom RSS 現代システムの終わり 混乱した状態は20-50年間続く(ウォーラーステイン)

<<   作成日時 : 2008/11/01 07:26   >>

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日刊ベリタに表題の記事が掲載されていた。この記事と出会えて、集会後の飲み友だちとの義理でベリタの購入を継続していてよかったと思う。

紹介できるリードは以下
===
 世界全体を単一の社会システムとみなす「世界システム論」を唱える米国の社会学者、イマニュエル・ウォーラーステインは、今回の国際的金融危機をどのように見ているのか。ベリタ通信は、”The Depression:A Long-Term View”(恐慌:長期的視点)と題する彼の最新評論の日本での独占的翻訳配信権を獲得した。ウォーラーステインは、恐慌は既に始まっており、現代システムは生き残れないと断言する。それに取って代わるシステムはどのようなものなのか?(Agence Global特約)。 
===
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=200810221829343

有料Web媒体の記事で見出しとリード文以外を無断転載してはいけないことになっている。伝えたいけれども、媒体を維持するためにはそういう処置が必要で、関わっている人は、悩ましいところだと言っていた。

というわけで、転載はできないのだけれども、表題にあるように、ウォーラーステインは「混乱した状態は20-50年間続く」と書いている。原文は10月15日に配信されたもの。

いろいろ分析した後で、いずれにせよ、現在のシステムはもうだめで、20〜50年後に新しい秩序が選ばれるという。その新しい秩序が望ましいものになるか、もっと最悪なものになるかは大きな世界的な政治闘争だというわけだ。

その結語では短期中期的見通しとして、暗い展望が語られる。各国内で誰もが小さなパイをめって争い、深刻な社会紛争がおこるという。


ともあれ、当面、混乱した状況が続くのは間違いない。現代システムは壊れ始めているのに、新しいシステムは準備できていない。

「アナザ・ワールド・イズ・ポシブル」(こうじゃない社会はありえる)と言ってきた社会運動の側がこの混乱にどう立ち向かうのか問われている、という見通しは間違いなさそうだ。

20世紀いっぱいをかけて実験された「社会主義運動」の失敗から学んで、新しい社会の形成に向かえるのか、それともまた同じ失敗を繰り返すことになるのか。前者でありたいと思う。しかし、どのようにその失敗から学ぶことが可能なのか、みんなが合意できるような明確なチャートはない。もしかしたら、明確なチャートなど最後までできないかもしれない。

でも、おおまかな方向性は見えてきていると思う。「利益」よりも「いのち」が大切にされる社会。人と人とのつながりが実感される社会。とにかく儲けた奴が勝ちっていうような貪欲に支配される社会ではなく、持続可能で地球上の資源をわけあえるような社会。戦争の恐怖におびえなくてもいいような社会。

問題はそんな社会をどう実現していくのか、ということだ。

違う方向から見れば、そういう問題を設定されたとても興味深い時代をぼくたちは生きることができるということだ。ぼく個人は50年先のことを見ることはたぶんできないが、20年先なら間にあって見ることができるかもしれない。

絶望からくる無力感はまちがいなく、奴らの思う壺だ。根拠は薄いかもしれないけれども、こうあって欲しいという希望とともに生きていくしかない。そのためにできることはある。失敗はいっぱいしてきたし、これからもするだろう。でも、失敗から学べることも少なくないはずだ。失敗したら新しい方法を探せばいい。

人がこんな風にしてきた社会なのだから、人が変えることはできるはず。






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現代システムの終わり 混乱した状態は20-50年間続く(ウォーラーステイン) http://tu-ta.at.webry.info/200811/article_2.html ...続きを見る
今日、考えたこと
2008/11/03 00:42

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
20〜50年ていうのは長すぎる気がして、
911から現在までの展開の速さをみても、
温暖化やピークオイルを考えても、
もっと早く転換点に来るという気が僕はしますが。
20〜50年というのはどういう根拠から
なんだろう。

>そういう問題を設定されたとても興味深い時代をぼくたちは生きることができるということだ。

これはホントそう思ってやってます。
ココペリ
2008/11/02 02:45
はじめまして。とある国内のコミューンで生活をしてる者です。ふだんはネットやってないのですが、時たま街に出たときなど、ブログ、読ませていただいてました。

>「アナザ・ワールド・イズ・ポシブル」

一番問題なのは、話が世界像ばかりで、方法論への意識が乏しいことだと思います。無政府主義でないなら、社会制度として実現する場合、議会を通す必要がある。よく都会から体験ツアーでくる人がいますが、どうも脳天気なんですよね。現代文明の限界とかいう人ほどネットにハマってたり、サラリーマン生活にしがみついて、自分の生活世界への嫌悪はわかるんですが、そこを覆い隠して世界だの宇宙だのといった話になってしまう。けっきょくエキゾチズムなんだなあと思いました。彼らの文明への嫌悪って自己嫌悪なんですよ。すべてがそうだったなんてことはもちろんありませんが、つくづくリアリティへの意識がないと内輪の議論になっちゃうなあと思う昨今です。
nami
2008/11/02 14:00

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