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先日来、案内していたイベント http://tu-ta.at.webry.info/200811/article_7.html の1日目が昨日、終了しました。 今日もあります。ぜったい来て、損はさせませんから、よろしく。 今日のプログラムを以下に紹介 (知り合いのMASA(下北沢)さんがmixiに書いてくれた案内から勝手に転載 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=989138865&owner_id=6786901 === 昨日のイベント、思っていたものより全然良かった。 ヘレナさん、本物です! 今日は「素人の乱」の松本さんも登場。 【やいやい、これは行くしかない!】 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=987602149&owner_id=6786901 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ <<地域のチカラ>> シンポジウム 共鳴するローカリゼーションのうねり 【日時】11/9(日) 13:00〜17:00 【場所】明治学院大学 白金キャンパスhttp://www.meijigakuin.ac.jp/access 【参加費】1000円 パネリスト ●理恵子さん 福岡県生まれ。社会学博士。吉備国際大学社会学部准教授。有機農業・農村女性起業などが持つ、食・農のグローバル化への対抗戦略の可能性がテーマ。著書に、農家女性の地位の変遷や、女性起業を丹念なフィールドワークによりまとめた著書『農家女性の社会学 農の元気は女から』(コモンズ)。 ●松本哉さん 1974年東京生まれ。96年「法政の貧乏くささを守る会」、97年「全日本貧乏学生連合会」をそれぞれ結成、2001年「貧乏人大反乱集団」結成。東京杉並区高円寺商店街に「素人の乱」という名のリサイクルショップを次々と開店。自身は5号店店主。著書に『貧乏人の逆襲! タダで生きる方法』(筑摩書房)、編著に『素人の乱』。 ●森能文さん 横浜市環境創造局北部農政事務所農業振興担当係長。横浜市に約70人いる農業専門職のひとり。栽培収穫体験ファームに当初からかかわるなど、地域の非農家住民をまきこんだ都市型農業施策を展開。大江さんの著書『地域の力』では「スーパー自治体職員」と紹介。 コメンテーター ●ヘレナ・ノーバーグ=ホッジさん スウェーデン生まれの言語学者。1975年にラダックに入り、ラダック語・英語辞書を作成。ISEC(エコロジーと文化のための国際教会。本部イギリス)の代表。著書「ラダック懐かしい未来」は30カ国語以上に訳された。ラダックでの活動を継続しつつ、グローバリゼーションに対する問題提起や啓発活動を行っている。世界的なオピニオン・リーダーの一人。近著(共著)に、『Breakway』。 司会 ●大江正章さん 1957年神奈川県生まれ。ジャーナリスト、編集者。出版社コモンズ代表として、農、食、環境、アジア、自治などをテーマにした書籍の編集、発行を精力的に行っている。著書に『地域の力 食・農・まちづくり』(岩波新書)『農業という仕事 食と環境を守る』(岩波ジュニア新書) ==== ちなみに、ヘレナさん、今日はコメントの予定でしたが、予定を変更して、今日もひとつの報告をしてもらうことになると思います。 今日の報告を早速ココペリさんが書いてくれています。 http://yaplog.jp/kokopelli-life/archive/8 以下にほんの少しだけ手を加えて転載 実行委員会では、後日、きっちりした報告を出したいと考えています。 (販売予定です。よろしく) ヘレナさん、講演部分 === 最近の金融危機でグローバル経済の意味合いを考える人が増えています。今、経済についてマスコミで議論し意識高めてもらう機会が来ました。だが残念ながらマスコミでも学会でも議論は本質からはずれています。このシステムは資本の投機的利用、負債の増大をベースにしていますが、これがないと生活が成り立たないというのは迷信にすぎないです。今の状況を打開するために私たち一人ひとりが出来るのは構造的問題について自らを教育し他者に伝えていくこと、それが緊急の課題です。今までの迷信を暴露することが求められています。金融システムが生活を成り立たせているという迷信です。 いまやほとんどの人は私たちが大きな環境危機にあることに気づいています、地球温暖化、森林破壊、海洋汚染・・・環境危機と経済システムのつながりに目を向けるべきです。それ以上に、今の経済政策や投機的経済システムのために人間の苦しみが増えてることを認識する必要があります。こうした実態を理解するには世界各地の情報を入手することが重要です。こういう深刻な問題は世界中で起きています。精神的不安、自殺、不幸、暴力などは世界的な潮流なのです。どうして人々の苦しみが増えてるかを広く深く問うことです。 去年来日したときも話しましたが、人口6000万のイギリスで3000万も抗欝剤が処方されるほど深刻です。そしてこの半年ほど、マスコミでは毎日のように学校で友達をナイフで刺すような事件が報じられています。大きな危機にあるのです。 今の金融システム救済のために何兆ドルも使おうとしていますが、それより制度の根本的変革が必要です。それにはもっと深いところに目を向けるべきです。つまり、経済成長そのものが破壊的だということです。 多くの人はGDPが減ることを恐れるようにさせられています。仕事や食糧などは成長に依存してると思わされています。金融制度だけでなく経済成長への信奉も問題です。奇妙なことに、環境問題や貧困、失業、開発にとりくむ多くの団体がGDPの問題をとりあげない。GDPは人間に反する指標なのです。 問題の性質はわかっているから解決に目を向けようとよくいわれますが、われわれはGDPの本質に気づいているでしょうか。ガンを患う人が増え、薬の消費が増えるほどGDPが増えます。家族やコミュニティが崩壊し、すべてを有料化するとGDPが上がります。逆に愛情やケアに満ちた社会ではGDPが下がります。精神的社会的環境的破壊・混乱はGDP増大につながりますし、庭に菜園をつくり健康な作物をつくるとGDPが下がります。何より効果があるのは戦争で、兵器だけでなく復興でもGDPが上がります。GDPはお金がやり取りされ、私たちや自然との関係が商業化されるほど増えるのです。 GDPは破壊的だとわかっていても。今の経済で生き残るにはGDPの成長は必要悪と思う人も多いでしょう。ですが世界各地で成長とともに貧困は増しています。アメリカでも生活水準下がり続けています。生活を成り立たせるために以前より長時間の過酷な重労働を強いられのも世界的潮流です。そのために重要な構造的問題を考える余暇が減っています。週に1時間でもそういうことを学び伝える時間をとりましょう。経済成長が有益だという迷信は途上国でもうそです。開発という名目のプロジェクトの大部分はマイクロクレジットでも教育でも、債務を増やしグローバル経済への依存を強めています。大半のケースでは、途上国での開発事業は自給自立の生活から人々を引き離します。とくに女性向けのプロジェクトは罪が重く、家で農業をしていた女性がビジネスを始めて借金を抱えたりします。 今やグローバル化された経済は世界中で深い結びつきを持っており、投機的経済が実質経済よりずっと大きいです。前者が600兆ドルに対して後者は10分の1の60兆ドルです。どんどんグローバルなシステムへの依存度を高めているのです。 途上国での開発の別の側面は都市化で、多くの流入人口はスラムへ行きます。スラムでも生活必需品は外から運んでくる必要があり、環境負荷が増え、生活の質は悪化します。 ですからローカル化のメリットに目を向けることが大切です。世界のどこでも自立を高め経済を活性化するのは何より大切なことです。 ほかにも重要な迷信があと2つあります。 3つめは人間の性質です。人間は貪欲な存在だから消費主義や環境破壊が起きてるというのは迷信なのです。何十億ドル規模の広告予算が小さな子どもたちに欲求植え付けるために使われています。ファッションや電気製品に3歳の子どもが欲求をかきたてられます。人間はもともと貪欲だという迷信の背景には、広告に膨大な税の優遇策や補助金が投じられているという事実があります。現在でも、消費が下がっている、経済が危ないなどという論調で、私たちは消費するように仕向けられています。 最後に、経済グローバル化は自然な進化だというのも迷信です。このシステムはとても不自然な制度やしくみの結果なのです。特に目を向けるべきは2つ。政府がどういうものを規制しどういう規制を緩和してるのか。これは経済政策の最大のツールです。多国籍企業や経済機関がやりやすいように世界中で規制を緩和して障害を除いてきました。その一方で地域に根ざしたビジネスは規制が強化されています。2つめは、何に税が課せられ、補助金が何に使われているのか、です。基本的な問題は、エネルギーや高度な技術を使うほど税金を払わなくてよくて補助金がもらえ、安い単価でエネルギーも使えることです。マスコミでもほとんどとりあげられません。 こうした規制緩和、税制、補助金の圧力で企業はいやおうなく成長を志向します。制度によって化石燃料、原子力、ダムが増えます。失業や汚染が深刻化します。 もう1つこれらについで重要な問題があります。お金は誰が作り出しているか、です。グローバル化の中で深刻化しているのは、「民間銀行が債務をつくりだすことでお金を作る」システムです。解決策としては、「政府がお金をつくる」制度に戻す必要があります。ただし、前に述べた規制、規制緩和、税制、補助金問題にくらべればそれほど重大ではありません。今後破綻に対応するために規制強化がされれば、お金の供給量を国家がよりコントロールするようになるからです。 グローバル経済の基本を押さえないとローカル経済の基本は理解できません。ローカル化は、2つの構造的な潮流を逆転させます。グローバル金融取引を規制することと、それとあわせて地元の取り引きを再評価し規制緩和することです。これによって経済制度と税制を大きく方向転換していく必要があります。法人税を増やせばいいのではなく、課税のしかたをかえて、エネルギーを使うほど多く課税し、人を雇用すれば減税するといったことです。幸い他にもそういい始めている人がいます。たとえばレスター・ブラウンも、課税を労働ではなくエネルギーや資源にシフトすべきと言っています。 このような転換を実現できれば多くのメリットがあります。いえるのは、経済活動がよりゆるやかになり、時間に追われなくなり、温暖化ガスや大気汚染を減らし雇用を増やして失業を減らせること。企業を中心とする経済ではなくなるのです。ビジネスセクターでのエネルギー利用への課税を増やし、遠くからバターを持ってくることとかに課税します。 これからはアクティビズムとしての教育も大事です。たとえば、同じ製品が輸入されると同時に輸出もされているという実態があります。オーストラリアは小麦を輸入し、また輸出しています。アメリカも90万トンも牛肉を輸出し、同時にほぼ同量輸入しています。世界のどこでも輸入品の方が地元品より安いのですが、これは規制、税制、補助金の歪みの結果です。バターは冷蔵が必要で輸送が困難ですが、モンゴルでは家畜いっぱいいるのにドイツ製乳製品ばかりが出回っています。ケニアでもオランダ製バターが。これは途上国へのダンピングだけでなく、欧州内など先進国同士でも同じ現象があります。一番大切な社会活動は経済へのリテラシーを高め教育することです。今のままでは自滅しかないことを気づかせるべきなのです。政策転換の方向として、ローカル化はメリット同士が増幅する効果もあります。ローカル化は資本主義・共産主義をこえ、生態系や人間のニーズ、文化の多様性を尊重する方向なのです。 こういう方向転換ができれば、企業も地域に根ざしたものになります。経済へのリテラシーを高めるアクティビスムは、地域で同じような思いの人たちとリンクして学び伝えていくことです。 最近、政策転換に多くの人が関心失っています。政権変わっても同じと思ってしまうのです。ですが政治を転換できなかったのは、政治を支えている経済の構造を把握できてなかったからです。表面的にしか改革をとらえられなかったのです。 自ら学び他者に伝えるだけでなく、地域の経済を活性化するような活動実践がともなうとよいです。世界中でローカル化のメリットが証明されつつあります。世界中で一番成功してるローカル化の運動は、食を中心にした運動です。食べ物や農業を転換することは経済の転換の大きな一歩。自ら学び伝える活動を農や食の活動とリンクすれば、すごく楽しいし力づけられる!地元で食を中心にした経済を活性化することは生態系を多様にする作用もあります。農家が有機農業に転換し、生産コストが下がり、生産性も高まります。小規模で多様な農業は大規模なモノカルチャーより実は生産性が高いのです。世界を養うには大規模農業が必要だというのも迷信です。農家の利益をあげつつ安価な有機農産物が手に入るようにもなります。グローバル化されたシステムではスーパーで払うお金のうち農家には5%で、残りは輸送、梱包、着色、殺菌、冷蔵、倉庫代などになります。ISECはじめた20年前、地元で食糧経済を作ろうとしたときは理想主義と笑われましたが、今は何千ものローカルな食糧プロジェクトがあって、いい結果を出しています。破壊的潮流を転換する力になりますし、雇用をつくりコミュニティを再生する役割もあります。過去1年、アメリカで食のローカル化についての2冊がベストセラーになっています。 次にコミュニティの側面。ファーマーズマーケットではスーパーの10倍交流があります。そしてローカルの運動の大半は農村ではなく大都市で始まっています。コミュニティの活動は、地域での金融や開店資金創出、地域通貨での活性化なども重要です。ただ、地域通貨はあちこちで試されていますが、食の取り組みほどは成功してません。まずは地域に根ざした食の運動をはじめ、そこに通貨を加えるのがいいでしょう。 もう1つ注目すべきは、バレービジネスアライアンスフォーローカルリビングエコノミーBALLE。地域に根ざした活動が連携しあい巨大資本に対抗するネットワークです。地域経済の重要性を市民に知らせる役割もあります。 それと分散型エネルギーも大事。自然エネを共同で地域レベルで推進するのです。地域に分散した再生エネでは24時間エネを供給できないといわれますが、昼は太陽などで発電し水をくみ上げて夜発電するとか方法はあります。分散エネはとくに途上国で重要です。南北の公正を保つのに途上国のCO2排出は仕方ないというが、これも大企業が作り出した迷信です。大企業は服や建材などすべて途上国で生産しており、彼らがそこで化石燃料を使いたいからそう言っているのです。だから途上国での再生エネへの支援をするのが大事です。 ローカル化の取り組みは何千もあります。まず注目すべきはトランジションタウンです。私のいたイギリスのトトネスで、石油枯渇と温暖化への心配から始まりました。ローカル化で化石燃料を減らそうとしています。イギリスにはすでに40以上も動きがあります。これとつながるのが、アメリカで2,3年前に始まった脱炭素社会研究所post carbon instituteで、100以上のコミュニティでローカル化をはじめています。それと世界的なエコビレッジ運動GENや、グループで子どもの世話や菜園や調理を共有するコハウジングなども重要です。 ローカル化は、究極的にはたがいのつながりを再構築することです。相互扶助、そして自然や生きた世界との深いつながり。これはスピリチュアルなことで、世界中の伝統文化でもあります。互いに対するつながりと愛を回復し、つながりに目覚めること、それが人間が幸せになる大前提であり、幸福の経済なのです。 ==== 大江さんのパワポ発表から、少しだけ もっと面白いところもいっぱいあったんだけど・・・。 === ・練馬の体験農園 新しいつながり 普通の農家でできる 1人30平米 お祭り、ハイキングも ・今治の地産池消 1980今治くらしの会(阿部悦子)が給食の自校化 今治立花農協から 2004食育モデル授業も 2005宣言 2006条例で地産地消・食育・有機の推進 === 質疑から Q パートTのセッションで、キューバはピークオイルをどうサバイバルしたかという映像を上映し、その後の吉田太郎さんのコメントで2000年以降は少し逆戻りしてるという紹介があったが、それをどう考えるか(tu-taのおぼろげな記憶&補足入り再録) ヘレナさんのA キューバは意識変革ではなく必要に迫られた変革だった。 マスコミの影響で消費型ライフスタイルが若者に広がった。=若者への教育の重要性。メディア、広告、映画などの自己意識、子どものアイデンティティへの影響大きい。それがリテラシー変化にもつながる。 Q 権力を持っている側の意識が変わらないと、難しいのではないか ヘレナさんのA 権力の側の人の価値観を転換させようとするのは無駄だと感じる。今のシステムを持続させてる最大の要因は無知。GDPの成長が大切で、それが増えればいいという考え方を否定する人は少ない。貧困の解消などに取り組む人が、もっと根本の問題に目を向けることで速やかな転換ができる。迷信を吹聴できなくなる。各国でそれぞれに意識を高めていくつかの国がWTOなどのシステムから抜ける。1つのグローバル経済システムが世界を覆って、同じような影響を与えています。私たちの豊かさである言語多様性などがモノカルチャーを見えなくさせている面もある。私たちのいのちの根源である多様性を守るためにも全体に目を向けなければならない。 大江さんのまとめ発言(ここはtu-taの印象評価をたくさん含んだまとめ) 「練馬の白石さんにキャベツばかりを作っていたときは楽しかったですか」と聞いたことがある。いまやっている体験農園の方がすごく楽しいとの返答。そこにも変化の鍵がある。楽しい変革をつくりだすこと。ぼくも出版社の社員をやめて出版社を始めて、収入は6割くらいに減ったけど、すごく楽しい。楽しさと有る程度の収入があれば変化は生まれる。 上記の記事が「面白いかも」って思ったら、この下にある「人気blogランキングへ」というのをクリックしてください。 人気blogランキングへ クリックしてくれた人数のランキングです。クリックするとランキングのサイトに飛び、うんざりするような排外主義ブログのタイトルの山を見ることになります。こんなランキングに登録するバカバカしさを感じないわけでもないんですが、・・・ でも、クリックしてもらえるとうれしかったりもします。 人気blogランキングへ |
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「地域のチカラ」終了+大江さんの「豊かさの新たな指標」
まず、なつみらMLに出したものを転載 ==== 出演してくれたみなさん、スタッフのみなさん、お客さんで参加してくれたみなさん、そして、会場を提供してくれただけでなくさまざまな協力を惜しまずしてくれた明治学院大学国際平和研究所のみなさん、本当にどうもありがとうございました。 ...続きを見る |
今日、考えたこと 2008/11/10 19:26 |
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