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zoom RSS <「労働開国」の皮肉>へのコメント(オルタでの五十嵐さんの提起をめぐって)

<<   作成日時 : 2008/12/06 09:04   >>

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オルタの特集、「労働開国」はいくつかのブログで言及されている。

とりわけ、五十嵐さんの問題提起が興味深い。
その本人がブログで言及している。
http://yas-igarashi.cocolog-nifty.com/hibi/2008/11/20081112-c46a.html
ここで「この問題は、リベラル系・左派系の論者にとって、今後最大の「踏み絵」になっていくことは確実なので、問題をちょっと論争的に整理するのと、立ち位置を明確にすることが何より必要だと思った」と書いている。

EU労働法政策雑記帳というブログの<「労働開国」の皮肉>というエントリーでも、この問題に言及されている。
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-ee12.html
このエントリーにコメントを書いたので、ここにも転載

====
はじめまして。
いくつかトラックバックを送ったものです。

すでに少なくないフィリピン人のお母さんや中国から移住してきた人たちが、あるいは南米からの日系人が日本で暮らしています。
日本語を母語としない子どもも少なくありません。

しかし、移住してきた彼女や彼に対する施策はまだまだ不十分で、ネット上にはヘイト言説が飛び交っています。

まず、いまいる移住してきた人たちの教育や医療、あるいは住宅という具体的な権利を十分に保障する政策を、という道筋はどうしても必要なことだと思います。

また、人身売買と言われても、しょうがないような研修生制度も早急に大幅に改める必要があります。


1,000万人受け入れるというのであれば、まず、そこに着手すべきだと思うのです。

そして、介護や看護、あるいは3kと呼ばれていたような仕事に人が集まらないというのであれば、どうして、こんなに不安定雇用が多い現状であるにもかかわらず、そこに人が来ないのかということを見直すべきでしょう。

また、彼や彼女が出稼ぎに向かわざるを得ないという不平等な世界の状況がこのままでいいとも思えません。

日本の労働力が不足するから、移住労働者が必要だという問題の建て方も納得できません。

しかし、だからといって、「先進国」の特権が守られなければならないのか、という思いはぼくにもあります。どのようにヘイトを抑えて、受け入れを進めることができるのかは、真剣に検討されなければならない課題だと思います。

とはいうものの、まず、いまいる移住労働者の権利を保障せよ、いびつな研修生制度を改めよ、という緊急な課題をなんとかして欲しいと思います。

ぼくは移住労働者の問題と国内の貧困問題が必ずしも対立しない問題の建て方はありえると考えています。例えば、沖縄の反基地運動は、グァムで反基地運動を進めている先住民の人たちと出会い、基地をグァムに持っていけばいいというふうには言わなくなっています。人は知ることができれば、目の前の利害だけに動かされるわけではない、というのは甘いといわれるかもしれませんが、そういう人の可能性を信じたいと思っています。

====

追記
Arisanのノートでもこれに言及されている。
「労働開国?」について
http://d.hatena.ne.jp/Arisan/20081207/p1


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オルタ「労働開国」/派遣切りのツナミと、連帯という防波堤/『フリーターズフリーvol.2』
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多文化・多民族・多国籍社会で「人として」
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五十嵐さんからのコメントについて
へのコメント(オルタでの五十嵐さんの提起をめぐって) http://tu-ta.at.webry.info/200812/article_4.html ...続きを見る
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ずいぶんと遅くなりましたが、コメント、トラックバックありがとうございました。そして、『オルタ』での僕の発言へのご言及、ありがとうございました。
Arisanさんのブログもいつも拝読して勉強させていただいていますが、今回はとにかく議論を呼ぶ視点を提示することに主眼があったので、批判を招いたとしても、何がしかの議論が起こっているのが最もうれしいことです。

さてその上でですが、tu-taさんのコメントも、Arisanさんのご批判も(コメントを受けていらっしゃらないようなのでここに書いてしまって恐縮ですが)、とてもよくわかりますし、リスペクトすべき内容の文章です。
僕自身、工場でフィールドワークをしたり、パキスタンで取材したりと、少なからず実証的にやってきたので、tu-taさんのおっしゃる可能性を垣間見てきました。
yas-igarashi
2008/12/10 11:29
ただ、この前の『オルタ』の議論は政策論でした。その土俵では、理念的に正しいことを勇ましく主張することは時に無責任であり、ラディカルな理念に基づいた政策が及ぼす意図せざる効果にも配慮をした発言をしなければいけません。国民国家の相対化を前提にラディカルな移動の「自由」の問い直しをしてしまうことが、短期的(=劣悪な労働条件の温存)、あるいは中長期的(=取り返しのつかないレイシズムの構造化)な状況の悪化をもたらす懸念は十分すぎるほどありますから。

ラディカルな理念とリアリスティックな政策論は、どちらも必要なものです。
後者なき前者の声高な主張は、心地よい敗北感をもたらすだけですし、前者なき後者のマネジメントは、単なる官僚主義です。
mixiでもコメントさせていただいたとおり、ラディカルな理念を胸に秘めつつ、ロードマップを描いていくことこそが、必要な局面でしょう。

こういったことを十分わかっていらっしゃるでしょうtu-taさんに、釈迦に説法ですみませんが、webでもいま一度自分のスタンスを表明しておきたくて、あえてコメントさせていただきました。長々とすみません。
yas-igarashi
2008/12/10 11:30

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