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zoom RSS 「没落先進国」キューバを日本が手本にしたいわけ <読書メモ>(2)

<<   作成日時 : 2009/10/20 05:26   >>

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http://tu-ta.at.webry.info/200910/article_8.html
の続き

コラム3「市民の声は真実か?」では、政府の方針に違和感を唱える市民のブログ「ヘネラシオンY」が紹介されている。このブログがいろんな国際的な賞を受賞していることも。

ここにキューバをめぐる情報の複雑さを垣間見ることができる。

で、このコラムの結語にはこんな風に書かれている。
===
サンチェスさんのブログにはリアリティがある。自由を求める若い世代の声を象徴するものといえるかもしれない。しかし、キューバの体制をめぐる情報戦という文脈に置き換えると、マリエラさん*の苛立ちもわかる。やはり、真実を知ることは一筋縄ではいかない。
===
*マリエラ・カストロ(ラウルの実娘・全国性教育センター所長)、このコラムの中で彼女のこのブログに対する批判が紹介されている。、tu-ta注



で、この「ヘネラシオンY」(「『Y』世代」)の日本語版、検索するとすぐに出てきた。
このURLが
http://www.desdecuba.com/generaciony_jp/
このURLについても思うことがあるので、あとで書こう。

サンチェスさんのプロフィールについて日本語版のサイトには
===
Yoani Sanchez(ヨアニ・サンチェス)は1975年、ハバナに生まれ、ハバナ大学で南米文学と言語学を学んだ。卒業後、キューバ政府の出版社に勤務。2002年から2004年までスイスに滞在し、ハバナに帰ってから、ネット上の雑誌『Contodos』(皆と共に)を始めた。2007年に「『Y』世代」というブログを初めると、キューバ国内での反響が注目され、タイム雑誌の『The 2008 Time 100』(世界中、もっとも影響力のある100人特集)でとりあげられた。彼女は、共産党政権のもとにあるキューバの日常生活の困難や葛藤について書き続けている。現在、ハバナで、インディペンデント・ジャーナリストの夫(Reinaldo Escobar)と息子と暮らしている。
===

英語のほうはすごくシンプルに
===
Yoani Sánchez

Graduate in Philology. Lives in Havana and combines her passion for information science with her work on the Portal Desde Cuba.
===
とある。


実にこのサイト、18ヶ国語?で翻訳されている。サイトの上のほうに日本語版では12の国旗がならんでいて、英語のサイトでは17の国旗がならんでいる。そこをクリックするとその言語が出てくる仕組みだ。

で、日本語版のサイトには
===
翻訳ボランティア募集中
このブログは、スペイン語・英語のサイトよりボランティアの手で翻訳されています。あなたに助力頂けると大変有難いです。興味のある方は、下記にご連絡下さい。
===
と記載されている。
ちょっと常識的に考えると、17ヶ国語への翻訳サイトを立ち上げるということが、純粋にボランティアベースで行われているとは考えにくい。確かに純粋にボランティアで翻訳に関わっている人もいるかもしれないが。

ここに情報戦の影をみることができる。

ためしにChecoというのをクリックしてみた。
http://desdecuba.com/generaciony_cz/

日本語版とまったく同じ画像が、言語だけ違う形ででてくる。

そう、彼女のブログ、内容はリアリティに満ち、その国の市井の人々が感じてるだろうと思わせる記述がここにある。たぶん、こんな風に感じている人はいると思う。それを代弁している。そして、この程度の政府批判は当然、あっていいと思う。
しかし、こんな風に組織的に全世界にばらまかれているのを見ると、やはり複雑な思いがする。

これが情報戦かと思う。
これが掲載されている
http://desdecuba.com
というサイトも見てみた。
スペイン語だらけで何が書いてあるのかわからない。


ともあれ、
実際、このブログに
http://www.desdecuba.com/generaciony_jp/?p=516
書いてあるようにキューバには建築資材が不足してるのだろう。それは吉田さんの本にも書いてある話だ。

石鹸も足りないのかも知れない。
http://www.desdecuba.com/generaciony_jp/?p=505
ここに書いてあるように「体調を回復させるために、結膜炎や下痢やウイルスを打ち負かさなくてはいけなかった医療とは、白衣や聴診器の医療というだけでなく、街中や、ゴミ拾いや、家でのシャワーや、子供が食事をする皿を洗えない母親から始めていくものでもある」というのは、まさにそのとおりだ。そして、お金のない他の国や地域と比較して、それをうまくやっているのがキューバだというのも、おそらく間違いない事実だと思う。国にお金があってもそれ以下のところは少なくないはずだ。

しかし、その地に生活していれば不満になるだろう。ぼくも彼女と同じように感じ、彼女のようにうまくは書けなくても同じようなことを書くかもしれない。

そのことが、こんな風に組織的に全世界に配信されると、それはまた違う文脈にのることになる。
いくらシンプルが好きでも、それだけではうまくいかない現実がここにはある。


貧しさがかなり平等に広がっているように見えるキューバがあり、一方には絶望的な貧富の差が広がる新自由主義的な世界がある。

キューバでは自由にインターネットの世界を使うことはできないかもしれないが、飢えて死ぬこどももいない。

そして、おそらく、このブログを批判したマリエラ・カストロはこのブログを書いているサンチェスさんがそのことを知っているにもかかわらず、そこに触れないことにいらだっているのかも知れない。


自由にインターネットの世界を使うことと飢えて死ぬこどもがいないこと、
キューバではこの二つはバーターである必然性があるのだろうか。

すべての人が生存することが他のことより優先する社会では、なんらかの才能がある人がそれを利用して、とんでもない金持ちになることは制限されるかも知れない。


この本の読書メモ、続けられたら続く。




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