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zoom RSS 父宛の賀状の返信

<<   作成日時 : 2010/01/05 00:12   >>

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父宛の賀状の返信
こんなものを書いたという記録。
まったく自分用の記録です。
父の知り合いがここを読んでいるとも思えないし。

というわけで、以下の少し長い文章。
知らない人が読んでも興味があるような内容があるとは思えません。




=====

年賀状ありがとうございました。いつまでも父のことを気にかけていただいていることに心から感謝いたします。

報告しなければならないことがあります。
父、***夫は昨年11月24日、肺炎による心不全で89歳の生涯に幕を閉じました。葬儀は密葬とし、家族だけですませました。連絡が遅れましたこと深くお詫びします。さまざまな意味で、弔問に対応する準備ができていないからです。私たち遺族の都合、とりわけ姉の強い意向もあり、このような形にさせていただいていることを本当に申し訳なく感じています。

夢うつつのような状態の時間が少しづつ増えていた父ですが、意識がはっきりしているときはしっかりとした文字で賀状の返信などを書いていました。結局、出せずじまいでしたが。

また、昨年の秋以降は食が細り、はっきりしない時間も増えていました。亡くなる3日程前から体調が悪く、あまりにも食べないので、休み明けにかかりつけ医のところへ姉に伴われて行ったところ、念のため救急病院へ行くようにとのことで、その救急病院での処置の最中に入院を指示され、手続きをしながら待っていた姉が呼ばれたときにはすでに亡くなっていたそうです。

あまり、長く苦しまず最後を迎えることができたことが私たち家族にとっては少しの慰めになりました。

父の遺品を整理していたら、こんなメモがでてきました。
=========
しがみつく
ほどのこの世で
なかりけり
    麻生路郎(楽老抄から)

みっともない
いのちがけで
この世にしがみついて
いる感じ

しがみついて
生きていたいほどの
世でもないのに
=========
このメモは84歳のときのものですが、父の率直な気持ちを代弁していたのかもしれません。そして、整理を続けていると「楽老抄」という文庫本もでてきました。田辺聖子さんのエッセイ集で、そこにこの川柳が引用されていました。それには麻生路郎さんの別の川柳もあります。その句は「いつ死んでも/いいと云うところまでは来た」というもの。田辺さんもそれに続けて「といいきれないが・・・」と書いているのですが、父もこの句に大きな丸印をつけ、「とまでは云いきれない」と鉛筆で書き込んでいます。そして、文庫本の最後にもメモが残されていました。
===================
ちょっと(少々ではない)つかれ(疲れではない)ました。
楽老抄!!
これはほんとに(埒にではない)おつかれさまのよんだあとのきもちです(読後感といわない)
===================

疲れではない「つかれ」というのだから「衝かれ」たのかと思ったのですが・・・。「おつかれさまのきもち」とは何を感じたのでしょう。もしかしたら、「憑かれ」てしまったのかもしれません。

ともあれ、5年前にこんなメモを書いていることを私は全然知らなかったのですが、気持ちの準備は少しずつできていたのでしょうか。

最後に、少し笑ってしまう父のメモを引用して、ご無礼のお詫びとさせていただきます。今頃、こんなやりとりをしているのではないかと思ったりもします。
=====
米寿とは
88才になって
米の字にあやかり
めでたいことばだとある
意気揚々と
地獄の門にさしかかる
とたんに
こりゃ男!!
と来た
何じゃと云うと
大きないぼの一ぱいついた鉄の棒を持った黒鬼が
いくら銭を持って来たと云う
何じゃと問い返すと其処に書いてある字を読め!!と云う
よく見ると立札に「地ごくの沙汰も金次第」とある
いくら持っているというから
80円少々だ!!と答える
とたんに
馬鹿野郎!!と云う
其処で待っていろ!!と云う
何じゃ!!と云うと
地ごくの沙汰も金次第!!と云う事を聴いて来なかったか!!との事
あまりに浅ましい云い分に
つい腹を立て
何という云いがかり
馬鹿も程々にしろ!!
と云うと
お前の住んでいる日本と云う国では袖の下という風しゅうがあるらしいがそんな用意をしてこなかったか!!
と云う
あほう!!
袖の下も裏金も暗黙裡のぞうわいだ お前はあっちで待っていろ!!
振り向くと黒鬼が笑っている
===== 
2010年1月

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