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zoom RSS 「企業的な社会、セラピー的な社会」の感想のつもりが…。

<<   作成日時 : 2010/02/14 22:48   >>

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「企業的な社会、セラピー的な社会」の感想のつもりが「うさぎ!」など全体の感想になってしまった。

この感想を小椋さんが集めているというのを聞いて、ぼくも書いてみようと思って、2000円も出して購入したあのぺらぺらの冊子を探したけど、みつからない。そして、なにが書かれてたかもう忘れてる。とりあえずブログに書いた感想を抜粋+書き足しの感想。まとまらないけど時間切れ。



ここにはなかなか書かれない本当のことが書いてある。そして、「そうだよなぁ、ぼくもだまされてたなぁ」と思えるところもいくつかある。

例えば、『環境にやさしい車』の話。

 確かに車がなければ、とーっても不便で生活するのが難しいというような地域は少なくない。しかし、これも作られているわけだ。車がなくても生活できてきたコミュニティは壊され、車がなければ生活できない社会が作られていく。地域のお店はつぶされ、巨大な駐車場を併設したショッピングモールに人が集まり、残ってがんばっている店はまたつぶされていく。

 そして、間違いなく車が便利なことはある。その便利な車が欲しいという連れとの小さなコンフリクトは続く。

 そういえば、その昔カローラUのCMやってなかったけ>オザケン。そう、人は変われるんだよね。

ちなみに、この車の話の途中にFAXの話がでてくる。
=ちょっと引用=
 古い製品をなおすことは許されません。ファックスの機械が壊れてなおそうとしても、「新しい機械を買ったほうが安いよ」と言われてしまいます。
=引用ここまで=


ぼくもこれとまーったく同じ経験をした。そして、意地で滅多にいないひとりになった。いまでも使ってるこれに特に愛着があるわけでもないし、ゴミを増やしたくないという強い意志があったわけでもないんだけど、「買ったほうが安いですよ」っていうのが、なんかいやだったんだよね。
 職場での印刷や製本の機械はさすがに、全部新品にしろとはなかなか言われないけれども、電気関係の箇所が壊れると、たいがい10万円近くもするユニットごとの交換となる。いつもユニットの中が全部壊れてるわけじゃないんだから修理してよ、言うのだが聞いてはもらえない。


問題は今の社会のシステムが変わるかどうか、それにどう自分がコミットできるかということだと、ほぼ社会運動の視点と重なるものを感じている。どうも小沢さんは日本の社会運動はあんまり好きじゃないみたいだけど。

どうして、そうなのかはよくわからない部分もあるし、もしかしたらと思える部分もあるんだが、とにかくシステムを根本的に変えなくちゃいけないということについてはまったく同意できる。

資本主義をもたせるための改良的な手段やなどへの徹底的な拒否の姿勢。

ドラッカー批判やセラピストの拒否、あるいは開発NGOへの激しい敵意。
(小沢さんのドラッカー批判についてはhttp://tu-ta.at.webry.info/200903/article_8.html にもうだうだしたことを書いてる。)


このあたりは社会運動も真っ青っていう感じもしないでもない。日本の社会運動の多くは「うさぎ!」ほどラディカルに開発NGOを否定したりできない。

また、トービン税をめぐる運動に関しても、ヘレナさんのようなラディカルな批判を日本の社会運動はなかなかできない。

例えばヘレナさんはこんな風にいう(『いよいよローカルの時代〜ヘレナさんの「幸せの経済学」』大月書店、2009年から)
===================
【ヘレナ】70年代は人々がいかに協力して政府に圧力をかけ、政策を変えていくかと言っていたのに、今では世界を変えるために大事なことは、消費者として一人ひとりが何を買うかだなんて言われてますからね。環境によいものは、環境に悪いものの2、3倍の値段がついている。それを買って世界を変えるという満足感に浸ってしまう。
 倫理的投資、フェアトレード、借金と自然の交換、排出権取引…、「解決策はすべて市場の中にある」といつも言われて洗脳されていますからね。

【辻】フェアトレードには僕も直接、関節にかかわりをもってきました。フェアトレード運動には危うさを感じながらも、過渡的なものとして、やはり状況を改善する有効な手段でもあり得るわけで、仲間たちと、自分たちなりのフェアトレードや連帯交易を模索してきました。

【ヘレナ】フェアトレードについては、消費者の立場と生産者の立場の両方から見る必要がいつもあるということでしょう。消費者からいえば、フェアトレード商品を買うことが少しは賢明だと言えるかもしれないけれど、しかし生産者の立場からいえば、危険性もある、というふうに。その危険性とは、グローバル市場経済に人びとを巻きこみ、貿易を増やしつづけることでしか世の中の問題は解決できないという考え方の枠の中に入ってしまうという危険です。つまり、競争の中に身をおくことになり、より脆くて持続不可能な方向へと引き寄せられていく危険性と言ってもいい。フェアトレードをやるなら、より望ましいのは、次のような考え方をラベルに明記するようにしていくことだと思います。「フェアトレードとは、地域自立的な経済をつくる方法のひとつであり、この商品が生産者と地域の自立を助け、分散型・持続可能な社会へ向かうための手段になります」というふうに、ね。
===================

 ヘレナさんは同じ論旨でトービン税やマイクロクレジットも批判しローカリゼーションの必要を主張しているそうだ。ぼくは実はこの本を読んでないんだけど、講演でもそんな風に言っていた。

そう、ぼくも辻さんと(同じようにではないと思うけど)妥協的な部分をたくさん持っている。フェアトレードとかにはいろいろいちゃもんをつけたりしてるけど。

例えば、attacというトービン税を推進する運動に参加している。それが大きな変化のきっかけを作れるかも知れないと思うからだ。これにも、ヘレナさんがフェアトレードにつけた注文と同じように、「トービン税が地域自立的な経済をつくるためであり、この税金を生産者と地域の自立を助け、分散型・持続可能な社会へ向かうための手段にしなければなりません」という注をつけたいところだが、税の徴収という権力の暴力行使の象徴であるような行為がどのようにして、「生産者と地域の自立を助け、分散型・持続可能な社会へ向かうための手段」になるかは難しいところだと思う。そこはベーシック・インカムも同様の危うさを持っているように思う。ま、BIについては、地方政府が地域通貨でという逃げ道があるにしても、地域通貨を発行するための財源的な裏づけをどう作るかというのは困難な話ではある。

そう、話がそれた。あの文章とうさぎ!の感想なのだった。社会運動はラディカルでかつ飛び跳ねるような「うさぎ!」の感性を必要としている。しかし、なかなかあんな風に軽やかに動けないなぁ。

今の社会運動に何が欠けていて、どうすれば「こうじゃない社会」に向かう動きをつくれるのか、小沢くんと話をしてみたい気分でもある。

日本の社会運動のけっこうな部分は内輪だけに通じる「ジャーゴン」というようなわかりにくい言葉を使いすぎてるかも知れないし、ほとんどの運動はかなり効率主義に囚われてる。しょうがない部分も多いとは思うんだけど。
あっ、そのことは「うさぎ!」で教えてもらった話だ。
http://tu-ta.at.webry.info/200705/article_19.html に書いてる。


あと、そこで印象に残っているのはいつだったかの「昔話と民話」の中で小沢くんが書いていた地球のかなりの部分はいまでも昔話とともに生きているという話。似たようなことをイリッチも言っていたように思う。それらの地域が産業化した近代を経過せずに未来に向かえるのか、そのような進路をとろうとする南の地域が現れたときに北の社会運動に何ができるのか、そんなことを考えている。
(これに関する話は http://tu-ta.at.webry.info/200805/article_13.html で書いてる)

いろんな人が言っているように、北に住むわたしたちにとって、まず、変えなければならないのは「北」的ないまの社会・生活のありようなのだと思う。そこをラディカルに捉えなおすために、いま、何が必要なのか、そのあたりをもう少し考え続けたいと思う。内山節さんのいう日本の民衆思想をもう一度見直すのも大切な助けになるだろうし、「うさぎ!」はそのためのかなり良質な参考文献だとぼくは思う。

そんなわけで、「うさぎ!」をぼくはとても楽しみにしてる、最近、読めてないんだけど。



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