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zoom RSS ロースクール「法曹倫理」の授業で排外主義煽る検察官の教員(追記あり)

<<   作成日時 : 2010/07/22 06:09   >>

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冒頭に追記
この「排外主義煽る」っていうのは言いすぎじゃないかという指摘をツイッターで受けた。
確かにそうかもしれないと反省。
授業聞いたわけじゃないのでニュアンスもわからないし。
だけど、つけちゃったタイトル、どうしようか検討中。

追記、ここまで


最近、知ったのだが
こんなことがあったらしい。
====
検察官教員への公開質問状
http://ameblo.jp/lawstudentgenki/entry-10590874448.html

以下、抜粋して公開質問の部分だけ抜粋して転載

=====
7月14日の授業での●●先生の発言について

本日、7月14日に行われた授業(検察官倫理)において、●●先生が発言された内容で気になった点がありますので、問題提起させていただきます。一つは●●先生への質問です。二つ目はこれと関連して、受講者である学生の皆さんへの問題提起です。長くなるので、章立てて論じます。

【●●先生への質問】

1.事実

先生は、ご自身の経歴を紹介される中で、今までの職務経験として、薬物事犯に関連した外国人犯罪の検察官取調べにおけるエピソードを紹介されました。その中で、中国人とイラン人の被疑者の多さに触れ、取調べの過程での彼らの対応を真似て紹介されました。

その内容は、「中国人は否認するとき立ち上がって「メイヨー、メイヨー」言うから、頭の中は寝ても「メイヨー」、起きても「メイヨー」だった」、「イラン人はイラン人で『アッラーの神がどうだこうだ』言ってくる」、ということでした。先生の話しぶりが面白可笑しく、コミカルだったので、学生の多くは笑っていました。

2.私の感想

しかし、私にはまったく面白くも、可笑しくもありませんでした。むしろ、取調べに対して否認をする外国人被疑者を真似て笑いをとることが「法曹倫理」を教える授業での内容だということに、非常に残念な気持ちになりました。

先生ご自身が中国人やイラン人に対してどのような感情をお持ちかは私の関するところではありません。先生は当該ご発言が中国人やイラン人に対する差別感情に基づいたものではないとおっしゃるでしょう。あるいは、単に彼らの対応を真似しただけで、それが表現の結果として面白可笑しくみえただけ、とおっしゃるのでしょうか。

3.差別表現の「構造」

しかし、私は、先生ご自身の意図はどうあれ、このご発言は差別発言であり、中国人やイラン人を面白可笑しく取り上げながら、彼らや彼らの発する言葉への無理解と憎悪を煽り立てるヘイトスピーチに他ならないと思います。

このことは、先生の発言が、学生の「笑い」を持って受け入れられたのはなぜか、を考えれば自明です。なぜ先生の発言は聴衆からの抗議を受けることなく、笑いを持って受け入れられたのか。それは、『日本で罪を犯した(と思われる)外国人が声を裏返しながら「メイヨー」とか「アッラーの神が」とか意味のわからないことを言っている』ことは、滑稽であったり、奇妙であったり、あるいは不気味であったりするという意識を聴衆が共有しているからです。その論拠として、中国人が発する「メイヨー」がイギリス人の発する「NO」だったとして、あるいは、イラン人が発する「アッラーの神がどうたらこうたら」が日本人の発する「天地天命に誓って」だったとしたら、笑う人はいるのでしょうか。おそらくいないはずです。「メイヨー」とか「アッラー」が面白いのは、そうした言葉や態度が「他者」の発する、理解できないものであり、奇妙で滑稽なものに映るからです。そして、それを取り上げて、モノマネして、笑えるエピソードとして紹介して、聴衆が笑う。先生のご発言が学生の笑いをもって受け入れられたのは、こうした意識構造があってこそではないでしょうか。

4.質問

 説明が長くなりましたが、私が●●先生に質問したいのは以下の点です。

(1) 上記ご発言はどのような認識でなされたものか

(2) 授業を履修している学生の中に、中国籍やイラン国籍保持者、あるいは中国語話者やイスラム教を信仰するものがいたとしたら、当該発言はどのように受け止められたとお考えか

(3) 私の質問を踏まえた上で、今回のご発言をご自分でどのように認識されるか

 お答えいただきたく思います。

5.最後に

 私は、上記質問に対するお答えとともに、当該ご発言が撤回されることを希望しています。そうでなければ、期末試験では上述した内容と同じことを答案用紙に再び時間いっぱいまで書くのみです。その結果として「法曹倫理」の単位が認められなくても構いません。中国人・イラン人を差別する「法曹倫理」の授業を履修したと認定されて法曹となることは私の倫理観に反しますし、そのような単位は一生の汚点となってしまうような気がするからです。
========

当該教員から返答(1回目)
http://ameblo.jp/lawstudentgenki/entry-10593393035.html

これも抜粋して転載

===
(1)に対しては
自身の職務上の経験を話したという認識である

(2)に対しては
外国人の取調べ特有の苦労を話しました

(3)に対しては
色々な受け止められ方をされるので、今後は発言しない

ということでした。
返答の「概要」と書きましたが、回答の文章と長さ、内容はほとんど変わりません。
====


これに対して筆者が再質問し、
http://ameblo.jp/lawstudentgenki/entry-10593492641.html


本人が気づいたのか、他の誰かから忠告されたのかわからないが、以下のような再回答が来て、発言が撤回されたとのこと
http://ameblo.jp/lawstudentgenki/entry-10596446860.html


またまた抜粋して転載
====
以下にメッセージの概要を抜粋します。
カギ括弧内は原文の通りです。

・「不適切な表現があった」点を認める。

・発言の意図としては捜査の苦労を伝えるもので、「差別的な気持ち」はもっていない。

・しかし、エピソードを紹介する仕方が「至らなかった」。

・もし教室に中国籍やイラン国籍の学生がいたら「不快に思われたであろう」点、及び、

・受講者に、「外国籍の人を低く見る印象を与えてしまった」点を認める。

・上記の点につき、「申し訳なく思っており」当該発言を「撤回させていただ」く。

・今回の件で、授業のあり方について反省すると同時に勉強をした。


私個人宛てにも、

直接会って、「ご意見やご要望を承りたい」旨のメッセージが来ていました。

近日中に当該教員と直接話しあってきたいと思います。


まずは、今回の発言が不適切であったことを認めて、発言が撤回されたことを歓迎したいと思います。
発言が撤回された以上は、期末試験も通常通り受けます。


正直、今の気持ちはまったく晴れ晴れしません。

これで「よかった」という風な気持ちもまったく沸いてきません。

それは、結局今回の教員の発言は、多くの学生の間に共有されていた差別構造を浮き彫りにしただけで、教員の発言が撤回されても何も問題が解決したことにならないからだと思います。

今は自分の置かれている絶望的な状況を目の当たりにして、どうしたものかと思っています。
(後略)
==転載ここまで==

tu-taコメント
告発した人は「自分の置かれている絶望的な状況」と書く。
これはこの学生一人が置かれているのではなく、悲しいかな日本全体の状況なのだろう。
そして、法を扱う検察官の人権意識の水準はきっとこんなものなのだろうと思う。さまざまな場面での検察官の立ち居振る舞いがこれで説明できるような気もする。

この報告だけでは、その検察官教員がどれだけ真摯に反省しているかはわからないっていうか、あまり心から反省しているようにも思えないが、どうなんだろう。「 今回の件で、授業のあり方について反省すると同時に勉強をした」というのだが、何について、どのように反省し、勉強したのだろう。反省すべきは「授業のあり方」だけじゃないのではないか。

この告発した学生と会って話したいとしているそうだが、どんな話をするのだろう。その報告も聞いてみたいようなきがする。

もし、ぼくがその授業を受けていたら、どうしただろうと思う。
どんな風にこの検察官=教員が話をしたかによるが、その話芸が優れていたら、他の学生と同調して笑っていたかもしれない。自分の中にあるそんな差別的な部分にもも少し敏感である必要があるだろうなと思う。

ともあれ、こんな風に感じて、検察官=教員の、あるいは採点者としての「権威」にひるまず、ちゃんと告発できる学生がいることは心強いと思う。この人が書いているようにこの国の人権感覚をめぐる状況は絶望的かもしれない。でも、(彼か彼女かわからないが)こんな風に教員=検察官をちゃんと告発できるロースクールの学生がいることは小さな希望だと思う。

そして、ブログやツイッターは「権威」あるとされ、実際にも権力を握っているものを告発するときに使い方さえ間違わなければ、使えるツールになるのだと思った。

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