今日、考えたこと

アクセスカウンタ

zoom RSS TPPに関する菅野芳秀さんと佐藤憲一さんのやりとりに・・・。

<<   作成日時 : 2011/01/27 19:39   >>

ガッツ(がんばれ!) ブログ気持玉 3 / トラックバック 4 / コメント 4

菅野芳秀さんがブログで
「TPP−ちょっと変えて・・土の話から」
http://samidare.jp/kakinotane/lavo?p=log&lid=220638
というのを書いている。

これ、興味深いので、読んで欲しいのだけど
そのコメント欄に佐藤憲一さんという人が
「うーん、疑問なんですけど??」というコメントを書いている。これも全文読んでもらえたらと思うけど、ちょっと抜粋すると
====
TPPで一番打撃を被るのは稲作農家ですが
むしろこれを気に、補助金頼りでビジネス感覚の
薄い弱農家にご退場頂く良いチャンスと
捕らえてみてはどうでしょう?

弱肉強食は自然の摂理なのですから。

少子高齢化の進む日本、時代錯誤の農業を
一掃して、新しい強いアグリカルチャーを
クリエイトしようではありませんか!

菅野さんも早く目を覚ましてください!
====
とのこと。

この反論にはちょっと勘違いが多すぎると思う。
まず多くの米作農家が退場したら、そのあとを耕す人はほとんどいないし、そのようなシステムもない。
そのあたりはこの菅野さんが
『米が安い。絶望的な安さだ。』
http://samidare.jp/kakinotane/lavo?p=log&lid=215714
で書いている。
また、TPPは補助金とセットではないかという話もある。



そして、この佐藤さんに対して、菅野さんが
「コメントの佐藤さんへ」
http://samidare.jp/kakinotane/lavo?p=log&lid=222347
というレスポンスを書いているので、これも全文読んで欲しい。

これもちょっとだけ転載する。
===

「日本の食料自給率が40%から14%に」などTPPに参加した場合の予測を農水省がやっていますが、その場合一番こまるのは農家ではなく、消費者でしょう。
どこかでどなたかが書いていますように、農家にとって自給率の問題はありません。所得の問題です。その場合働き先を変えればいいだけの話ですが、消費者にとってはそうは行きません。14%の話は消費者にとっての食の問題です。いのちの問題です。私が農家ですから、「農業を守れ」といえば、「農家の暮らしを守れ」と同意語だととられてしまいがちですが、誤解しないでください。私はあくまで、農業、農村から見たこの国の危うさを言っています。

 食生活の選択肢が広がる・・・ですか。長年飽食の中で育つと想像力の働きが薄れ、危機が危機ではなくなるのだと思います。農村から見ていますと余計なことかも知れませんが、おっかない話です。
あなたは、また「若年層の貧困の問題」との絡みでも「むしろ食生活の選択肢が広がることは社会全体にとっては歓迎すべきこと」と繰り返しておられる。
ですがTPPによって国外から押し寄せてくるのは安い農作物だけではなく、安い労働力もそうなのです。「若年層の貧困の問題」はより深刻にならざるをえないでしょう。TPPの問題を農業の問題だけに限定して論じてはなりません。

このTPPをより厳密に点検してみますと、普天間と同じ問題に行き着きます。アメリカと日本の関係です。私はTPPへの参加を通してアメリカの従属国としてより純化していく日本の姿を見ざるをえません。
===


で、この佐藤さん、おそらく同一人物がPARCのMLにも、ほぼ同じ内容のことを書いていたので、ぼくも返信を書いた。
で、これも貼り付けておく。


==========

始めまして。

菅野さん宛ての返信にヨコからごめんなさい。

このメールがづっと気になっていました。
新規就農希望とのこと、心強いですね。


TPPとは何か、いろんな人がもっと知る必要があるというのは、その通りだと思います。

TPPが日本の農業を壊すか、壊さないか
さまざまな意見があっていいと思います。

そのことこそが、検証されるべきでしょう。


しかし、TPPが来なくても、日本の農業は壊されそうです。

このMLにも流れた菅野さんが書いているブログがありますね。

『米が安い。絶望的な安さだ。』
http://samidare.jp/kakinotane/lavo?p=log&lid=215714


そんな日本で、TPPはひとつの象徴なのではないかと思います。

農業をないがしろにしてきた日本という国家が、その流れを完成しつつある姿のようだと思います。

佐藤さんが書いているように、農業側が変わるべきところはあるのかもしれません。
また、安全な地産地消の学校給食の取り組みなど、とても大切だと思います。

もっとお米を食べようというキャンペーンも必要でしょう。

そういうことを積極的に取り組むべきという話を否定するつもりはありません。

そして、従来型の慣行農業の限界は見えてきつつあるのでしょう。



菅野さんが呼びかけた寄り合いにぼくも(ちょっとだけ)参加させていただいたのですが、そこに集まった農家は、たぶん、ほとんどその慣行農業から距離を置き、もしかしたら消費者との直接的なつながりを持ち、もしかしたらTPPが始まっても、農業を継続できそうな人たちばかりでした。

ぼくは彼らが怒っているのは、TPPそのものに対して、というよりもそこに象徴される輸出産業のためには農業を犠牲にしてもかまわないという姿勢なのではないかと感じました。


資料的に付け足すと、
例えば森永卓郎さんはhttp://www.nikkeibp.co.jp/article/sj/20101220/255217/?P=1
==
TPP参加で農業は壊滅的な打撃を受ける。「高付加価値化」でしのげるのはほんの一部。いま、考えるべきは「食の安全」の確立と訴求だ。
==
これ、もっともな話だと思います。
確かに、ここに森永さんも書いているように
> > ”農民はもとより、多くの人たちにとって、なんのメリットもありません。”
というのは言い過ぎかもしれません。
不安定ですが、日本にお金がある限りは安いお米は買えるようになるでしょう。
でも、それは本当にメリットでしょうか。

日本から今以上にどんどん田んぼがなくなっていくことがメリットだとは思えません。
ま、何もしなくてもなくなっていくという話もあり、そこをどうしていくのか、ということこそ考えなければならないのではないかと思います。

とりあえず、思いついたことを書いてみました。
このMLにはぼくなんかより農業に詳しい人はいっぱいいるでしょうから、そういう人にもコメントをもらえたら幸いです。

MLが論争向きのメディアだとは思いませんが、佐藤さんの反論などあれば、読ませていただければ幸いです。

========


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 3
ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!)
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(4件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
食の安全について:お友達のお友達のブログより
お友達のお友達が、ブログに書いていた記事を読んで感銘を受けました。 ...続きを見る
見習い農民の きっとおいしい家庭菜園
2011/01/28 22:13
農業論壇デビュー? (続>TPP問題について語る)
TPP問題について、とあるMLで投稿して、その本人様の ブログに私見をコメントしました。 第三者にこうして自分が取り上げられることは初めてで とても光栄であり、興奮もしています。 意見は正反対で対立してはいますが、日本の農業を 真面目に考えているという点では一致しています。 私のような意見は、おそらく少数派なのだと思います。 ただし、方向性としては間違っていないと自負しているので 我がブログでも公にすることにします。 ...続きを見る
ぷーさんの明日天気になぁーれ♪
2011/01/30 20:02
TPPをめぐる佐藤憲一さんへのレスポンス再び
以前http://tu-ta.at.webry.info/201101/article_9.html で紹介した『TPPに関する菅野芳秀さんと佐藤憲一さんのやりとりに・・・。』 ...続きを見る
今日、考えたこと
2011/02/09 21:02
枝豆を見に牛久へ行く
ネットの世界は広い。ページを訪問して何かを学んでも素知らぬ顔で通過して、さも自分が考え付いたアイデアであるかの様に転用することもありそうだ。  参考になってもコメントを残さず次に飛ん行ってそこで蹲っている。そういう利用のされ方が前提の媒体であるのかも知れない。何だかよく判らないまま高名なブロガーや真剣なチャレンジャーや深く思索する人のページを見ている。そのうち自分がどこに立ってどの方向を向いているのか皆目判らなくなる。     みずほの市場  牛久     クリックで拡大 ...続きを見る
市民オンブズマン つくばみらい
2011/08/02 18:42

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
菅野さんとのやり取りブログ記事を取り上げて
頂きまして、ありがとうございました!
光栄至極です。

色々と意見がおありだと思うのですが、、

・消費者に国産のお米の素晴らしさを
 啓蒙して、縮小傾向のマーケットのパイを
 広げる。米パン、新しい米食文化の提案含めて
・バイオマスエネルギー源として品種改良米を
 増産して、資源に乏しい国を稲穂油田化する

のような従来の枠に囚われない試みを次世代
農業ビジョンとして大胆に打ち出して実践
していくのはどうでしょう?
今、AKB48の女の子数人規模で朝食ご飯推進
キャンペーンがやられていますが、これを
もっと大規模でやってもいいと思います。

全国主要都市でギャル米を配りまくったり、
夏子の酒のように、人気漫画家に米農家が
主人公の漫画を描いてもらい、アニメ化もする。
実写ドラマ→映画化、ノベライズ。

ゲーム化→聖地巡礼、ARリミックス

農業法人、農業者へタイガーマスク寄付金ファンド
のようなモノを全国規模で創設して、稲作農家には、
経費全額を給付。生産量、品質に応じてボーナス支給。

その稲作農家が社会的な課題(貧困、雇用、少子化
介護、育児)解決の為のNPOに寄付をすると、寄付額
の8割がキャッシュバックされる。
(内容によっては全額)

なんてアイデアはいかがでしょう?
日本がユカイになりそうな気がしませんか??
佐藤憲一(本人)
2011/01/30 19:52
「産業界の為にナゼに俺たち血を流すのか?」
という意見も分からなくはありません。
元自動車メーカーエンジニアとしては特に。
でも、そんなこと言っていても始まらないでしょ?
地球規模で考えた時に、、では私達日本人が
この島国の中ではなくて、大和民族として
この地球、そして全世界の国の人々、これから
産まれてくる子孫の為に何ができるのか?
共に手をとって、ユカイに生きていく為に
優先すべきものは、何なのか?

私たちは世界的にみれば、とても恵まれているのです。

持てる者である私達には、当然果たすべき義務が
ある筈です。
noblesse oblige

地球規模の問題を解決に導く鍵は、
私達日本人であると私は考えます。

来るべき宇宙植民に備え、
立ち上がり、手をとり行動しなければなりません。

その時気がつく筈です。
どの国で採れた作物なのか?
この問いがナンセンスであることを。

「もちろん、地球で採れたものさ!」

****
参考までに、千葉成田の元気な”百将おじさん”
について小生が取り上げたブログです。
https://bblog.sso.biglobe.ne.jp/ap/tool/newscaredisplay.do
佐藤憲一(本人)
2011/01/30 19:53
Dear Mr. Kanno, Mr. Sekimori, Mr.Matsumoto
and everyone

Asuk not what your country can do for you,
but what you can do for your country.

国があなたのために何ができるかではなく、
あなたが国のために何ができるか、問いかけてください。
ジョン・F・ケネディ
Keny
2011/02/02 06:40
そもそも経済の落ち込みは金融資産の大半が大企業家、資産家、官僚を始めとする国家公務員や天下り及び地方公務員等の高額年収取得者に集中し、貧困家庭が増大し、消費経済市場の流通が細っている為の経済不況なのである。



http://ryou-cocolog.cocolog-nifty.com/ryou/
リョウ
2011/02/18 23:10

コメントする help

ニックネーム
本 文

トップ頁の右上に広告が入るようになっちゃいました。それがいやな人はさらに追加してお金を払いなさいとのこと。というわけで、この広告クリックしないでください(なんて、けなげな抵抗)。==============ブログ内ウェブ検索

ブログ内 を検索
TPPに関する菅野芳秀さんと佐藤憲一さんのやりとりに・・・。 今日、考えたこと/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる