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zoom RSS 『隠される原子力』小出裕章著 読書メモ

<<   作成日時 : 2011/06/05 04:58   >>

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隠される原子力・核の真実―原子力の専門家が原発に反対するわけ
小出 裕章 (著)

福島原発事故緊急会議のときだったかに木村さんから購入。


今回の読書メモは最初に読書メーターに書いてみた。
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/11436675

それを切り貼りしてまとめてみる。

結語に近い部分がすごく興味深くて、そこを一番に紹介しようかと思ったのだけど、最後に残す。



[06/02 02:47]
抜書:(放射性物質)…触ることも…匂いを感じることもできるのです。しかし、もし、放射性物質が五感に感じられるほど存在するようになると、人は生きていられません。6p


「放射能に色や匂いはないから・・・」という話がいろいろあって、だから困るよなぁという話をしていたんだが、そう、言われてみれば、当たり前の話。放射性物質は物質なんだから、色も重さも、そして、場合によっては匂いを感じることもできる。
ただ、それを感じるくらいに匂ったりしたら、その人は死んじゃうくらいに危険な物質で、ほんの微量で人を死に至らしめるという話、「言われてみたら、そうだよなぁ」と思った。



[05/30]
抜書:2005年、米国科学アカデミーの委員会報告から「…被曝のリスクは低線量にいたるまで直線的に存在し続け、しきい値はない。最小限の被曝であっても、人類に対して危険を及ぼす可能性がある。こうした仮定は『直線、しきい値なし』モデルと呼ばれる」

『直線、しきい値なし』頭文字だとLNTになるらしい。


[06/02 02:58]
(電力会社は事故が起きたら、補償できないことを知っていた。だから)それでも電力会社を原子力開発に引き込むためには、どうしても法的な保護を与えねばならず、大事故時には国家が援助する旨の原子力損害補償法を1961年に制定…。56p 政府が東京電力の責任追及に及び腰な理由はこれだろう。しかし、だからといって、電力会社を免罪できるわけではない。東京電力もこの甘言に乗って推進してきたのだから。


原子力発電を日本に導入した主犯が正力と中曽根といえると思う。
その中曽根はいまでも元気でしゃあしゃあと意見表明をしたりしている。少しは反省しろよっていっても無理だろうなぁ。日本の侵略戦争の反省もしないで乗り切ってきたのだから。



[06/02 03:07]
小出さんは二酸化炭素温暖化説について、「科学的には正しくありません」と言い切るが、同時に「それでも、影響が現れた時には遅すぎるという主張は成り立つでしょうし」、予防原則を適用することもあるだろうが、それは政治的な判断だと主張。結論としては、生命環境を維持するためにエネルギー浪費を減らすことこそ必要だという。68-69p

二酸化炭素温暖化説について、「科学的には正しくありません」と言い切る知識はぼくにはないので、これまでもそれが本当かどうかということに関しての態度は保留してきた。それが正しいかどうかもそれなりに大事かもしれないが、ここで小出さんは以下のようにいう。
===
地球温暖化の原因は多様であり、二酸化炭素だけが原因ではありません。そして、本当に大切なことは、生命環境を守るためにはエネルギー浪費を減らすことこそ必要なのに、それがむしろ見えなくされてしまっています。
です。
===
ともあれ、エネルギー浪費をやめればいいわけだ。二酸化炭素温暖化説が正しいかどうかでやりとりをエスカレートさせるよりも、どうすればエネルギーの浪費を終わらせるかということを考えたほうがいいと思うな。



[06/02 03:20]
50pと53pの注(1)に誤植発見。2009年の電事連のプルサーマル導入の見直しを受けて、書かれたコラムが掲載された業界紙『原子力eye』の発行年が2000年になってる。出版社にメールしようと思ったけど、HP見つからず。3刷も出てるのに、誰か気づかないかなぁと印刷屋としては思ってしまう。
[06/02 03:22]
続き)出版社のメールアドレスがわかれば、誰かが通報できただろうなぁと思う。そういう意味では出版社にHPは大切だよね。


[06/02 03:34]
科学・技術に「軍事」用と「平和」用の区別はないと小出さんは主張。そして、外務省が1969年に作成した内部資料「わが国の外交政策大綱」から引用する。そこには核兵器を製造できる経済的・技術的ポテンシャルは常に保持しなければならないとあからさまに記載されている。そして小出さんは、これが日本が原子力に固執し続ける本当の理由だというのです。


[06/02 03:43]
そして、著者は《環境破壊の責任は『先進国』にある》と明確に言い切り、以下のように書く。《「先進国」に住む私たちが贅沢な暮らしをすれば地球環境はますます悪化しますが、悪化に対処することができない貧しい国々の人々はますます苦境に追いやられます》145p


[06/02 03:55]
そして、ぼくにとっての焦眉は、本文のいちばん最後に書かれている『少欲知足』という小出さんの主張だった。少し長いが引用しよう。
===
 日本を含め「先進国」と自称している国々に求められていることは、何よりもエネルギー浪費社会を改めることです。あらゆる意味で原子力は最悪の選択ですし、代替エネルギーを探すなどと言う生ぬるいことを考える前に、まずはエネルギー消費の抑制こそに目を向けなければいけません。
 残念ではありますが、人間とは愚かにも欲深い生き物のようです。種としての人間が生き延びることに価値があるかどうか、私にはわかりません。
 しかし、もし地球の生命環境を私たちの子どもや孫たちに引き渡したいのであれば、あおの道はただ一つ「知足」しかありません。一度手に入れてしまった贅沢な生活を棄てるには苦痛が伴う場合もあるでしょう。当然、浪費社会を変えるには長い時間がかかります。
 しかし、世界全体が持続的に暮らす道がそれしかないとすれば、私たちが人類としての叡智を手に入れる意外にありません。
===

 ラディカルだけれども正しいと思う。圧倒的に正しいと思う。問題はその正しさをどのようにみんなでシェアできるか、そのためにどれくらいの時間がかかるのかということだと思う。


こんな時間だ、寝よう。エネルギー浪費に反対だとか言いながら、無駄に使ってるなぁ

====

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