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zoom RSS 大沼さんの福島原発事故110802

<<   作成日時 : 2011/08/04 05:10   >>

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大沼さんから福島原発事故の情報をもらっています。
大切な情報がたくさんあると思ったので、転載させてもらうことにしました。
すべて転載転送OKとのこと。
改行位置を変更しています。



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大沼です



今日の朝刊1面トップは(朝日)、「排気筒10シーベルト超」でした。

排気筒というのは原発の煙突です。

正常運転の時に、キセノンやクリプトンなどの放射性希ガスを大量放出しています。

今回は、圧力容器に水を注入するために行ったベントの時のガスをここから放出したのですが、煙突の根元付近にいったい何があるのでしょうか。

しかも強烈な量です。

しかも、「超」ということは、振りきれてしまったわけですから、さらにどれだけあるのかわからないわけです。

おそらく肉厚の鉄の管にコンクリートがかぶせてあるような部分だと思うのですが、その厚さはどのくらいなのでしょうか。

仮に、5〜10センチくらいあるとすると(ガンマ線が1/5〜1/10程度に減衰するはず)、筒の外から測って10Sv/H超だったということは、中身は100Sv/H超だった可能性があります。

もしかしたら、融けてメルトスルーした燃料棒すなわち死の灰の塊がベントや水素爆発の時に飛び散って、ここに一部が溜まっているのかもしれません。

また、この測定を行った作業員の被曝が4mSvだったというのは解せません。

10Sv/H超なら、1秒間に3〜4mSvの被曝をするはずです。

少なくとも、線量計で100Sv/H超を確認したということは、最低でも10秒くらいはそこにいたはずです。すなわち、少なくとも30〜40mSvの被曝があったはずです。

彼が胸に着けていた線量計が4mSvだったとしたら、その線量計が故障していたことになります。



1) 牛肉の簡易測定認める

朝日7月30日朝刊5面の記事です。

これまではゲルマニウム半導体各種分析装置しか認めていなかったのが、全頭検査体制を意識したのでしょう、NaIシンチレーションスペクトロメーター(今回私たちが買った装置)でもよいとして、測定方法を公示したのです。

さらに、スペクトルがとれないNaIシンチレーション・サーベイメーターを使ってもよいとしているのですが、これはやりすぎです。

測定感度が悪く、せいぜい100Bq/kgが検出限界だからです。どうも、暫定基準の500Bq/kgの半分の検出限界なら良いとする気のようです。

つまり、全頭検査で250Bq/kg以下なら、放射能なし扱いされる可能性があります。

  それにしても、やや廉価の測定装置を大量導入して、全食品の測定をする体制にむかって、少し前進したことは確かです。

問題なのは牛肉だけではないのです。

全ての食品が汚染しているのです。

これから新米が収穫されてきます。次はコメの汚染が焦点になりそうです。



2) 生涯被曝線量100mSv(朝日7月26日夕刊)

食品安全委員会に事務局提案(すなわち官僚の作文)として出されたという報道から数日にして、委員会答申案になってしまいました。専門委員諸君は、官僚の作文をたった数時間の議論(?)で、そのまま認めてしまったようです。

そもそも低線量被曝の健康影響については様々な学説、モデルがあり、その決着がついていないままに、ICRPは閾値なしの直線モデルを勧告し、日本を含めた多くの国がそれに従って国内法を定めてきたのです。

それを破滅事故によって深刻な放射能汚染が起きてしまった時点で、さしたる議論も検討もなしに、これまでの基準をいとも簡単に否定するというのは、研究者のやることではありません。

まして、食品安全委員会は、放射能の専門家集団ではないと委員自身のコメントが出ていたはずです。

前にも書きましたが、ECRRは、ICRPが内部被曝を軽視していることを批判して、もっと厳しい基準を勧告しています。(一般人の年間被曝限度が0.1mSv)

結論が分かれて決着しないときは、安全サイドの意見をとるのが予防原則です。いま必要なのは、予防原則からの政策展開です。



また、食品安全委員会がまずやるべきだったのは、きめ細かい、食品ごとに、年齢ごとに設定される基準を決めることでしょう。ベラルーシやウクライナでは、市民が日常食べるパンやジャガイモなどについては、40〜60Bq/kgという低い基準を設定していたのです。

現行の200Bqと500Bq/kgの2本立てで済まそうというのは、いかにも安直で、国民の健康のことを心配していない態度です。





3) 汚染水浄化進まず

稼働率が依然として50%台にとどまり、年内完了目標に黄色信号(朝日朝刊7/28)。

詰まったり漏れたりの連続です。

アメリカの会社とアレバ(仏)社にいったいいくら払ったのでしょうか。

こんな簡単な水処理で失敗が続くのは、高放射線環境下で、未熟練作業員を使っているからとしか思えません。

今度は東芝製の処理装置も導入したようですからどうなるでしょうか・・・



4) 放射能対策法を制定せよ

放射能には環境基準がない、瓦礫や汚泥にも基準がない。

あらゆる環境系の法律や行政から放射能をはずしてきたツケが回っているのです。

大急ぎでやらなければならないのは、放射能、放射線の環境関連基準を検討し、国民の健康を守る適切な法制度を緊急に確立し、全食品の放射能検査体制、除染対策などの具体的な実施をすることです。

ところが、現状は、官僚が生兵法で現実合わせの臨時基準を次々とさしたる根拠もないままに連発しているのです。

上下水道汚泥しかり、瓦礫しかりです。



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大沼淳一さん
緑亭通信(ブログ): <http://bunamoutainski.asablo.jp/blog/>
(PC不調でブログ更新停滞中)
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