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zoom RSS 『官邸から見た原発事故の真実』(田坂広志著)のメモ

<<   作成日時 : 2012/01/24 04:37   >>

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偶然、本屋で見つけて、一気に読んでしまいました。(2時間で読めます)

『官邸から見た原発事故の真実』田坂広志著  光文社新書
http://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334036614

問題を隠したことを肯定してるなど、合意できない部分もありますが、主張のほとんどは脱原発の人たちが主張していたことと重なります。

本を読んで驚いたので、シェアさせていただきます。

先日のストレステストに関するドタバタを見る限り、政府はぜんぜん反省してないですね。

ともあれ、検索したら、紹介してるブログがあったので、転載します。

http://ameblo.jp/onikko-nikki/entry-11139666688.html から転載(強調部分は引用者)
====
はじめに

2011年3月11日に起こった福島第一原子力発電所の事故。

この事故を受け、総理官邸から協力要請により、3月29日、私は、原子力工学の専門家として、内閣官房参与に就任しました。

それから始まった、日夜返上で原発事故への対策に取り組む日々。

その中で、苛烈で生々しい事故の現実を知り、手探りで進む行政の実情を知り、私自身、原子力というものに対する見方を、根本から変えざるを得なくなりました。

その理由は、二つです。

一つは、原発事故というものが、これほどまでに深刻な事態を招くという現実を知ったことです。本書のインタビューにおいて詳しく語っていますが、この原発事故が最悪の状況へと進展したとき、「首都圏三千万人の避難」という事態も起こり得たという現実です。

もう一つは、現在の原子力行政が、国民の生命と安全、健康と安心を守るためには、極めて不十分、不適切なものであることを知ったことです。原発事故が起こらないようにするために、そして、万一事故が起こったときそれに対処するために、現在の原子力行政は、不十分、不適切であるだけでなく、緊急事態においては、およそ無力といってよい現実を知りました。

それゆえ、私は、原子力を進めてきた一人の専門家の責任において、また、官邸で事故対策に取り組んだ一人の責任者の義務において、敢えて、こう述べざるを得ないのです。

原子力行政と原子力産業の徹底的な改革を行わないかぎり、この国で原子力を進めていくことは、決して賛成できない。

そして、原子力行政と原子力産業の徹底的な改革を実現しないかぎり、国民からの信頼を取り戻すことは、できない。

そして、その改革によって、国民の信頼を取り戻さないかぎり、原子力の未来は、必ず、終わりを迎えることになるだろう。


では、なぜ、そう申し上げるのか。

福島原発事故は、「パンドラの箱」を開けてしまったからです。それも、「数珠つなぎのパンドラの箱」と呼ぶべきものを開けてしまったのです。

これから、この原発事故を契機として、様々な問題が連鎖的に浮上してきます。

そして、それらの諸問題は、原子力が宿命的に抱えている「アキレス腱」である、「放射性廃棄物の問題」に収斂していきます。

本書においては、それらの諸問題を「七つの問題」として語り、政府が答えるべき「国民の七つの疑問」として語りました。そして、なぜ、「未来の問題」として先送りしてきた「放射性廃棄物の問題」が、突如、逃げることのできない「現在の問題」になってしまったのか、そのことを語りました。

申し上げたいことは、ただ一つです。

真の危機はこれから始まる。

福島原発事故は、極めて深刻な事故であり、大きな危機をもたらしました。しかし、本当の危機はこれから始まります。そのことを知って頂きたいと思い、このインタビューをお受けしました。本書は、その内容をまとめたものです。

本書は、多くの国民の方々へのメッセージですが、この日本という国の進路に責任を持つ、政界、財界、官界のリーダーの方々にも、読んで頂きたいと思います。

危機から目を背けぬこと、それは、リーダーの責任でもあるからです。

いま、この日本という国は、大きな分かれ道にあります。

この分かれ道における歴史的な選択を過たないためにも、この本が、一つの道標となることを、心より願っています。

2011年12月19日   
   田坂広志

*************************

もうひとつだけ紹介したい文章があります。

インタビューで、田坂さんが「原発事故の後、現在、最大のリスクは何でしょうか?」と聞かれた答えです。

「それは明確です。 『根拠の無い楽観的空気』 それが最大のリスクです。

 実際、現在、政界、財界、官界のリーダーの方々の間に広がっている『根拠の無い楽観的空気』には、 いささか懸念を覚えます。端的に言えば、『原発事故は、無事、収束に向かっている。だから他の原発 については、安全性を確認したら速やかに再稼働を行おう』という『楽観的空気』です。」

田坂さんは、現実は、それほど易しい状況ではない、真の危機はこれから始まると言っています。

田坂広志さんが昨年の10月に日本記者クラブで行った講演の映像が、Youtubeにアップされていますのでそちらもぜひご覧ください。(約67分)

「福島原発事故が開けた『パンドラの箱』」

http://www.youtube.com/watch?v=bMRD3p2nuuI

==転載ここまで==

それにしてもびっくりした。
「今回の事件をきっかけに、これまで反原発運動が主張してきたことが、次々と露見してくるだろう、そして、参加型民主主義が必要になるだろう」と内閣の中で原発処理のために顧問として働いてきた人が主張している。また、レベッカ・ソルニットが主張している「エリートパニック」という話を思い出した。パニックを恐れるエリートが情報を隠し、被害を拡大させているという図式が、体験談として、ちゃんと書いてあるように思う。(たぶん、まだ話していない、もっとひどいこともありそうだと思うが。)

ともあれ、ぜひ、読んで欲しい1冊だ。

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