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zoom RSS 『生き心地の良い町』メモ

<<   作成日時 : 2015/01/24 06:48   >>

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http://bookclub.kodansha.co.jp/product?code=217997 から
『生き心地の良い町 この自殺率の低さには理由(わけ)がある』 
著:岡檀  発売日:2013年07月22日

推薦の言葉】
 「探検記」の傑作。誰も知らない(住んでいる人たちも自覚していない)謎の「パラダイス」が存在したという展開は、ソマリランド級のインパクト。日本のあらゆる社会問題解決の鍵は本書にある! と遠吠えしたくなった。
 ―― 高野秀行、ノンフィクション作家、「謎の独立国家 ソマリランド」著者

徳島県南部の太平洋沿いにある小さな町、海部町(かいふちょう)(現海陽町)。
このありふれた田舎町が、全国でも極めて自殺率の低い「自殺“最”希少地域」であるとは、一見しただけではわかりようがない。この町の一体なにが、これほどまでに自殺の発生を抑えているというのだろう。
コミュニティと住民気質に鍵があると直感した著者は、四年間にわたる現地調査とデータ解析、精神医学から「日本むかしばなし」まで多様な領域を駆使しつつ、その謎解きに果敢に取り組む。
ゆるやかにつながる、「病」は市に出せ、“幸せ”でなくてもいい、損得勘定を馬鹿にしない、「野暮ラベル」の活用など、生きづらさを取り除いて共存しようとした先人たちの、時代を超えて守り伝えられてきた人生観と処世術が、次々とあぶり出されていく。

第1章  事のはじまり ―海部町にたどり着くまで
第2章  町で見つけた五つの自殺予防因子 ―現地調査と分析を重ねて
いろんな人がいてもよい、いろんな人がいた方がよい/人物本位主義をつらぬく/
どうせ自分なんて、と考えない/「病」は市に出せ/ゆるやかにつながる
第3章  生き心地良さを求めたらこんな町になった ―無理なく長続きさせる秘訣とは
多様性重視がもたらすもの/関心と監視の違い/やり直しのきく生き方/
弱音を吐かせるリスク管理術/人間の性と業を知る
第4章  虫の眼から鳥の眼へ ―全国を俯瞰し、海部町に戻る
「旧」市区町村にこだわる理由/最良のデータを求めて/指標が無いなら作るまで/
海抜五百メートルの山と高原/地理的特性の直接・間接的影響/海部町の「サロン」活用法 
第5章  明日から何ができるか ―対策に活かすために
  「いいとこ取り」のすすめ/思考停止を回避する/“幸せ”でなくてもいい/
  危険因子はゼロにならない/人の業を利用する/「野暮ラベル」の効用



メモを読書メーターに書いてみた。そこからコピペ。一部改行など修正


年末年始にかけて読んだ。カッチリした調査を誰でもが読める本に書き下ろした手腕はすごいと思った。
ナイス! ★4 - コメント(13) - 1月3日 - 編集


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tu-ta
ここでとりあげられている海部町のコミュニティの多様性重視の例として、特別支援学級の話もある。近隣で海部町のみがその設置に反対しているという。反対する理由をある町会議員は以下のように説明
「他の生徒たちと多少の違いがあるからといって、その子を押し出して別枠の中に囲い込む行為に賛成できないだけ」
ナイス!ナイス! - 01/09 03:55

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tu-ta
江戸時代の初期に大勢の働き手が必要となり、近隣などから流れ込んできた移住者の町で、遅延血縁が薄いから、異質なものを排除しない風土ができたというのが、この本での岡さんの説明(87-90p)。この本の中でも江戸時代の移住の距離的な制約については書かれているが、江戸時代にどれだけ移住の自由があったのだろう?
ナイス!ナイス! - 01/13 05:07

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tu-ta
上記の疑問は残るが、近隣のほかの地域よりも、異質なものを排除しないという風土はあるのだろう。そして、大切なことは排除しないだけではなく、他者に関心を寄せ、関わりつつ排除しないということなのだと思う。 都会のように、関係が希薄であれば排除もないが、それだけではだめなのだろう。 しかし、この関わりつつ排除しないという微妙な距離感を保つのはけっこう難しいような気もするのだが、海部町では、なんだか自然にそれが実現しているようにも思える。 その微妙なバランス感覚をいまから養うことは可能なのだろうか。
ナイス!ナイス! - 01/13 05:16

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tu-ta
「絆」や「つながり」は自殺を抑制する要素として機能していない(177p)という指摘は鋭い
ナイス!ナイス! - 01/24 01:39

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tu-ta
しかし、厳密に見ると【絆」や「つながり」は自殺を抑制する要素として機能していない】と言い切ってしまうのもまた危ないだろう。自らの弱さをシェアできるようあ「つながり」は重要。
ナイス!ナイス! - 01/24 01:52

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tu-ta
ここでは以下のように書かれている。
人との絆が自殺対策における重要な鍵であるとする主張自体は、まったく間違っていない。私自身もかつてはこの通説をよく引用していた。ただし今振り返って思うのは、その言葉を引用するだけであたかも何かを伝えた気になって安心してしまい、思考停止していなかったかということである178p
ナイス!ナイス! - 01/24 02:21

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tu-ta
また、中学生の自殺をきっかけに「いのちを大切にする授業」の必要性・重要性が声高に語られるようになった。それ自体は大切なことだが、自殺問題の核心はそこにはない、という指摘(179p)も鋭いと思う
ナイス!ナイス! - 01/24 02:28

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tu-ta
「海部町と両隣に接する町を比較した場合、住民幸福度は3町のなかでもっとも低い。つまり「幸せ」と感じている人の率がもっとも小さい」(180p)
という部分も興味深い。「幸せでも不幸でもない」と感じる人はの率もっとも多い(181p)。そのことと自殺率のダイレクトな連関について著者は語らない。そのあたりの注意深さにも注目した。
ナイス!ナイス! - 01/24 06:02

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tu-ta
とはいうものの、以下のようには書いている。「
幸せ」であることが必ずしも大切なのではなく、んあんらかの理由で幸せを感・じ・ら・れ・な・く・な・っ・たときの対処の仕方こそが肝心なのである。 185p

ナイス!ナイス! - 01/24 06:07

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tu-ta
188pでは「海部町、はなぜこのようなコミュニティをつくってきたのか」と問いを立て(これをよく聞かれるらしい)、「それが”お得”だったから」と答えている。損得勘定に基づく合理的判断が重要だというわけだ。「レールに乗った人々を動かすのは利害だ」といったヴェーバーにも通じるかも。
ナイス!ナイス! - 01/24 06:14

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tu-ta
いやがる人に強制するというような野暮”なことはしない、という言い方の多用。そこに見られる思考方法にも注目する。そして、この野暮”というラベルを貼ることで個人の自由を犯すような行為を排除する方法は巧妙であり、反応的で斜に構えがちな若者にも有効だという。192-198p
ナイス!ナイス! - 01/24 06:22

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tu-ta
そして、以下のようにも書かれている。
ここで最も重要な点は、ラベルを貼る対象の選択プロセスである。強固な権力構造に支配されたコミュニエイであれば、支配者が独断で決めた対象にラベルが貼られ、残る者たちは唯々諾々と従うという図式・・・。こうなればラベルの効用は180度反転し、住民たちに息苦しさをあたえる側面を強める 198p

ナイス!ナイス! - 01/24 06:29

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tu-ta
町の人たちが著者の感動にちっとも共感してくれず「なにも大層なことは言うとらんじぇ」といって、スタスタ立ち去っていくというのも面白い。199p
ナイス!ナイス! - 01/24 06:33

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