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zoom RSS 「セプテンバー・ラプソディ」メモ

<<   作成日時 : 2015/02/21 08:30   >>

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読書メーターなどに書き散らかしたものをかき集めてアップ


買おうかどうしようか迷ったが、結局、買って、読んでしまった682ページ!!
やめられないV.I.  

テロ対策などを口実になんでもやってしまう米国政府。(ま、日本もほぼ追随してるけど)そんな体制や資本に対する怒りは変わらない。(ちなみに歴史を遡ってもそうだという話もある)

V.I. の、弱く、小さくさせられているものへの共感も変わっていない。


ハヤカワのサイトの紹介の文章は
〈V・I・ウォーショースキー〉シリーズ 

医師の友人の頼みで、麻薬中毒の女性を探すヴィク。消えた女性は何かに怯えるようにして「助けて」というメッセージを残していなくなった。そして彼女も息子も姿を消していたことがわかる。しかも彼は企業の機密を奪って姿を消した疑いが……壮大なスケールでおくるV・I・ウォーショースキー・シリーズ注目作

確かにスケールは壮大です。そして、ボリュームも。




ところで、原題のクリティカルマス。ぼくは
B 自転車と道路交通のあり方を問う社会運動。特定の日時・場所に自転車で集まり,集団で走行するもの
っていう意味しか知らなかった。(以下も含めて https://kotobank.jp/word/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%82%B9-683475 から)

@ 臨界質量(りんかいしつりよう)
Aある商品やサービスが,爆発的に普及するために最小限必要とされる市場普及率。限界的な普及率。
B 自転車と・・
という意味が記載されていた。核兵器開発の話としての@の意味に加えて、Aの要素があるのだろうが、もうひとつよくわからない。
ハヤカワに問い合わせのメールをだしたけど、返事があるかどうかは不明。

ちなみにV.I.はいくつになったのかなぁ

にしても、この表紙はなんとかならないかなぁ?昔の江口寿史さんの表紙の絵が圧倒的にいい。せめて、パレツキーさんの他のハードカバーについてるくらいの絵にして欲しいもの。

以下、ちょっとかっこいいと思った部分

引用1
母たる者が家事全般と自分の情熱のあいだでバランスをとるのは、ピンの先端に片方の爪先で立つよりむずかしい。完璧にできるはずがない。しかも、それをとりわけ苦手とする女性たちがいるものだ。232p

引用2
「カブール市郊外の洞窟にひっこんで、死ぬまで小枝を食べて暮らしたい気分よ」
「二日くらいならできるでしょうけど、そのあと、女性が学校に行くために暴力をふるわれたり、結婚を強制されて逃げだしたために焼き殺されたりするのを見るうちに、我慢できなくなるわよ。洞窟を出て、タリバンの男たちの頭を叩き割り、あとはたちまち修羅場ね 」
苦いユーモアをちらっと見せて、ロティは言った。262p


引用3
家事労働は見て楽しむスポーツであって、参加型のスポーツではないとつねづね思ってきたのに、・・・407p


引用4(順は前後してます)
政府の監査の結果、テロとのつながりがなくとも国土安全保障省がアメリカ国民のメールを監視し、電話を盗聴していることが明らかになった。国土安全保障省に予算の制約はない。やりたい放題だ。厄介なことに、連中が盗聴を始めると、必要と思われる一部分だけでやめることはなく、相手の生活のあらゆる部分に入り込む。349p


引用5
どうにも理解できないのは、兵器開発をおこなっていた研究施設の幹部が反核活動家に変身したということだ。何かよほど強烈な出来事に見舞われたに違いない。だが、戦争とその余波以上に破壊的なものが、果たしてあるだろうか。466-467p


引用6
終戦後、きみのお祖父さんはペーパークリップ作戦と呼ばれるものに加わっていた。その作戦により、ロケットや爆弾の開発にあたっていたナチの専門家たちがアメリカに連れてこられて、そのなかには、残酷な拷問をおこなった者も交じっていた。エドワードの尽力で罪が帳消しになった者の一人に・・・


ペーパークリップ作戦を知らなかったのでググったらWikiにあった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E4%BD%9C%E6%88%A6
で、思い出したのが石井四郎
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E4%BA%95%E5%9B%9B%E9%83%8E
「戦後石井はGHQと交渉し、部隊の全データ提供と引替えに731部隊関係者の戦犯免責を実現させている」という記述はあるんだが、人体実験を指示したという記述がWikiにはなかったので、入れておいた。

小説の末尾に「歴史メモ」がついていて、IRF(ウィーンの放射能研究所)についての解説がある。そこから引用
 IRFは・・。二つの大戦にはさまれた時代には、女性の科学者を積極的に登用・支援するというまことにユニークな組織だった。女性研究者に研究室の掃除をさせるかわりに用務員を雇い入れた点で、世界で初めての研究施設だった。また、男子トイレと同数の女子トイレを用意した点でも、世界で初めての、そしておそらくは、いまなお世界で唯一の研究施設と言っていいだろう。ナチスドイツによるオーストリア併合以前には、研究員の38%が女性だった。675p
ここにはモデルになった女性の話と、そのフィクションの部分とそうでない部分の説明がある。モデルになった女性マリエッタ・ブラウには、非合法の時代からのナチ党員がいたが、その人が囚人の拷問には関わっていないとのこと。


ともあれ、面白かった、老後にもう1回読んでみたいな。

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