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zoom RSS 『ケースワークの原則』についてのメモ(追記あり)

<<   作成日時 : 2015/05/20 07:42   >>

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画像『ケースワークの原則 [新訳改訂版]援助関係を形成する技法』
という本、レポートを書く参考にしようと借りたのだが、読む本が大杉で次に予約している人もいるということで、あまり読まずに返却するにあたって、Webからひっぱってきたものを中心にメモを残す。ま、これでほとんど読んだような気分にはなれる。

この1957年に書かれた『The Casework Relationship』の著者はフェリックス・P・バイスティック、1912年生まれのイエズス会の司祭とのこと。

ざっくりした印象評価だが、まだ「当事者主権」などという言葉がなかった時代の書物として読む必要があるのだろう。「にもかかわらず」という話を含めて「訳者あとがき」に書かれている。
当時のアメリカでは、今日ほどクライエントの秘密を的確に守るといういうことやクライエントが問題を解決する上で、解決の方向やペースを自分で選択することなどが重視されていなかったはずです。また、「善意」や「熱意」だけが援助の基本であるという考え方が、色濃く残っていた時代でもあったはずです。バイスティックはこうした時代のなかで、援助関係こそがケースワーク臨床の基礎であり出発点であると主張したのです。233-234p


また、Wikiでも、この「あとがき」を援用して、そのことに触れている。
そして、この少し前で訳者の尾崎さんは以下のように書いている。
バイスティックは、ケースワーク臨床のもっとも重要な基礎が援助関係を形成することであり、ケースワークの技術とは、まず、援助者がクライエントとのあいだに援助関係を形成する技法であるという主張を、今から40年前に明確に示したのです。233p
(これは1995年に書かれた「あとがき」なので、40年前という記述、いまではもう60年前)

ここで、ぼくがひっかかるのが「援助関係」という言葉。この7原則で言われていることを『援助‐被援助』という風にまとめてしまわない方がいいのではないだろうか。ぼくには『援助関係』というよりも、相談者と被相談者の信頼関係を形成することが基礎であるべきという主張ではないかと思える。そして、この本の原題は『The Casework Relationship』となっているので、そこにも『援助‐被援助』という含意は感じられないのだが、ま、英語のことはよくわからない。そう、バイスティックの意図がどうだったかはこの本さえ、ちゃんと読んでないので、なんとも言えないのだが、ぼくには上に書いたように、『援助関係』というより、大事なのは『信頼関係』じゃないかと思えるのだった。

ちなみにこの本に掲載されている『英国版への序言』(アイリーン・ヤングハズバンド記)には、原題の『The Casework Relationship』について、以下のように書かれている。
『ケースワーク関係』という用語でさえも、それは実際の経験についての最も適切な用語を見つけようとする懸命な努力から生まれたものであって、このことを理解していない人びとにとっては、選ばれた少数の者だけにしか通用しない密教的な難解さを、幾分か持つものとして響くだろう。・・・長めの略・・・「関係」という用語も、おそらく最も適切な用語でもなければ、また最終的な用語でもないかもしれないが、少くともこの用語は、人と人とが認め合い相互作用が行われたという意味をあらわしている。226-227p
そして、この『英国版への序言』の著者は、このバイスティックの著書が「感傷的な無駄口または願望的思考」と「人びとのさし迫った悲嘆に対して、われ関せず超然としている」という両極の態度から距離を置き、「ナイフの刃を渡ってゆくような困難な仕事を巧みに処理して、目を見晴らせるような成功を収めている」と書く。

しかし、少し読んでみると序文から「援助関係」という言葉はとても肯定的に多用されている。そこで、気になったのだが、この「援助関係」という日本語、英語では何なのだろう? で、気になりすぎて、2000円強も払って、英語の本をポチッとしてしまった。

2週間くらいで送られてくるらしいので、そうしたら、ここを書き足そう。


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以下、英語の本が届いたので追記(ついでに英語の本の画像も追加)

目次で「援助関係」という日本語になっている部分はThe Casework Relationship という英語だった。

第1部の「ケースワークにおける援助関係の本質」
と訳されている部分は
The Essence of the Casework Relationship

第2部の「援助関係を形成する諸原則」は
The Principles of the Casework Relationship

であり、ここで「援助関係」と訳されたのはすべて The Casework Relationship


ぼくは「援助関係」という日本語を当てることのマイナスがあると思う。「援助関係」と比較してThe Casework Relationship にはパターナルな響きが薄いような気がするのだが、どうなのだろう?誰か英語に詳しい人に聞いてみたい。そして、この7原則もある部分では、パターナリズムニに陥りやすいことを戒めているように思える。

The Essence of The Casework Relationship を 「ケースワークにおける援助関係の本質」と訳すのは意訳なのだと思うのだが、ここに「援助」という言葉をわざわざ挿入する必要があったのかどうか、ぼくには違うような気がしてならない。

また日本語版には『援助関係を形成する技法』というサブタイトルがつけられているが、ぼくがとりよせた英語版にはサブタイトルはない。すっきり The Casework Relationship とだけ記載されている。
ただ、画像検索すると、サブタイトルがありそうなのだが、画像が荒くて読めない。また、違う色の本では著者はバイスティックだけではない。不思議だ。

追記ここまで
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それにしても、「バイスティックの7原則」で検索すると、いろんな解説がわさわさでてくる。以下に引用するのは検索上位で目に付いたもののみ


出版社のサイト
http://www.seishinshobo.co.jp/book/b87944.html
から

目次
第1部 ケースワークにおける援助関係の本質
 ケースワークにおける援助関係の本質
第2部 援助関係を形成する諸原則
 原則1 クライエントを個人として捉える(個別化)
 原則2 クライエントの感情表現を大切にする(意図的な感情の表出)
 原則3 援助者は自分の感情を自覚して吟味する(統制された情緒的関与)
 原則4 受けとめる(受容)
 原則5 クライエントを一方的に非難しない(非審判的態度)
 原則6 クライエントの自己決定を促して尊重する(クライエントの自己決定)
 原則7 秘密を保持して信頼感を醸成する(秘密保持)
 要約


内容説明
本書は、ソーシャルワーク臨床の原点である「援助関係」の基礎を論じ、約40年間読み継がれてきた古典的名著である。今版は、旧訳の原則名を併記するとともに、「英国版への助言」及び更なる改訳を加えたことにより、バイステックの示した援助関係の意義・関係形成の技法が、より鮮明となり理解を促す。原書名:The Casework Relationship

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「本が好き!」に掲載されている引用の多い詳しい書評
http://www.honzuki.jp/book/40065/review/94046/
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対人援助技術の基礎を今一度読み解こう。バイステックは目の前のお客様をクライエントと称するがけっしてその他大勢のクライエントとは見ていない。一人の人間として捉えることを大事にしている。

おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
↓↓↓
ケースワークの原則―援助関係を形成する技法
フェリックス・P.バイステック
誠信書房
発売日:2006-03

【出会い】
帯広図書館で借りました。大学のときと社会福祉士国家試験以来「バイステック」を忘れていました。今一度、バイステックの教えを学びたいと思います。

【本書紹介のねらい】
すべての介護従事者へ(介護職、介護支援専門員、社会福祉士、看護職など)。
あなたのお客様との関わりについてもう一度考えてみましょう。

※ 「ケースワークの原則」は援助関係を説明し、定義し、さらに分析することが、ソーシャルワークの専門家にとって必ず大きな価値をもつことになるという確信から書かれたものである。

【気になった抜粋】
物を所有したり使用したりすることのなかに真の幸福はない、むろん、人間が生きるためには、あるいは人間が共通にもつニーズを満たすためには、食料、衣類、住まいなどの物が必要である、また、これらの物は人に快適さや歓び、そして満足感を与えている、しかし物がそれ自体、幸福を与えるわけではない。

クライエントは、友人のように話を聴いてほしいと思っているだけでなく、有能で専門的な能力をもつ人に話を聴いてほしいとも願っているものである。

ケースワーカーは援助全体のの情況全体に合わせて、自分の情緒的な関わりを吟味すべきである、そうすればワーカーはバランスのとれたものの見方を常にもちつづけることができる。

クライエントを個人として捉える手段……きめ細かく配慮すること、面接時にはプライバシーに配慮すること、面接時間を守ること。

面接の目的の一つは、クライエントの緊張や不安を緩和し、クライエントが問題を自分自身でいっそう明瞭かつ客観的に捉えることができるよう援助することである。

ケースワーカーがクライエントの敵意や否定的感情をしっかりと受け止める態度は、クライエントが自分を一人の個人として、また価値のある人間として感じられるようになる基礎である、この体験が、クライエントが自ら変化をなし遂げ、問題を解決しようとする最初の動機となるのである。

ケースワーカーは必ずしもつねに言葉によって反応する必要はないということである、反応は知識と援助目的に沿って、態度と感情によって伝わればよい。

ケースワーカーの反応は、それがワーカーのお「心のなか」をきちんと通過したときにだけ意味をもつものである、クライエントは、心を通過しないワーカーの言葉を見抜くものである。

受容(受けとめる)……人に対してこの言葉を用いるときは、受けとめるは尊敬の念にもとづいて人に応対することを意味している。

ソーシャルワークの専門家としての責務は、人を受けとめることと、道徳に反したり社会のルールに反したりする行為を受けとめることとを、混同しないよう注意することである。

人間のもつ価値と尊厳は、無限なる神自身が定めた基準と法則によってしか、比較したり、評価することはできない。

人の成長は、何よりもまず生活手段を確保することから始まり、ついでさまざまな機会に恵まれることに左右される。

ケースワーカーが自分の人生において未解決の葛藤を抑圧しているという現実を直視しなければ、クライエントがクライエントの人生のおける同様の葛藤をクライエントのものとして扱うことはできないのである。

クライエントを一方的に非難しないという態度は、クライエントを裁くことが人間の基本的な権利を侵害し、援助を損なう恐れをもっているという、ケースワーカーの内面にある確信から生まれるものである。

クライエントは忙しそうに立ち働いているケースワーカーにも、話をするのをためらうものである。

クライエントは他のクライエントと比較されることを好まない、多くのクライエントは、自分がある枠や典型例にはめ込まれると感じれば、ワーカーが自分を型通りに判断を下し、分類していると感じとるものである。

ケースワーカーは、つねにクライエントをより良く理解する上で助けになる人格構造を高めるよう求められている。

秘密をうち明けられた人が、うち明けた人の意志に反して、それを暴露するとすれば、その行為は窃盗と同じである、また、人が合法的に知りえた秘密であったとしても、それを暴露することは正義を侵す行為である。


【響いた抜粋と学び】
相談援助を仕事とする人であれば一度は聴いたことがある「バイステックの7原則」。それを実際に読み込んだかどうかとなると……多くないのかと思います。僕も今回が初めてです。

今日からの相談援助に役立つ学びを紹介します。

個人を理解する上で、人間に共通するさまざまな特徴をできるかぎり知っていることも大変役に立つ、さらに一人ひとりのクライエントをより良く理解する上で、パーソナリティーがどのように発達して変化するのか、パーソナリティーが生活上のストレスにいかに反応するのかを知っておくことも重要である。




お客様を個人として捉える……つまり「個別化」ですね。「個別化」の前提にあるものは、あなたが「人間」を深く理解することだとバイステックは話します。「人間」が分からない、「人間」について考えていない人が目の前にいる「人間」を個人として捉えるというのは困難を極めることです。

「人間」について深く考えること、その上で目の前のお客様を個人として捉えましょう。

クライエントを個人として捉えることは、一人ひとりのクライエントがそれぞれに異なる独特な性質をもっていると認め、それを理解することである。



「人間」は一人一人異なるという大前提をあなたは持っていますか? 「認知症高齢者」と一括りにして考えていませんか? まずは目の前のお客様を一人の人間と認めることから始まります。

クライエントの感情には、彼のもっとも個人的な特徴が反映されている。

クライエントの問題や人柄をいっそう的確に理解することである、 クライエントが表出した感情は、その問題がクライエントにとっていかなる意味をもっているのか、あるいはクライエントがその問題をどのように 理解する鍵である。



お客様に限らずですが、目の前にいる人間、あなた自身も含め、”感情”にそれぞれの個人的な特徴が反映されているのです。相手の感情を理解することが相手を理解する第一歩と考えることができます。

クライエントの感情表現に対しても、各事例の援助目的を達成するために、建設的な方向で制限を設ける必要がある、クライエントの感情表現が「うっぷん晴らし」になってはいけないし、援助の目的からそれた感情表現も不適切である。

クライエントが一時的、あるいは部分的に、ケースワーカーに依存するためには、何らかの感情をワーカーに表出する必要がある、しかし同時に、ケースワーカーはそれが過度の依存とならないよう注意もしなければならない。



感情を理解することが大事なんですが、お客様の感情表現が単なる「うっぷん晴らし」ではいけない。目先のストレス解消だけでは物事は進展しないのです。感情を受け止めることが必要で、感情表現は必要なのですが、ただ感情を表現してもらえばいいというわけではないのですね。

援助の初期にケースワーカーは、問題それ自体ではなく、問題と深い関わりをもっているクライエント自体に関心を向けるべきである。



なるほど。相談援助の場面において、ついつい「認知面の低下、身体面の低下によりサービスが必要」と問題に焦点を当てがちですね。その問題は誰に起こっているのか? なぜそれが問題になるのか? 目の前のお客様に誠実な関心を寄せるのです。

ケースワーカーは、クライエントの感情表現を妨げたり、非難するのではなく、クライエントの感情表現の援助という目的をもって耳を傾ける必要がある。

クライエントから、恐れ、希望、そして敵意などを表現する機会を奪うとすれば、それはクライエント全体を否定することと同じである。




お客様の感情をありのまま受け止める。言葉以上に大変なことです。しかし、この行動がそのままお客様を認めることにつながるのです。相手を認める、承認することが相談援助の基礎となります。

ワーカーは、人間のあらゆる感情に好意をもち、それらを理解しなければならない、また、いかなる感情にも寛容にならなければならない、相手が最善を尽くすよう期待し、しばしば最善を尽くすべきと相手に主張することのできる人間でもなければならない。




僕たち相談援助職は高い”人間力”が求められることがこの抜粋でお分かりになるかと思います。

ケースワーカーの自己研修とは、ワーカーが自分のもっているさまざまなニーズや感情を自覚することである、この自覚を蓄積することによって、ワーカー自身のニーズや感情がクライエントの感情を感知する仕事を妨害しないようにすることができるようになる。




相手を知る前にまず自分のことを知るのです。
「汝己を知れ」
あなた自身のことをあなたが一番理解することです。自分の感情を理解できない人が相手の感情を理解できないのです。

今すぐできること……「汝己を知れ」
この記事を読んだあなたは今どんな気持ちですか? 自分の感情を知ることから「相談援助」は始まります。

ここまでお読みいただきありがとうございます。
ー―――――――――――――――――――――――
掲載日:2013年02月06日
書評掲載URL : http://ameblo.jp/shellacmode/entry-11464636599.html
http://blog.livedoor.jp/shellacmode/archives/23125624.html




Wikiから
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バイステックの7原則

ケースワークの原則として「バイステックの7原則」がある。バイステックの7原則とは、アメリカのケースワーカーで社会福祉学者のフェリックス・P・バイステック(Felix P.Biestek)が1957年に著書『ケースワークの原則』で記したケースワークの原則である。バイステックの7原則は、現在においてケースワークの基本的な作法として認識されている。バイステックの7原則とは、以下の7つのことである。

1、個別化 (individualization)
クライエントの抱える困難や問題は、どれだけ似たようなものであっても、人それぞれの問題であり「同じ問題(ケース)は存在しない」とする考え方。この原則においてクライエントのラベリング(いわゆる人格や環境の決めつけ)やカテゴライズ(同様の問題をまとめ分類してしまい、同様の解決手法を執ろうとする事)は厳禁となる。

2、受容 (acceptance)
クライエントの考えは、そのクライエントの人生経験や必死の思考から来るものであり、クライエント自身の個性であるため「決して頭から否定せず、どうしてそういう考え方になるかを理解する」という考え方。この原則によってワーカーによるクライエントへの直接的命令や行動感情の否定が禁じられる。ただし、この受容の原則を理解する際には注意が必要である。バイステックは、人を受け入れることと道徳や社会のルールに反する行為を受け入れることは違うとし、あくまで「ケースワーカーが受けとめる対象は現実である」と述べている[1]。そのような意味でケースワーカーはクライエントをあるがままの姿で捉えることが必要であるとバイステックは主張しているのであり、何もかもを受け入れるべきであると主張しているのではない。

3、意図的な感情表出 (purposeful expression of feeling)
クライエントの感情表現の自由を認める考え方。特に抑圧されやすい否定的な感情や独善的な感情などを表出させることでクライエント自身の心の枷を取り払い、逆にクライエント自身が自らを取り巻く外的・内心的状況を俯瞰しやすくする事が目的。またワーカーもクライエントに対しそれが出来るように、自らの感情表現を工夫する必要がある。

4、統制された情緒的関与 (controlled emotional involvement)
ワーカー自身がクライエント自身の感情に呑み込まれないようにする考え方。クライエントを正確にかつ問題無くケース解決に導くため「ワーカー自身がクライエントの心を理解し、自らの感情を統制して接していく事」を要求する考え方。

5、非審判的態度 (nonjudgmental attitude)
クライエントの行動や思考に対して「ワーカーは善悪を判じない」とする考え方。あくまでもワーカーは補佐であり、現実にはクライエント自身が自らのケースを解決せねばならないため、その善悪の判断もクライエント自身が行うのが理想とされる。また人間は基本的に当初において自らを否定するものは信用しないため受容の観点からも、これが要求される。

6、利用者の自己決定 (client self-determination)
あくまでも自らの行動を決定するのはクライエントである、とする考え方。問題に対する解決の主体はクライエントであり、この事によってクライエントの成長と今後起こりうる同様のケースにおけるクライエント一人での解決を目指す。この原則によって、ワーカーによるクライエントへの命令的指示が否定される。

7、秘密保持 (confidentiality)
クライエントの個人的情報・プライバシーは絶対に他方にもらしてはならない、とする考え方。いわゆる「個人情報保護」の原則。他方に漏れた情報が使われ方によってクライエントに害を成す可能性があるため。

これらは、利用者と援助者間の「信頼関係(ラポール)」を構築するための倫理と行動の原則として著されている。この信頼関係は「私的な個人間の関係」とは異なる「専門的な援助関係」であるとされている。バイステックはその信頼関係を「水路」に例えて説明しており、そのためには、上記の7つの原則が大切であると説明している。ただし、バイステックの『ケースワークの原則』を翻訳した尾崎新は、バイステックの7原則が現代のような人権意識や倫理観が磨かれていなかった古い時代に書かれたものであるという時代背景をよく理解した上で注意深く読む必要があることを述べている[2]。なお、この「専門的な援助関係」を原則の1つと捉える学説があり、その学説を持っている研究者は「バイステックの8原則」と言っている[3]。


このconfidentialityが気になる。
confidentiality
【名】 機密性(保持)、守秘義務、信任の厚いこと、秘密性
これ、だから単なる秘密保持を超えて、そこでの信頼関係の醸成というような意味も含む言葉だと思う。


で、見てたら、怪しい情報も。
http://www.geocities.jp/mswpt77/PT/socialwork/gensoku.htm
では従来の7原則の「受容」というのが消されて、「F専門的援助関係の原則」に置き換えられている。これはWikiでは【この「専門的な援助関係」を原則の1つと捉える学説があり、その学説を持っている研究者は「バイステックの8原則」と言っている】と書いてあるもの。

さっきから書いているけど、この「援助関係」という言葉が怪しいと感じていて、それに専門的がついたりすると、もっと怪しいと思う。バイスティックは本では明確に原則を7つとして上げている。しかし、本の冒頭には以下のように書かれている。
近年、社会福祉の臨床現場では、援助を求めてやってくる人びととケースワーカーのあいだに形成される専門的な援助関係が、独自のきわめて重要な意味をもつことが広く理解されるようになった。このようなケースワーカーとクライエントの両者が形成する援助関係は、ケースワークの魂(soul)である。
しかし、ぼくにはこの7原則は本人の尊重と相談者と被相談者のある意味対等な相互関係を謳っているようにも感じるので、どうしてもこの「専門的な援助関係」という日本語がしっくりこない。最初にも書いた話だけど、再度。というわけで、英語の本が届いたら、また考えてみようと思う。



以下はちょっとくだらないかなぁと思いつつ、やはり便利な覚え方。

http://kaigohukushi120.blog.fc2.com/blog-entry-44.html


【恋とは慈悲慈悲】


です!



個別化(こ)
 
意図的な感情表出(い)

統制された情緒関与(と)

(は)

受容(じ)   

非審判的態度(ひ)

自己決定の原則(じ)

秘密保持(ひ)




長くなりすぎたのでここまで。
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また、かなり前に書いたリポートから 〜〜〜〜〜 相談援助の基盤と専門職A B)相談援助におけるソーシャルワーカーの利用者に対する基本的態度について述べなさい 〜〜〜〜〜 ...続きを見る
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