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zoom RSS 相談援助におけるソーシャルワーカーの利用者に対する基本的態度

<<   作成日時 : 2016/11/02 04:45   >>

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また、かなり前に書いたリポートから
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相談援助の基盤と専門職A
B)相談援助におけるソーシャルワーカーの利用者に対する基本的態度について述べなさい
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 相談援助におけるソーシャルワーカーの利用者に対する基本的態度を語るとき、想起するのがフェリックス・P・バイスティックの『The Casework Relationship』(邦訳『ケースワークの原則』)に記載された「バイスティックの7原則」である。

 これについて考えたことを今年5月にブログに書いた。
(『ケースワークの原則』についてのメモhttp://tu-ta.at.webry.info/201505/article_1.html

以下では、重要ななことは垂直的な関係に陥りやすい「援助=被援助」関係からの脱却ではないかということを書きたい。この本の原題である『The Casework Relationship』が邦訳書の本文では「援助関係」と訳されている。しかし、「ケースワーク関係」という言葉の中に、少くとも表面的には「助ける」という言葉は含まれていない。言葉の意味としては「(個々の)ケースに働きかけるときの関係性」ということだろう。この「バイスティックの7原則」の根底に流れているのは、クライアントの尊厳の維持だと思う。

『英国版への序言』(アイリーン・ヤングハズバンド記)には、原題の『The Casework Relationship』について、以下のように、その相互関係の大切さが解かれている。

『ケースワーク関係』という用語でさえも、それは実際の経験についての最も適切な用語を見つけようとする懸命な努力から生まれたものであって、このことを理解していない人びとにとっては、選ばれた少数の者だけにしか通用しない密教的な難解さを、幾分か持つものとして響くだろう。(略)「関係」という用語も、おそらく最も適切な用語でもなければ、また最終的な用語でもないかもしれないが、少なくともこの用語は、人と人とが認め合い相互作用が行われたという意味をあらわしている。(226-227p)


 このヤングハズバンドの序言に込められているのは、クライアントの尊厳を守るために言葉を選んだバイスティックの意図というふうに読める。

 7原則の中でも、とりわけ「個別化 (individualization)」をこころがけ、「受容 (acceptance)」し、「非審判的態度 (nonjudgmental attitude)」で臨み、「利用者の自己決定 (client self-determination)」を重んじるという4つ態度は、ソーシャルワーカーの利用者に対する基本的態度として、利用者の尊厳へのリスペクトを忘れないために重要なだと考える。

 障害者運動で言われる「私たちのことは私たちが決める」というスローガンは、子どもの権利条約の自己決定の項目にもつながるし、高齢者福祉の領域でももっと尊重されるべきだろう。

 「私たちのことは私たちが決める」という主張を支持し、利用者の尊厳を最大限尊重し、その利用者の意図に沿う意思決定をも支援することが「相談援助におけるソーシャルワーカーの利用者に対する基本的態度」における出発点であり、目標ではないかと考える。

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