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zoom RSS 若年性認知症の人が抱える問題や支援方法について(昔書いたレポート)

<<   作成日時 : 2017/02/27 01:41   >>

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昔書いたレポートシリーズ


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 現在、私が働いている就労継続B型には高次脳機能障害によって若年で認知に障害のある方が多いので、この設問に答えるにあたって、高次脳機能障害と認知症の違いを調べた。指定の教科書の説明では、その違いが不明確な記述になっている。

 しかし、「行政的に用いられる『高次脳機能障害』の定義では、進行性の病気は除外されているため認知症は含まれない」(注1)とされる。広義の高次脳機能障害と狭義の高次脳機能障害という捉え方もある。(注2)

 介護保険法による認知症の定義は「脳血管疾患、アルツハイマー病その他の要因に基づく脳の器質的な変化により日常生活に支障が生じる程度にまで記憶機能及びその他の認知機能が低下した状態」となっており、この定義ではその違いは明確になっていないが、以下では認知機能が徐々に進行して行くものを認知症と呼ぶという定義のもとに考えていきたい。それらの当事者が抱える問題や支援方法に共通点と違いがあるということを意識しておく必要がある。

 軽微なものから重篤なものまで、さまざまな認知の障害が存在するし、認知障害の進行のスピードによる違いもあり、若年性認知症の人が抱える問題は多岐にわたる。共通するのは、多くの場合、働くのが当然と考えられている年代であり、認知症で仕事の継続が不可能になるまではその人の仕事で生活を維持していたということ。認知症の進行でその生活方法が断たれるという問題である。ちなみに若年性認知症の定義は65歳未満で発症したものであり、若年期認知症は18歳から39歳までに発症したものとなっている。また、若年性認知症の場合、認知症本人だけでなく家族の生活への影響もより大きい。

 上述したように問題が多岐にわたるので、支援方法もさまざまだ。まず、考えられることとして、本人や家族の生活をどう維持するか、という問題への支援が必要とされる。障害者手帳を取得し、障害福祉サービスを利用できるようにする必要があるが、40歳以上の場合、介護保険優先という方針があり、その使用が困難なケースも散見される。

 そして、その人たちの居場所やリハビリの問題がある。障害者権利条約の精神にのっとれば、その人たちに合理的な配慮がなされると同時に、同年代の人とできるだけ同一の生活が保証されなければならない。一般就労の継続が困難になった認知症の方の居場所は現在、非常に少ない。40歳以上だと介護保険が使用できるので、高齢者向けのデイサービスの利用も可能だが、後期高齢者の方が多い場所に違和感を訴える声は大きい。さらに、継続した認知リハビリが必要とされるが、障害福祉サービスによる自立訓練(機能訓練・生活訓練)は期間が1年半(+1年)と限定されており、それを超える利用は症状の変化が証明されない限り、認められない。そして、継続して行うべき認知リハビリができる場所が必要であるのに、それもほとんどない現状がある。


注1
秋田県高次脳機能障害相談・支援センターホームページ高次脳機能障害Q&A
http://hbd.akita-rehacen.jp/pc/patient/id1920.php
から。
http://www016.upp.so-net.ne.jp/solicitor-toshi/jiko-13-20hokatonochigai.htm
上記のHPにも同様の記載がある。それぞれ2015年7月23日収録

注2
東京都主催の高次脳機能障害支援者セミナー(2015年7月開催)での東京慈恵会医科大学附属第三病院 リハビリテーション医学講座渡邉修教授の講義及びそのレジュメから

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