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zoom RSS 『社会的養護の課題と将来像』について調べ、概要を説明してください(昔書いたレポート)

<<   作成日時 : 2017/03/04 06:30   >>

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昔書いたレポートシリーズ

課題 『社会的養護の課題と将来像』について調べ、概要を説明してください。自身の意見を含め、説明、参考文献も明記


「児童養護施設等の社会的養護の課題に関する検討委員会・社会保障審議会児童部会社会的養護専門委員会とりまとめ」として提出されたのが『社会的養護の課題と将来像』(平成23年7月)であり、社会的養護という言葉が社会的に認知されることになったのはこの文書だったのではないか。ここで社会的養護は以下のように定義されている。

・社会的養護は、保護者のない児童や、保護者に監護させることが適当でない児童を、公的責任で社会的に養育し、保護するとともに、養育に大きな困難を抱える家庭への支援を行うことである。
・社会的養護は、「子どもの最善の利益のために」という考え方と、「社会全体で子どもを育む」という考え方を理念とし、保護者の適切な養育を受けられない子どもを、社会の公的責任で保護養育し、子どもが心身ともに健康に育つ基本的な権利を保障する。

 この報告は従来の孤児院の時代から続いた児童養護=大規模収容施設型からの転換を明確に宣言した記念碑的な文書だったと考える。社会的養護に関して、従来のパターナリスティックな政策から子どもの権利ベースの政策への転換だったということもできるだろう。

 社会的養護の基本的な営みは「児童養護」から引き継がれたものだが、社会的養護はそこからさらに踏み込み、目指すべき方向を明確にしたものであり、この報告で「子どもの権利を保証する」という視点が盛り込まれたことが大切なポイントだと『社会的養護の当事者支援ガイドブック』には書かれている。

 社会的養護における課題は、その環境に育つ子どもが生育していく上で必要な「ホーム」と呼べるような場所(親密な空間であり、そこを出たあとも頼れるような場所)を獲得出来るかどうかだと思う。社会的養護のスタイルはさまざまだが、そこには共通している点がある、と前掲の『当事者支援ガイドブック』に書かれている。子どもたちが、「そこに至るまでの人生で、数多くの痛みや悲しみを経験しているケースがほとんどであるということ」だと。

 子どもたちにはそこに至るまでの過酷なプロセスがあり、「だからこそ、社会的養護の営みの中で、子どもは、施設のスタッフや里親といった養育を担う人たちと日常を共にし、笑ったり泣いたりしながら、生活という営みを取り戻していく必要があり…安心して育つことのできる生活が、子どもから大人になっていく基盤をつくり、過去の痛みや悲しみを手放すことを支える礎に…」(前掲書)これが社会的養護の課題であり、これを基礎に子どもは成長していく。

 日本社会における社会的養護の具体的な課題としては、里親の比率を高めることと、大舎性からグループホームへの以降、そして18を超えた人のサポートの体制などがあげられる。


参考文献 『社会的養護の当事者支援ガイドブック』2015年Children’s Views &Voises発行
ハートネットTV シリーズ「施設」で育った私(1回〜3回の全テキスト)
1回目 http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/summary/2014-07/01.html 
2回目 http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/summary/2014-07/02.html
3回目 http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/summary/2014-07/03.html
(2015年7月13日収録)

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