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zoom RSS とりとめなく数冊  (ほんの紹介、3回目)(たこの木通信)

<<   作成日時 : 2017/06/20 01:10   >>

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2015年の9月頃書いた「たこの木通信」での『ほんの紹介』

〜〜〜〜
とりとめなく数冊 
    (ほんの紹介、3回目)

 今回は嗜好を変えて、最近読んだり、読み返したりした本を、エンタテイメントを含めて紹介。
1、『鹿の王(上下)』上橋菜穂子著(角川書店)
2、『釜が崎と福音』本田哲郎著(岩波書店)
3、『障害学のリハビリテーション』
   星加良司ほか著(生活書院)
4、岡田よしたけ著の絵本数冊

1、『鹿の王』はファンタジー小説。知ってる人は知ってる上橋ワールドだが、この人の創造力はすごい。もしかしたら、妄想力かも(笑)。本の内容紹介をここではできないが、こんな行があることは紹介しておこう。
例えば以下は主人公の医術師のモノローグ
「(…病は)この上なく魅力的なのだ。恐ろしいが、たまらなく心惹かれる。・・・それを知りたいという気持ちが、ときに人の命を思う気持ちを、超えそうになることがある」
これはヒロインのセリフ
「どの命も、これまでこの世に生まれたことのない、ただひとつの、一回きりの個性をもった命なのよ」
これも医術師の話
「言い訳は、いくらでも見つかる。理屈は、いくらでもつけられる。医術のため、後に人を救うためである、と思うことができれば。/だが、そのとき、自分たちは、自分のとてつもない傲慢さから目を背けているのではなかろうか」


2、『釜が崎と福音』 釜ヶ崎で生活するカトリックの神父が書いた本。こんなにラディカルな(根源的なという意味でもある)神父がいていいのか、と思えるほどラディカル。彼はフランシスコ会というけっこう大きな修道会の日本の責任者だったとき、いい子症候群の人間として、釜ヶ崎での夜回りに参加。勇気を出してやっと毛布を配ったときに「兄ちゃん、すまんな、おおきに」と言われたという。そんな、他者にとってはどうでもいいような体験なのだが、その一言で、「それまでの緊張がすっかり溶けて、ふわぁという解放された気持ちになった」と。しかし、そんな風に声をかけられたくらいで長い人生の重荷が解かれるとは思えない、というような行きつ戻りつをして、試しに山谷に行き、生まれて初めての土方仕事。そこでの労働者との出会い。そんな中で、やはり、そのことで自分が変わったのだと気づく。また、どんな宗教でもいいのだが、どんな宗教に属していても、それだけではだめで、大事なのは、人の痛み、苦しみ、さびしさ、悔しさ、怒りをしっかり受け止め、いましんどい思いをしているその人がいちばん願っていることをいっしょに実現することだ、と聖書学者でもある本田さんはいう。クリスチャンじゃなくても目からウロコの、小さくされたものが中心の聖書解釈。

3、『障害学のリハビリテーション』
この本の帯や序章には以下のように書いてある。
「障害学は、何のために、どのようなものとして存在する(べき)か――その基本的な問いへの応答はあまりにも深められていない」
こんな大風呂敷を広げていいのか、とも思う。で、ちょっとびっくりしたのは星加さんがとりあげるイギリスの有名な障害学者であるトム・シェイクスピアの以下の文。
「幾つかの理由により、いまや社会モデルは障害者運動や障害学のさらなる発展を阻害するものとなっている。それらの理由は、社会モデルに外在的なものではなくて、その成功に内在するものなのだ」

あらら、紙幅が尽きた。 4、『ちくわのわーさん』は読んでみて。

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