読書メモ「キリンの涙」

No.1レディース探偵社シリーズの第二弾。
2004年に日本語になっている。
やはりいい。
これといった事件があるわけではない。明晰な論理で事件を解明するというのでもない。そこに淡々と流れる時間が心地いい。

そして、散りばめられているエピソード。
例えば、今回の小説の中心的な事件に関する援助団体の人びとについて作者はこんな風に書く。
===
・・・。彼らに悪いところは何ひとつない――たいがいが親切で、ツワナ人に敬意をもって接してくれる。それでも助言を与えられるのは、どこかくたびれるものだ。熱心な外国の団体というのはつねにいくつかあって、アフリカ人に助言しようと待ちかまえている。これをやりなさい、これをこういうふうにすべきだ、と。助言はありがたいし、どこかでうまくいってるかもしれないが、アフリカは独自の解決法を求めている。
===

と、ここに書いたエピソードのような記述が多くあるわけではない。物語は淡々と続く。これが探偵小説かっていうくらい探偵小説らしくない温かさに満ちている。こんな風にほっこりした気分にさせられる探偵小説はそんなにはないんじゃないかと思う。

探偵小説、たくさん読んでるわけじゃないから、確信はないんだけど。





上記の記事が「面白いかも」って思ったら、この下にある「人気blogランキングへ」というのをクリックしてください。
人気blogランキングへ

クリックしてくれた人数のランキングです。クリックするとランキングのサイトに飛び、うんざりするような排外主義ブログのタイトルの山を見ることになります。こんなランキングに登録するバカバカしさを感じないわけでもないんですが、・・・
でも、クリックしてもらえるとうれしかったりもします。

人気blogランキングへ

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック