「保護観察・・・次の①~⑤の語句をすべて文中に取り入れて、「保護観察」を説明しなさい。」

2016年の3~4月頃書いたレポート   評価S

科目は更生保護制度


課題 (a) 「保護観察・・・次の①~⑤の語句をすべて文中に取り入れて、「保護観察」を説明しなさい。」 <①指導監督と補導援護、②一般遵守事項と特別遵守事項、③応急の救護、④出頭命令と引致(更生保護法第63条)、⑤不良措置と良好措置>

1、保護観察とは
法務省のHPによると「保護観察とは,犯罪をした人または非行のある少年が,社会の中で更生するように,保護観察官及び保護司による指導と支援を行うもの」であり「刑務所等の矯正施設で行われる施設内での処遇に対し,施設外,つまり,社会の中で処遇を行うものであることから,『社会内処遇』と言われて」いるとのこと。
対象となるのは保護観察処分少年、仮釈放者、少年院仮退院者、保護観察付執行猶予者。

2、指導監督と補導援護
そこで行われているのが指導(指導監督)と支援(補導援護)である。保護観察対象者には守らなければならないルール「遵守事項」が課され、保護観察官や保護司が対象者を指導監督するときには、この遵守事項に違反していないかを確認する。その「遵守事項」は対象者全員に付けられるルールとしての一般遵守事項(保護観察官や保護司の面接に応じ、求められた資料を提示し、転居や7日以上の旅行については許可を求めるなど)と事件の内容や事件に至った経緯等を踏まえ,個人の問題性に合わせて付けられるルールとしての特別遵守事項(犯罪や非行に結びつきそうな人との交際や場所に行くことの禁止や専門的処遇プログラムを受けるなど)にわけられる。補導援護では住居を得ること、医療を受けること、就職、家庭環境の改善、などへの支援を行うこととされている。

3、応急の救護
また「保護観察所では,保護観察対象者について・・福祉機関等からの援助が直ちに得られない場合や得られた援助だけでは十分でないと認められる場合もあり,そうした場合には,保護観察対象者に対して,食事・衣料・旅費等を与え,又は更生保護施設に委託するなどの緊急の措置(応急の救護等)を講じ」(平成21年版犯罪白書)ることになっている。

4、出頭命令と引致
更生保護法第63条は、地方更生保護委員会又は保護観察所の長は必要と認めるときは出頭命令を出すことができ、また定められた住居に住まない場合や、遵守事項を遵守しなかったという十分な根拠が有り、出頭命令に正当な理由がないのに応じなかった場合には引致(強制的に一定の場所や機関のもとへ連行すること)ができるという規定である。

5、保護観察の終了
そして、保護観察の終了に関しては、良好措置と不良措置という逆の二つのパターンがある。平成20年版 犯罪白書によると、「良好措置とは,保護観察対象者が健全な生活態度を保持し,善良な社会の一員として自立し,改善更生することができると認められる場合に執られる措置」であり「不良措置とは,保護観察対象者に,遵守事項違反,再犯等があった場合に執られる措置」であり、収容施設へ再度送られることになる。





参照
法務省HP 保護観察所
http://www.moj.go.jp/hisho/seisakuhyouka/hisho04_00040.html 
2016年3月30日採録

平成21年版 犯罪白書 第2編/第5章/第3節/1
http://hakusyo1.moj.go.jp/jp/56/nfm/n_56_2_2_5_3_1.html 
2016年3月30日採録

平成20年版 犯罪白書 第2編/第5章/第2節/3
http://hakusyo1.moj.go.jp/jp/55/nfm/n_55_2_2_5_2_3.html
2016年3月30日採録

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こんな勉強してたのだなぁと懐かしくなった。この知識は必要かも。

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この記事へのコメント

tu-ta
2019年12月08日 08:07
とはいうものの、保護観察制度、大幅な見直しが求められているのではないかと思う。
すべてボランティアの保護司に頼るのではなく、保護司にしっかり予算をつけるべきだと思うし、そもそも「保護観察」という名称が時代遅れだろう。人を観察とかするなと思うよ。
どんな名称がいいかはわからないけれども、当事者が繰り返し刑務所に入ったりすることがないうような支援が求められている。そして、それは再犯防止を求める事ではなく、その人と同伴し、支援者も変わること。もう、そろそろ抜本的に変えるべき時に来ているのではないか?

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