津久井やまゆり園事件から4年、山田由美子さんブログを読んで考えたこと+追記:津久井やまゆり園事件を考え続ける会の集会案内

いまは山田由美子さんといっしょに働く西條さんは以前からの知り合いなのだけれども、彼女が山田由美子さんのnoteをフェイスブックで紹介してくれた。
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=2344690615834253&id=100008800120984

津久井やまゆり園で起きた事件を通して表出した「第二の刃」を社会はいつまで振りかざすのか?
https://note.com/teamaoi2003/n/n9c586bccc021

この西條さんの紹介をぼくもフェイスブックでシェアしたら、そこに山田由美子さん本人がコメントを書いてくれました。
https://www.facebook.com/masahide.tsuruta/posts/3159874060759756?notif_id=1595079487692217&notif_t=


以下、コメント欄を含めて、ぼくが書きなぐったことを、ここに記録しておきます。

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西條さんが書かれているように
> 自分には関係ないから…ではなく
> 自分だったら…と想像しながら
読むこと、すごく大切だと思います。

それは山田さんのブログだけでななく事件全体を見渡して、
ぼくもそんな風に読みたいと思うのでした。

そして、ぼくが考えた結論は山田さんとは異なるものでした。

ぼくが考えたのは以下です。
書きなぐった文章で繰り返しも多く、十分にまとまらないものですが、ここにあげておきます。
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確かに、事実に基づかない批判があるとすればそれは正さなければならないだろう。

そして、津久井やまゆり園で働いていた人が大きなトラウマを抱える事態に直面したことも間違いなく、そこで働いていた人や入所していた人への心のケアや配慮が必要なことは間違いない。

そこで働いていた人たちの個人的なトラウマに配慮することと、それまでの施設の運営に問題があったとして、それを明らかにすることを混同して、問題に蓋をするようなことがあってはならないとぼくは思う。

判決や3人の委員会の中間報告書にあるような虐待などがあったのかどうか、それを明確にできるのは組織としての津久井やまゆり園だけではないか?

事実と異なったことが公的に言われているとしたら、そうではないと説明する第一の責任は管理を委託した県にある。その県が委託した委員会が虐待があったと認定している。仮にそれが間違いだとしても、事業所側が反論しなければ、それは公式な報告として残り、そのようなことがあったことになる。

山田さんが書いているように、虐待かどうか、明確には判断できないケースも多いのは間違いない。だからこそ、そうではないとしたら、ちゃんと事実で反論すればいいし、仮にそうしなければいけないような状況があったとしたら、その状況を説明すればいい。

あと、山田さんがここで明らかにした記録が、基準を満たしているとすれば、それが明らかにしたのは入所施設の配置基準が非常に劣悪だということだ。そんなに重い障害がある20人を一人でケアするとすれば、それこそ外から鍵をかけたり、睡眠薬を飲ませなければ回らないのではないかと想像する。

それが「普通」の入所施設の実態だとすると、津久井やまゆり園だけでなく、そのような「普通」こそが問われなければならないのではないかと思う。

しかし、判決文などであれだけひどいことが行われていたと書かれていたことが事実でないとすれば、なぜ、津久井やまゆり園の運営法人は沈黙を続けるのだろう。山田さんは反論をしても嘘をついているといわれるから、黙っているのではないかと推測するのだけれども、事実を知っているのは津久井やまゆり園のことを知っている人だけだ。

子どもが入所していた一部の親は問題があったと証言している。間違いがあったのであれば、それをなかったことにするのではなく、直視し、これからの運営に生かしていくことが問われているのではないか。

ぼくにはそのような問題がほんとうにあったかどうか断言することはできない。証言している入所者の親を信用はしているけれども。

繰り返しになるが、指摘に対する組織としての沈黙が問題を見えにくくしていると思う。毎日新聞の報道によると、これからできる委員会では、津久井やまゆり園だけでなく他の施設も含めた神奈川県内の入所施設で行われているサービスの内容が対象になるとのこと。
(この経過は雑誌『創』編集長の篠田さんがまとめてくれている。
 https://mainichi.jp/articles/20200626/k00/00m/040/338000c )

そういう場で、入所施設に問題があるかどうかを明確にして欲しいと期待する。仮に問題があるとすれば、その問題iを洗い出しすこと。そして、望む人が地域移行を進めることを具体的に実現する道筋をつくることが必要になると思う。
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以下、コメント欄に書いたこと。

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山田さんがここに書かれているように、ほんとうに人が足りていないのだと思います。そして、地域で暮らす環境も整っていません。
だから、現状では拘束もしょうがないと問題を立てるのではなく、なくすために何ができるのか、どれくらいの人とスキルが必要なのか、それを確保するためにどのような政策と予算が必要なのか、どうすれば住み慣れた地域から引きはがされずに暮らすことができるのか、ということが総合的に考えられなければならないと思います。


多くの人が家族の負担を増やすことなく地域で暮らすことがきるようになれば、あえて人里離れた入所施設を選ぶ人は少なくなるはず。

地域移行の推進と、入所施設の状況を少しでもましなものにしていくこと、そのために、実際に人手不足の入所施設の中で何が行われているかを、覆い隠すことなく、しっかりと検証する必要があると思っています。

それは入所に併設された日中の生活介護施設についても同様です。津久井やまゆり園にお子さんが入所していた親の方から、ほぼほぼ放置され、日中支援らしいことはすごく限定されていたという話も聞いています、

昼間と夜を場所や運営法人も含めて、しっかりと切り離すことも必要になっているように思います。

追記です。
横浜共生会のスタッフの人たちを話をしていると、片方で入所施設を運営しながら、その矛盾を自覚し、どうすれば地域移行をしっかりと進めることが出来るのか、本気で検討されているように感じています。

入所施設を運営していても、そういう取り組みはできるということを示してくれているのではないでしょうか?

残念ながら、津久井やまゆり園を運営する社会福祉法人からはそのあたりの情報がほとんど出てこないので、どのように考えられているのかさっぱりわかりません。

  • かながわ共同会、広報の問題もあるのかもしれないと山田さんのコメントを読んでいて思いました。

    確かにずっといっしょにいた人が19人殺され、多くの人が生死をさまような怪我をさせられて、その犯人が元職員だったと自分のこととして考えたら、ほんとうにショックでトラウマになってあたりまえのような話です。


    しかし、そんな状況であっても、職員や利用者を守るためにも組織として、言うべきことを言い、やったことやれなかったことなどに関して、調査したことを明らかにしていったほうがいいと思うのです。

    何も言わずに、何を言われても黙っていることが、スタッフのモチベーションにも影響するのではないかと考えます。



  • 個々のスタッフはたぶん、山田さんの書いている通り、ほんとうにギリギリのところでがんばっているのだと思います。

    そして、経営に携わる人も、事件に関する同様の重さを抱えている可能性は高いです。しかし、経営に関わる人は、その重さを超えて、ちゃんと広報という形で、そこで働く人を守るためにもホームページなどで、事実と違うことは違うと明確にすべきだと思うのでした。


思い出して7月26日に予定している
津久井やまゆり園事件を考え続ける会 主催の集会の案内

以下の集会、ぼく個人としては上記の問題意識をもって、準備にかかわってきました。
いろんな人の思いが込められているので、意見が通った部分、通らなかった部分がありますが、
いろんな人がいろんな立場で考え、考え続けるための集会になればいいと思っています。

津久井やまゆり園は誰のものか?
「検証委員会中間報告」を受けて利用者支援について改めて考える

2020年7月26日㈰13:30~16:30

会場:ソレイユさがみセミナールーム1(開場13:00)

相模原市橋本6-2-1(橋本駅北口駅前イオン6F)定員90名

主催:津久井やまゆり園事件を考え続ける会

津久井やまゆり園事件から4年の月日が経ちました。犯人の責任能力の有無に終始した裁判の判決が下された後は、事件の風化が急速に進んでいます。昨年12月、黒岩神奈川県知事主導の元、やまゆり園における利用者支援において身体拘束などの虐待行為の告発を受ける形で検証委員会が設置され、紆余曲折の後、今年5月に中間報告が提出されましたが、その取扱いを巡っては、その後の方向性も含め迷走の感はいなめません。津久井やまゆり園で何が起きていたのか、或いは起きていなかったのか?そしてそれは、事件の犯行動機と関連しているのか?どうしたら真に利用者支援の未来を志向できるのか?

未だ油断できないコロナ禍の制約の下ではありますが、皆さんと一緒にこの「残された宿題」について考えてみたいと思います。

発言者

石渡和実氏:(東洋英和女学院大学教授、元やまゆり園事件検証委員会座長)

野澤和弘氏(ビデオインタビュー):(津久井やまゆり園利用者支援検証委員会、元毎日新聞論説委員)

元・津久井やまゆり園利用者家族他

申込み:080-5494-3439(杉浦)
*なるべくメールにてお申し込みください(電話を取れない場合があります)

資料代:500円

*コロナ対策の為、事前検温、消毒をお願い致します。

https://www.facebook.com/events/4051690921570758/ から

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