SDGsが求めるのインクルーシブ教育

あまり知られていないが、SDGsはインクルーシブ教育を求めている。


外務省のサイトは

https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/statistics/goal4.html

国連のサイトは

https://sdgs.un.org/goals/goal4



ゴール4

質の高い教育


Goal 4

Quality Education


説明の文章は

Ensure inclusive and equitable quality education and promote lifelong learning opportunities for all

すべての人々への包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する


この文章を見ればわかるように、あまり注目されていないが、SDGsは、まず、 inclusiveな教育を求めている


そして、ひとつめは

4-1

2030年までに、全ての子供が男女の区別なく、適切かつ効果的な学習成果をもたらす、無償かつ公正で質の高い初等教育及び中等教育を修了できるようにする。

By 2030, ensure that all girls and boys complete free, equitable and quality primary and secondary education leading to relevant and effective learning outcomes

ここで注目したいのは「すべての少女と少年」が主語だということ。「すべて」というからには当然、「障害の有無を問わず、すべて」という話だ。


そして、障害については以下のような記述がある。

4-5

2030年までに、教育におけるジェンダー格差を無くし、障害者、先住民及び脆弱な立場にある子供など、脆弱層があらゆるレベルの教育や職業訓練に平等にアクセスできるようにする。

By 2030, eliminate gender disparities in education and ensure equal access to all levels of education and vocational training for the vulnerable, including persons with disabilities, indigenous peoples and children in vulnerable situations


つまり、障害者も含めて、すべての人が平等にすべてのレベルの教育に平等にアクセスできるようにすることが求められている。求められているのはequal access to all levels of education and vocational training つまり、すべてのレベルの教育や職業訓練を障害のある人も受けられるようにしなければならない、という話だ。そこで求められているのは「特別な場所で特別な教育を」ではない。


この基準から、日本の教育の現状を考えると、どうだろう。


分けないインクルーシブな教育はどこまで保障されているだろうか?

障害児は地域の学校に受け入れられているだろうか?

地域の学校で合理的配慮を受けることができるだろうか?

残念なことに、分ける特別支援(支援校・支援級)がいまだにメインストリームでその生徒数はインクルーシブとは逆に増えている。
ほとんどの教室では障害者への配慮がないなかで、インクルーシブ教育を求めると、配慮がないことへの変更を求めるのではなく、インクルーシブ教育を求める親が虐待だと非難されたりされる。

参照 https://tu-ta.at.webry.info/202011/article_3.html

また、教員に対するインクルーシブ教育手法への研修もほとんどなく、余裕のない教員配置の中で、障害児はお荷物とされる。

そんな状況を変えることをSDGsは求めているのだと思う。




SDGsを語るとき、この視点を忘れないで欲しいと思う。


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