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zoom RSS 『働きながら書く人の文章教室』(小関智弘著 岩波新書)

<<   作成日時 : 2006/07/24 06:50   >>

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『働きながら書く人の文章教室』(小関智弘著岩波新書)

2004年にでている岩波新書。たぶん、出てすぐに本屋で見つけて買って読んだんだと思う。いまさらながら、読書ノートを残しておこう。
 もう20年も住んでいる地元の興味深いエピソードがたくさん出ている。「安部公房も若いころ、この地の『下丸子詩集』に詩を書いた。」とか。下丸子といえば、栗原幸夫さん
http://blog.livedoor.jp/kuri77/ このブログ、あまり更新されてないようです。)は学徒動員で下丸子の工場で働いていたことがあったとか。
ともあれ、戦後の東京南部における文化サークル運動はかなり豊かだったようだ。皇居でのメーデー事件のときも総連の次に強かったのが、南部の労働者部隊だったとかいう昔話を聞かせてもらったこともある。
 この文化運動について小関さんはこんな風に書いている。
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これらの運動は労働運動や平和運動の分裂や衰退とともに潮が引くように消え去ることになる。
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 この本では小関さんが関わっていた『塩分』という同人誌の話から始まっている。第一号が1959年とある。ぼくの生まれた年だ。

 文学少年だった小関さんが町工場に入ったときのことをこんな風に書いている。
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 労働者階級のみが次の時代を拓くのだ、なぞと生かじりの思想を抱いて町工場に入った。そこには、わたしが憧れた「前衛」とはほど遠い「普通」の人たちがふつうに働き暮らしていて、少年のわたしはその人たちの「普通」に圧倒された。わたしの淡い労働者信仰は、わたしが町工場の旋盤工になるにつれて、わたし自身によって裏切られていった。
==

 ぼくも学校を出て、「工場労働者になろう」と思った。「労働者階級のみが次の時代を拓くのだ」などと勇ましいことを考えていたようには思えない。当時、いっしょに運動をしていた仲間の雰囲気は「工場労働者になるしかないだろう」というものだったし、ぼくもそのことにまったく違和感を感じていなかった。ただ、大学の哲学科とかいうところに6年も在籍していたぼくに門を開いてくれる工場はほとんどなかった。今働いている福祉工場を除いては。「前衛」への憧れもなかったと思う。ただ、工場労働者という響きはいまでも好きだ。だから使う。そこには「前衛」とは逆の、特別な存在ではない「工場で働く一人」という響きがあるからだ。「特別な存在ではない」とか言ってしまうところに、妙な思い上がりもあるんだけれども、まぁ、それはそれで仕方ないのかとも思う。



 とりあえず、これは1章まで読み返してのノート。ぼくはこの本、「文章教室」としては読んでいない。「いまさら教室かよ」というテレに似た思いもある。だけど面白い。








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