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zoom RSS C.H.E.(チェ) (再び読書ノートから)

<<   作成日時 : 2006/08/15 06:31   >>

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たぶん2002年の暮れに読んだはずだ。
ぼくはこの井上尚登という作家をこの本以外知らない。だいたい、読み方さえわからない。「なおと」でいいのかなぁ。

==以下、転載==
C.H.E.(チェ)
井上尚登
角川文庫 2002年文庫初版2000年初版
12月29日読了
帰省中、温泉で気軽に読める本を探して、ただ、タイトルの「チェ」という赤い表紙にひかれ、エンターテイメント小説というだけの情報で、米子本の学校で購入、数時間で読了。
始めのうちは冗長で甘ったるいと思っていたが、だんだん面白くなっていった。

南米の小国を舞台にしたエンターテイメント小説。
==

「・・・ODAなんてまやかしだわな」(中略)
「世界の金ってのは、南から北へ流れるようにできている。そいつが北の大国・・・・・・アメリカの貿易ルールだ。南は材料を供給しましょう。その代わり私たちはそれを完成品にして(中略)・・・・・・。キューバのホセ・マルティがその欺瞞を暴露してから、百年ぐらいたつが実態はなにも変わっていないんだから、どうしようもないね。そのシステムに文句をつけると、北半球の国々は、『じゃあ、おたくの国に道路を造りましょう、病院を造りましょう。発電所やダムもいいですね、お金がないのですか? 貸してあげますよ。いいですよ、金利はお安くしておきますから。借金なんてすぐに返せますよ、産業が育てばね』
 ところが、話はそんなにうまくはすすまない。(後略)・・・」166p
==
「いつの時代だって、政治の季節は終わりはしない。それが大規模なものか、あるいはごく一部の人間にしか・・(中略)。たぶん、多くの人々にとっては政治は終わりさ。だけど、放っておくと恐ろしい時代がやってくる。今は笑顔の時代かもしれない。(中略)でも、新しいファシズムがやってくる。笑顔に隠れたファシズムだよ。人々が豊かさを追いかけているうちに、それはやってくる。気がつけば、民衆は考える力を奪いとられ、なにが悪いのか今がどういう状況なのか理解すらできなくなってしまう」
「誰もついていかないだろうな、その考えには。人は豊かさを求める。我々がかつてこの国に革命政府をつくったときも、民衆は豊かさを求めていた。自由という題目の裏には、もっと豊かになる自由をパンを買う自由を、そんな主張があった。だが、豊かになれば人は多少の窮屈さをがまんする。それどころか、もっと豊かになることを望む。この私のようにだ。革命のゲリラ兵士が、今ではアメリカ資本主義の信奉者だ」
「あんたの成功を、どうこういうつもりはないよ、アルマンド」マリーナが静かにいった。「ただ、あたしは気にくわないのさ。忘れてほしくないのさ。この国の自由のために、民主主義のために流された血の多さを。忘れたら笑顔のファシズムに呑み込まれる」
(後略)   304p

==転載ここまで==

14日早朝の飛行機で帰省


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