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zoom RSS 「労働開国」をめぐって

<<   作成日時 : 2008/12/03 18:46   >>

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オルタの最新号の特集は「労働開国」。
まだ、ちゃんと読んでいないが、とても興味深いテーマ。
目次はここで読める。
http://www.parc-jp.org/alter/2008/alter_2008_11-12.html


そして、M-ネットの10月号の特集は「移民政策を読む」というもので、同じことがテーマになっている。(不思議なことに両方の印刷に関わっているやつ)
M-ネットの10月号の目次はWebにはまだ掲載されていない。


まず、オルタの紹介文、編集担当の文章から転載。
その後に、ちょっとした感想を書く。



===オルタの編集担当からの紹介文転載===
〈転送・転載歓迎〉

先だって『オルタ』のリニューアル第3号が発売されました。
特集は「労働開国?」。“移民1000万人受入れ”などのニュー
スが話題を呼びましたが、財界主導による、「多文化・多民族
共生」を掲げながら進行する一大プロジェクトを徹底特集して
います。どうぞよろしくお願いします。

============

『オルタ』2008年11・12月号

特集「労働開国?─移民・外国人労働者・フリーター」

ここにきて、外国人労働者や移民受入れへ向けた動きが活発化している。6月に自民党のプロジェクトチームが1000万人の移民受入れ提言を首相に提出。去る10月には経団連が、やはり受入れへの転換を強く促す政策文書を発表した。ともに人権尊重と民族の平等など「多民族」「多文化」共生を掲げながら、タブーとされてきた外国人労働者の導入を主張している。

いよいよ本格化する少子高齢化、労働力人口の減少を控え、もはや国籍に関係なく日本経済/社会に資する人材の優遇へと舵を切ったかのように見える。こうした形での受入れにどう対峙すべきなのか。あるいは研修生問題や非正規滞在者排除など、いまここの外国人問題は、「格差」「貧困」の議論といかなる関係にあったのか。グローバリズムとナショナリズムの交差する場から、新自由主義体制下の“多文化”や“平等”を考える。

詳細・注文・販売店一覧など
http://www.parc-jp.org/alter/index.html

(参考)
日本経団連の移民受け入れ策は亡国の政策
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/o/160/

「労働開国」の皮肉
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-ee12.html

====

このオルタ、ぼくもまだちゃんと読んだわけではないのだが、特集の対談やインタビューを通して、ちゃんと読み込むと、問題点が浮かびあがるような作りになっているようだ。

一方、M-ネット10月号(No.113)(今日、次の11月号ができたばかりですが)には、基礎資料の紹介などをした上で、移住労働者に関係する運動の蓄積が感じられる作りになっている。

このM-ネットで、興味深かったのが、樋口直人さんの「賽は投げられた?」という文章。ここに表記されている象限図。縦軸に受け入れ賛成反対を置き、横軸に競争肯定否定を置く。受け入れ賛成で競争否定が「人権派」とかいう規定になっている。実際の文章の説明では、それがそんなには単純でないことが示されているが、大括りな見方をしていく上では便利だし、これをもとに容易に違和感を表明できるという利点もあると思う。

 その「人権派」の複雑さについて、書かれていることをおおざっぱにまとめてみる。
 普遍性の理念から受け入れに賛成する人権派は、一方でへんな受け入れならしないほうがいいという立場で、労働力の受け入れについては「条件付賛成」という立場、これが「人権派を分裂させる可能性もある」という。

 そして、この文章では、「今回の政策提言に始まる政治問題化がパンドラの箱を開くものとならないためにも、人権派の立ち位置をもう一度見定める必要があるのではないか」という結語が書かれている。この結論はとても中途半端で物足りないが、移住労働者の運動にかかわってきたものたちが、自分たちはどのような受け入れを望むのか、今回の自民党などの政策提言ではないわたしたちの政策のイメージをだせるのか、ということが必要なのかもしれないと思った。そして、パンドラの箱は開けられるべきなのではないか。


 あと、このM-ネットでぼくが気になったのは<最近の「移民受け入れ」論をめぐって>という渡辺英俊さんの文章。中川提言と長勢提言の問題がすっきりともとまられていると感じた。
ここで、渡辺さんは以下のような結語を書く。
===
◆まとめ
 このように与党から出された2つの提言は、政策として重大な欠陥を含んでおり、流動的な政治状況の中でその実現性が薄いことは別にしても、以上のような問題点がある。ただ、われわれはこれが出されたことに深い意味があると考えている。
 それは、時代の現実に迫られて政府与党もそれに対応せざるを得ない状況になっていることがここに表面化しており、そこで提出されている一種の悲鳴のような提言は、移民問題の地殻変動を反映したものと見られるからである。
===

この結語も やはり物足りないのは、じゃあ、その地殻変動に対して、移住労働者の運動がどう対応するのか、ということがもうひとつ明確ではないからだろう。それを渡辺さんに求めるのは、渡辺さんのここまでの実績で、それが可能なのではないかと思うからだ。

どんな対案が準備できるかわからないが、いま日本にいる移住労働者にかかわる政策の、どこをどう変えていくのか、この自民党の政策提言に何をどのように対置するのかというのは、やはりあったほうがわかりやすいとぼくは思う。いつでも「対案を出せ」というつもりはないけれども、ここは出したほうがいい局面なんじゃないか、あるいは、これをきっかけにどういう対案を作っていくかという論議を開始しなければならないのだろう。その議論が閉じたサークルに限定されるのではなく、より広範に行われることがこれからの移民政策を実践に移していく上でも必要なことなのだろうと思う。

それらを考えていくために、この2冊の果たす役割は小さくないはずだ。









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