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zoom RSS 連帯経済について(イーサン・ミラーから)

<<   作成日時 : 2009/06/05 07:53   >>

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あるところに、こんなことを書いた。
==ここから引用==

「オルタナティブとは何か」ということに関連していえば、PARCで発行しているオルタの3・4月号(最近出たもの)の連帯経済特集のイーサン・ミラーという人のが書いたものがぼくには面白かったです。
こんな風に言っています。
===
「オルタナティブとはいったい何か?」という壮大な疑問を持つ人に対して、連帯経済学は「資本主義や社会主義を超えた壮大なスキーム」を提示してくれはしない。むしろ逆に、このような設問を投げかけてくれる。
「どのような手段で、どういう語彙や語句を使い、どのような倫理的な原則を用いれば、私たちは新しい経済のしくみや人間関係をつくるための共同作業ができるだろうか?」
===
この前後に書かれている論考もまた興味深いものでした。

==ここまで引用==

この文章を全体をできるだけ紹介する。
ぼくの主観に満ちたまとめなので、関心のある人は本体を参照のこと。

以下、まとめ
===============

タイトルは
===
底辺から、実生活の中から
新しい経済を創るための戦略
===

現状の「資本主義」「新自由主義」「グローバリゼーション」の問題をいくつか具体的に提起したああとで、それに代わるものは何かと問いをたてる。従来は選択肢は資本主義か共産主義しかなかった。
そのどちらでもない「唯一のオルタナティブ」「大きな構想」??
このような「大きな構想」や理論モデルによる社会変革は「暴力」を伴ってきた。遠大な設計図や少数の「前衛」の構想に頼らない、資本主義にかわるオルタナティブのために。
まず、「物語」を変える。競争を原理とする市場システム、「経済」とはそういうものであるという物語から離れて、
「私たち自身が、力を取り戻し希望を感じられるような物語を語ることはできないか」と問う。
そして、以下のように語りだす。
「経済」とは需要と供給によって決まる市場のみにとどまらない。人間の経済には、私たちの必要を満たし、私たちを人間たらしめ、・・そんな過程で様々な社会関係の総体が含まれる。そして、「経済学」は人と人、人と地球の関係の中で集団的に暮らす営みを扱う。それが「連帯経済」であり、「連帯経済学」
その定義にはさまざまな論争がある。資本主義の廃止か修正補完か。

ともあれ、主な原理としては
・多様性の中の統一
・(力の支配ではなく)力の共有
・自律性(個人でも共同でも)
・水平的なコミュニケーション
・協同と相互扶助(共通の闘いも)
・地域による基盤と国境を越えたグローバルな連関

それらはすでにさまざまな形で存在している。いくつかの具体例。
ワーコレ、地域通貨、・・・。
上にあげたもの以外の原理として
互恵・寛容なども
それらはフォーマルな経済として認められてこなかった。しかし、職場が倒産したり、天災で家が壊れたりしたときに、私たちの命を維持するのは資本主義経済ではなく、こうした「人びとの経済=連帯経済」

連帯経済の最大の目的は「人間の社会生活の維持」。それは資本主義の主な目的が「蓄積と成長のための成長」であるのと根本的に異なる。

水面下でわたしたちの経済を支え、脈々と実践されている多様な経済がある。「連帯経済学(スタディ)」はここから始まる。
一つの大理論から始まるものではない。

「オルタナティブとはいったい何か?」という壮大な疑問を持つ人に対して、連帯経済学は「資本主義や社会主義を超えた壮大なスキーム」を提示してくれはしない。むしろ逆に、このような設問を投げかけてくれる。
「どのような手段で、どういう語彙や語句を使い、どのような倫理的な原則を用いれば、私たちは新しい経済のしくみや人間関係をつくるための共同作業ができるだろうか?」

言い換えれば、「連帯経済学(スタディ)」は私たちの身の回りにある
協同、相互扶助、互恵、寛容に基づく実践を再発見・再評価し、結びつけ、組織化するための手段。重要なのは「計画」じゃなくて、経済の「プロセス」。「専門家」じゃなくて、草の根のオーガナイズ。

これは資本家と官僚の両方と決別する革命、つまり「経済の独立運動」であり、底辺/生活からの革命。

具体的な戦略は、いまある連帯経済の実践の空間を押し広げ、その過程でまた新しい大きな連帯の空間を生み出す。

そうすれば、私たちの実生活を形成している個々の孤立した物語は一変し、新しい相互関係の物語が展開できるようになる。

その過程で、自己と他者の多様性、自律性、能力、尊厳を認め、自由と喜びを求める自分たちの闘いが切り離されていないことを理解する。この「希望のプロジェクト」では4つの点が重要。

・新たな目で捉える
(地域における調査、いまあるものを探す。この過程で「自分は無益な人間だ」という思い込みから自らを解放する)

・私たちの実践に名前をつける
(そのことで構想や価値を共有することができる)
(そして、すでにネットワークを形成されており、資本主義的なグローバリゼーションに対抗する新しい連帯に根ざした経済活動をめざす大きな社会運動の一部であることを自覚するようになっている)

・私たちの実践を結びつける

・新しい可能性を創造する
(自分たちの身の周りで基本的なニーズを満たし、新しい可能性を経験できるような、実生活のオルタナティブを築く。「反対するより、建設的な
オルタナティブを生み出すことのほうがはるかに難しい」といわれるが、それは資本主義による支配的な「経済」の物語を信じていたり、それに代わる「唯一の経済システム」を求めているから。「別の物語」を手にすれば、別の世界の種子がすでにまかれ、成長していることがわかる。


こうした創造のプログラムは、多くの社会変革の運動と連動する必要がある。対抗するだけでは不十分であるのと同様に、創造するだけでも不十分なのだ。多様な実践や運動を含み、結びつけるような社会運動を

以下、略

===まとめここまで===

ちょっと疲れた。書かれていることはほぼ了承できる。言葉を与えられた部分もある。もう時間なので感想はあまり書けない。




これを読みながら、ミースの氷山モデルを思い出していた。
その見えない部分には肯定的な連帯経済もあるが、奴隷労働もある。インフォーマルな部分には肯定的な部分もあれば、否定的な部分もある。

確かに人と人とのつながりは、とても大切だが、それが大切にされる社会ではつながりからの排除もあるかもしれない。価値観を共有する輪をどう広げていくことができるのか、人びとの疑心暗鬼が溶けることはあるのか、また疑心暗鬼がなければすぐに足元をすくわれそうな現状もある。
つながることは気持ちいいけど、北の資本主義の過剰な便利さはなかなか捨てられなかったりするし。

それらを含みこんで、どう進むことができるのかっていうあたりかなぁ。




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