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zoom RSS 「障害者だから変えられる!」

<<   作成日時 : 2010/01/17 07:43   >>

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知り合いのmixiの日記に掲載されていた文章を転載。最後にぼくのコメントも少し。

以下、「自立生活センターリングリング」の機関紙にのっていたスタッフ、バッシーさんの文章を知り合いがメモったもの。(通信NO,18 2009年10月)
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 「障害者だから変えられる!」     バッシー

 もう何年も前になるが、介助をしていたときのことである。その家には精神障害者の介助者が何人かいて、朝行くと「昨日は1時間しか眠れんかった」とか、「薬でめっちゃ体、重いわ」とか行っている人がいた。実際、動作が遅かったり、足元がふらついていたりするのだが、それもしんどさがゆえに飲んだ薬の影響だろう。(略)今では自分が精神疾患をもって、そのしんどさがわかってきた。当時彼らが一般就労しないでマイペースに生活していることに僕は羨ましくもあり、なんとなくほっともしていた。

 この社会は、健常者がものをつくったり競争したりするのに合わせてスピードダッシュ(走り出す様)を決めてある。だからいったん障害をもってしまうと、それに合わせるのは大変な苦労である。それでも健常者が圧倒的多数なので、そうした社会に合わせられない自分がおかしいのではないかと思い込まされてしまう。これを社会からの抑圧という。だから、仕事が元で発病した人がなんとか治療して元通りの自分に戻り社会復帰することが一番いいと思いこんでしまい、頑張って働きだしてはまた体調を崩してしまうことを繰り返してしまうことも多い。
 この抑圧から抜け出ることはなかなか大変なのである。特に精神障害者の場合、「動ける体」をもっているので、「動かないのは怠けているせいだ」という声にとても敏感になって自分を責めてしまう。病気は個人の問題ではなく、社会全体の問題なのだ。

 ところで介助という仕事は独得の人間関係、時間の流れの中で時計、人間らしさを取り戻していくことが出来るのではないだろうか。介助関係の中には、ただ仕事をするということだけでなく、コミュニケーションをとる場面がたくさんあったり、何よりお互いを理解してつきあっていくことは、もっとも人間らしい行為ではないか。それが契約や専門性を重視するあまり仕事の側面ばかりが強くなると、介助も一般の仕事と変わりなくなってしまう。

 障害者のペースを世の中が受け入れるということは、実は健常者にとっても大事なことである。加速する競争に歯止めをかけたり、一人ひとりを大切にし、人生とは社会とは何かを考えさせられる時間を持てるということなのだ。これは一般社会で就労していると得られにくい感覚だ。
 逆にいえば、障害をもっている我々は、社会そのものの「時間」を変えていく力がある。たとえば知的障害者が地域で支えあいながら生きていくということや、言語障害者がコミュニケーションに時間がかかるのを「待つ」という社会を築く力を僕らはもっているのだ。(略)

 遅くていい、待たせればよい。空気を読めなくてもよい、必要なら休めばいいクローバー。人は一般社会の中でたくさん傷ついてきたから、なかなかそうは思えないかもしれないが、自分の心も体も今のままですべて完璧なのである。僕らの心も体もとても美しいのだ! 


(ここまで。一部メモのつもりが結局ほとんど。)
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この先にこれを紹介した人の日記があり、これも紹介したいところだけれども、それは限定公開なのでパスして、この日記にぼくが書いたコメントを以下に転載

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読めてよかったです。

ぼくはずっと障害学のめざすところのひとつは、このあたりにあるんじゃないかと思ってるんです。ある種の障害をもつと疲弊して、ついていくのがしんどくなる近代の価値観と社会システム。これこそが、いろんなものを壊し、いまやいろんな生き物が生きることが出来る地球も壊しかねない。そういう近代の価値観とシステムを越えることが必要だというのが、やっと多くに人に理解され始めた時代が到来しつつあるように思います。もちろん、メインストリームはしぶといですけど。

確かに、近代にも大切にしたい思想はたくさん生まれました。たぶん人権というのもそのひとつ(少なくともぼくにとっては)。

話はすこしそれましたが、障害学というのは、近代・現代を超えた未来をつかみとるための補助線になりえるんじゃないかと思うわけです。その根っこには、ここに書いてあるような思いがあるように感じるのです。

まだまだ未定形な近代・現代を超えるための方向性ですが、こういう小さなひとつひとつの中にその萌芽があるようにも思います。10年代にそれを紡ぎあわせることができるかどうか、それが中盤に向かう21世紀のあり方や、それ以降のありかたを大きく規定するんじゃないかなんて、大きなことを考えたりするんです。

とにかく、すてきなメモをよませてくれてありがとっ!

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これを紹介してくれた知人も書いていたように「今のままですべて完璧」とかいう部分にはぼくも違和感がないわけじゃないが、それでも、このメモから触発されるものは小さくなかった。

ラルシュという知的障害の人が中心のコミュニティでの経験もまた、いまの社会の抱えている問題と自分自身のありように問いかけるものがある。

そう、ラルシュといえば、ハイチにもコミュニティがあって、それに関連するメールも来てるので、そっちも紹介しようと思う。




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