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zoom RSS 『発達障害チェックシートできました』メモ その1 (6/21追記あり)

<<   作成日時 : 2011/06/20 16:28   >>

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蒲田教会の林牧師がF.B.に『誤読ノート』というのを書いていて、タイトルがとても気に入った。ぼくも林牧師にならって、「読書メモ」じゃなくて、「誤読メモ」にしようかなと思ったり。



生活書院ででた、この本、従来の『発達障害チェックシート』とはまったく違う。



「そんなもの作って、また障害者探しかよ」と思う人にも読んで欲しいと思う。



《むずかしい字も 言葉も つかわない「LL(エルエル)ページ」》というのが「はなしの まとまりごとに あります」

このLLページ、すべての漢字にルビつき。

===



《第2章 1.ほんとは いらない チェックシート》のLLページから抜書き


・・・・・・いま ある「はったつしょうがい」を みつけるための チェックシートは、「わるいところ さがし」みたいで つかいたくない。 だったら、こまっていることが ちゃんと わかって、 いいところも みつけられる チェックシートを 自分たちで つくってみよう! これは、 そんなことを おもった「ほけんしつの先生」たちの とりくみの しょうかいです。

もちろん 「ほんとうは、 チェックシートなんて いらない」 そう おもいます。 であった ひとりひとりの 生徒たちと じっくり つきあって、 おたがいに しりあって いきたい。 でも、 学校には たくさんの生徒が やってきます。 なるべくはやく 先生たちが 生徒の こまっていることに きがつけるように、 生徒のみなさんも 自分の にがてなことが わかって たすけを もとめやすく なるように。

そんな ねがいをこめて、 チェックシートを つくっていきます。

====



===

2、文部科学省のチェックシートと じっくり むきあってみたら……

「はったつしょうがいをもつ子の めだつところは、 わるいところ」 という かんがえかたは なんだか おかしいと おもった わたしたち。 「みかたを かえれば、 わるいところだって、 いいところに なるはず」 そんな きもちで、 はったつしょうがいの チェックシートとして、 いちばん つかわれている 文部科学省が つくった シートの質問を みていきました。

すると、「じっとしていない子」 という文は 「元気で うごくのが すきな子」 という文に、 「ひとつのことばかり していて、 ほかのことが できない子」 という文は 「ひとつのことに いっしょうけんめい とりくめる子」 という文に、 いいかえることが できました。 このしごとを すすめていくうちに、 わたしたちは、 どんどん はったつしょうがいの子が すきになってきました。

また わたちたちは、ふたつのことにも きがつきました。ひとつは、 文部科学省のつくったシートは、「はったつしょうがいか どうか、 みわけるためのものである」こと、 もうひとつは、「はったつしょうがいの子が こまっているか どうかを きめるのは、 先生たち である」ということです。

そこで わたしたちは、 生徒たちが「こまったな」「にがてだな」 と おもっているところを みつけられるようなシートを つくりたいと おもうように なりました。


*「文部科学省(もんぶかがくしょう)」とは……

学校のことを きめるとき いちばん つよい ちからを もっている 役所のこと。


(以下は6/21の追記部分)

上記の思いは以下のように説明されている。

===

私たちの目指すシートは「発達障害のスクリーニング」ではなく、「生徒が困っていること」に焦点をあてて、作っていくことが必要であることがわかりました。しかし、生徒は実際、なににつまづき、なにに困っているのでしょう。一生懸命考えても私たちは想像することしかできません。それには「発達障害のある子」という漠然とした対象ではなく、まずは各自がかかわったことのある生徒が、何に困っているのか、個別具体的に考えてみよう、ということになったのです。 46p

===

そして、第2部の最後は

「14、すべてのこどもに、居場所を保障するために」
であり、、「C「障害学」にまなぶ」 という項目があり、
最後は「D学校にも当事者の視点を!」 で締めくくられる。

そこでは障害学が「支援者主導」ではなく、「当事者主導」を提案していることを紹介し、以下のように書く。

===
・・・日常生活、学習場面においてなにが「障害」となっているのか、困っていることはなにか、それを語るのは「当事者」です。その「障害」のりこえるために必要なことを周囲の人――教員や保護者、介護者――とともに考えていきます。・・・序列に基づくピラミッド型の支援から、対等な関係性に基づくネットワーク型の支援への転換を「障害学」は提案しているのです。・・・86p
===

当事者が主役で彼女や彼の決定が支えられなければならない、というのはその通りで、もう、疑いようがない事実。

しかし、障害が《日常生活、学習場面においてなにが「障害」となっているのか、困っていることはなにか》を語りにくくしている場合は多い。「当事者主導」のために何が必要なのか、どのようなことができるのか、ただ、「当事者主導」というのではなく、そここそが言及されなければならないと思う。

《序列に基づくピラミッド型の支援から、対等な関係性に基づくネットワーク型の支援への転換》も絶対に必要なことなのだけれども、これだけ書いてしまうと、言葉が宙に浮いているような感じは否めない。当事者の意思をどうやって少しでも見えるようにできるのか、そういう格闘として、このチェックシートがあるのだと思うけれども、ここは言葉がなんか上滑りしてるなぁ。




===

とりあえず、1回目の紹介はここまで。

(本の写真を見せるために以下にアマゾンとリンクさせてますが、どうせアマゾンで買うのなら、 http://www.arsvi.com/index.htm を経由して買ってください。





発達障害チェックシートできました?がっこうのまいにちをゆらす・ずらす・つくる
生活書院
すぎむら なおみ

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SSTについて(『発達障害チェックシートできました』メモ その2でもある。
フェイスブックに書いていたのをさっきアップロードしたのだけど、その2も続けてアップ。 ...続きを見る
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『発達障害チェックシートできました』メモ の目次
すぎむらなおみさんが 『エッチのまわりにあるもの――保健室の社会学』 という本を出していることを http://booklog.kinokuniya.co.jp/ito/archives/2013/05/post_44.html で知って、『発達障害チェックシートできました』に関して、いっぱいメモを書いたことを思い出した。 で、いっぱい書いたのに目次がないことを思い出して、作ってみた。 ...続きを見る
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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
ツイッターで書いていらっしゃったのを拝見してこちらにきました。本当に作っている人の願いが伝わってきます。素晴らしいとおもいます。で、このブログもささやかとはいえ、広告に抵抗し、大企業にも抵抗しているのがあちこちから伝わって、こういう所を丁寧に、繊細に生きていきたいと改めておもいます。とても有意義な訪問でした。ありがとう。
sakichoco
2011/06/23 22:34
↑のことをわたしのブログで紹介させていただきました。どうもありがとうございました。
http://sakichokomemo.blogspot.com/2011/06/blog-post_23.html
sakichoco
2011/06/25 06:14
sakichocoさん
遅れたレスポンスでごめんなさい。
こんな風に褒めてもらえると、すぐ、素直にうれしくなります。こちらこそ、ありがとうございました。
tu-ta
2011/06/28 02:55

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