今日、考えたこと

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zoom RSS 「介護者の権利章典」を読んだ。(追記あり)

<<   作成日時 : 2011/10/23 06:51   >>

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「Ashley事件から生命倫理を考える」 http://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara っていう好きなブログがあって、ときどき読んでいる。

すごい勢いで更新されてるので、読み落しも多くて、あとで「しまった」と思うことも多いんだけど、素敵なブログだと思う。このブログを書いてる人が最近、本を書いたので、読もうと思ってるんだけど、まだ読めていない。

で、今日、紹介したいと思ったのは表題の「介護者の権利章典」 http://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara/47161065.html
2008/12/12(金)というタイムスタンプがある。


(追記、コメント欄を読んでもらえば、わかるのですが、このブログがきっかけで訳文をブラッシュアップしたものが、掲載されました。トラックバックされている http://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara/64210968.html に、すごく素敵な訳が掲載されてます。ぜひ、そちらを参照してください。追記ここまで。)




ぼくのブログにも残しておきたかったので、全文を転載させてもらいます。(改行位置変更しています)
====以下、転載====
2年半くらい前から「介護保険情報」(社会保険研究所)という雑誌に「世界の介護と医療の情報を読む」というタイトル通りの内容の小さな連載を書かせてもらっています。

私がAshley事件と出会ったのも、その出会いをきっかけにブログを始めたり生命倫理に興味を持ったりしたのもその後ずっとブログのネタを拾っているのもこの連載を書くためのニュース・チェックを通じてのことです。

10月10日のエントリーで訳してみた「介護者の権利章典」は連載の始め頃に編集者の方からその存在を教えてもらったもので機会があれば翻訳・紹介したいとずっと考えていました。

このたび12月号の連載を「障害のある子どもを殺す母親たち」というタイトルで書き、合わせて「介護者の権利章典」を紹介させてもらいました。掲載に当たり、10月10日のエントリーの仮訳を元に編集部の方々のご意見を伺いながら訳文に手を入れました。

まだまだ中途半端なままに決断するしかなかった箇所の多い拙い翻訳ですが、今の段階での改訂版ということになるので、改めて以下に。


介護者の権利章典


私には次の権利があります。

1 自分を大切にすること。これは決して自分本位な行いではありません。自分を大切にしてこそ、家族にも良いケアができるのです。

2 たとえ周囲から反対されても他の人に助けを求めること。自分の忍耐と力の限界は自分で分かっています。

3 介護とはまた別の自分自身の生活、家族が健康であったら送っていたはずの私自身の生活を守ること。私は、家族のために無理のない範囲でできることは全てやります。それと同時に、私には自分自身のために何かをする権利もあります。

4 時に怒りを感じたり、落ち込んだり、その他、やっかいな感情を口にすること。

5 罪悪感をもたせたり気持ちを落ち込ませたりして(時にはその両方を通じて)、身内の人間が私を操作しようとする(意識的であれ無意識であれ)のを許さないこと。

6 私が思いやりと愛情と許しと受容の姿勢で接している限り、愛する人に私がしてあげていることに対して私もまた思いやりと愛情と許しと受容を与えられること。

7 自分が成し遂げていることに誇りを持つこと。そして家族のニーズに応えるため時として勇気を奮い起こしている自分に拍手を送ること。

8 家族が私のフルタイムの介護を必要としなくなった時にも私が私のままでいられるように、一人の人間として生きる権利、私自身の人生を生きていく権利を守ること。

9 身体的・精神的な障害をもつ人々を支援する社会資源を求めて、わが国が歩みを進めているのと同じように、介護者を支えるための歩みも進められるよう望み、要求していくこと。

注:原文では介護される人をrelative としていますが、ここでは「家族」と訳してみました。
(児玉真美 仮訳)
「介護保険情報」2008年12月号 P.90



原文の出典は
”CAREGIVING: Helping An Aging Loved One” (Jo Horne, AARP, 1985)ですが、著者のHorneによると“読み人知らず”とのこと。

私はコピーライトについて詳しいことが分からないのですが、このエントリーは編集部の了解を得て掲載させてもらっています。

コピーライトは私ではなく「介護保険情報」誌にあるのではないかと思うので、引用、転載される方は「介護保険情報」2008年12月号の出典を明記してくださるようお願いいたします。
====引用ここまで====


これ、もっと知られる必要があるんだろうと思った。

介助する人が人間らしく生きられなければ、介助される人も人間らしく生きられない。

そのことを介助する人には耳にタコができるくらい伝えるべきなんだろうなと思う。ただ、そんなこと言われても、そうするしかない人にはつらいだろうから、そのための具体的な方法も同時にちゃんと伝えなくちゃいけない。できるだけ。


ただ、この「2」については保留が必要なんだろうなと感じた。
《「自分の忍耐と力の限界は自分で分かっています。》ってあるんだけど、手助けを求める方法も、自分の限界も分からなくて倒れてる人もいるようにも思う。

もちろん、倒れそうになりながら介助している人を助けるためにこの権利章典があるのだから、その限界を知ってほしい、手助けを求めて欲しいという気持ちから書かれた表現だとは思う。


「限界」の英文はリミットかなぁ。
リミットと書くと、倒れるかなり手前の感じだけど、「限界」と書くと、ぎりぎりまでやるイメージがあるので、もし、英文がリミットだったら、リミットのままでもいいかなとも思う。ま、あくまで感じなので、人によって感じ方はいろいろ違うんだろうけど。


ともあれ、そんなことは、この「介護者の権利章典」がもっといろんなところで使われるべきだという大切さとくらべたら、どうでもいいような話でもあるような気もする。


よく読んだら、英文のURLも埋め込んであった。
http://www.zarcrom.com/users/yeartorem/rights.html

拙い英語力で人様の訳を参考に自分の言葉に訳してみよう。
権利章典からは程遠い表現になるだろうし正確さも損なわれるはず。
だから、これについての引用は児玉さんの訳を使ってください。

===

Caregiver's Bill of Rights
介助者の権利章典


I have the right.........

私には権利がある・・・

* To take care of myself. This is not an act of
selfishness. It will give me the capability
of taking better care of my relative.

* 自分を大切にする権利。それはわがままじゃない。それが、身内をよりよくケアする力を私に与えてくれる。


* To seek help from others even though my relatives
may object. I recognize the limits of my own
endurance and strength.

* 他の人に助けを求める権利、たとえ身内が反対したとしても。がまんと力のリミットは自分で分かるはず。

* To maintain facets of my own life that do not
include the person I care for, just as I would if
he or she were healthy. I know that I do everything
I reasonably can for this person, and I have the
right to do some things for myself.

* 私自身の生活のある部分を持続する権利。そのある部分とは、私が介助をすることを含まない暮らしのある部分。それは私の介助する人が元気だったらそうしていたはずのもの。 そして、私はきっと、無理のない範囲でその人のためにできることは全部やる。そして、私には私自身のためにいろいろなことをする権利もある。

* To get angry, be depressed, and express other
difficult feelings occasionally.

* 怒り、落ち込み、そしてときには、よその人にやっかいな感情をぶちまける権利

* To reject any attempts by my relatives (either
conscious or unconscious) to manipulate me
through guilt, and/or depression.

* 罪悪感をもたせたり、落ち込ませたりして(あるいはその両方で)身内の人間が私を操作しようとする(意識的であれ無意識であれ)のを拒否する権利

* To receive consideration, affection, forgiveness,
and acceptance for what I do for my loved one for
as long as I offer these qualities in return.

* 思いやり、愛情、許し、そして私が大好きな人にしてあげていることへの承認を受け取る権利。(この先がよくわかんないので飛ばす)

* To take pride in what I am accomplishing and to
applaud the courage it has sometimes taken to
meet the needs of my relative.

* 自分がやりきってることに誇りを持つ権利。そして自分の勇気を賞賛する権利。それは身内のニーズに応えるため、私が時として奮い起こしている勇気。


* To protect my individuality and my right to make
a life for myself that will sustain me in the
time when my relative no longer needs my full-time
help.

* 私が私自身の生を生きるために、私の個性と権利を守る権利。それは身内が私のフルタイムの介助を必要としなくなった時にも、私を支えてくれるはず。

* To expect and demand that as new strides are made
in finding resources to aid physically and mentally
impaired persons in our country; similar strides
will be made towards aiding and supporting
Caregivers.

*この国の身体的・精神的な障害をもつ人々を支援する社会資源を求めて、新たな歩みを期待し、要求する権利。その歩みは同様に、介護者を支えるためにもなるはず。

© by Jo Horne,
Author of Caregiving: Helping an Aging Loved One
and other books for caregivers.
Reprinted with permission of the author.


疲れて、だんだん力尽きてきた。一眠りして、起きたら、ぼくの訳のほうは消しちゃいたくなるかも。そのときは消します。





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介護者の権利章典 再改定版
2008年12月に「介護保険情報」誌の連載「世界の介護と医療の情報を読む」で 仮訳したものを、以下のエントリーにアップしておりましたが、 「介護者の権利章典」訳を改定しました (2009/12/12) 自分でも、この訳には当時から全然満足できておらず、 いつかやり直したいと思いつつ、そのままになっていました。 昨日 tu_ta9さんのブログ「今日考えたこと」で紹介してくださった のを機に 懸案のやり直しにチャレンジしてみました。 介護者の権利章典 (... ...続きを見る
Ashley事件から生命倫理を考える
2011/10/23 20:34

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは。いつもお世話になっております。また身に余るご紹介をいただき、ありがとうございます。この仮訳には全然満足していなくて、いつかやり直そうと思っていたのですが、ご紹介いただいて改めてあまりのぎくしゃくした訳文が恥ずかしく、やり直してみました。TBがうまくいかなかったので、以下にアドレスを置いていきます。これもまた、ちょこちょこと手を入れていくかもしれませんが、よろしくお願いいたします。あ、勝手に「ぶちまける」パクって、ごめんなさい。

http://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara/64210968.html
spitzibara
2011/10/23 20:40
spitzibaraさま、こちらこそ、勝手に引用してごめんなさい。でも、それが契機になったとのこと。すごくうれしいです。たまにはいいことするなぁ、ぼくも。TBもできてますよ。
tu-ta
2011/10/23 22:15
わお! さっそくに追記・TB、ありがとうございます! いや、もうtu_ta9さんのご紹介と「ぶちまける」のおかげで飛べましたぁ。こういうことが起こると、これぞブログの醍醐味だとゾクゾクしてしまいます。うれしや〜。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
spitzibara
2011/10/24 19:28

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