『更生支援における「協働モデル」の実現に向けた試論』メモ その3(第4章のみ)

今日、たこの木主催の本の読めない人の読書会
http://takonoki1987.seesaa.net/article/471040907.html

結局、何も準備できないで、この日の午前に行われる会議へ。

まずいなぁ。


で、これは以下の続き。

その1

https://tu-ta.at.webry.info/201903/article_4.html

そして、これを少しまとめて、たこの木通信に書いたのが
https://tu-ta.at.webry.info/201808/article_1.html

そのあとにアップした「その2」
https://tu-ta.at.webry.info/201904/article_4.html

グーグルドキュメントに4章のメモも残っていたので、

泥縄式にアップロードするのが以下。というわけで短い。





第4章 協働モデルに対する疑問と回答


なぜ伴走者が変わらなければならないのか

・・・。それは、個々人がそれぞれに大切にする価値に従って幸福な人生を歩んでいくためには、正義と悪という二項対立図式から解放され、人間関係に潜む権力関係を廃した上で、対話に基づく相互理解が必要であるが、そのための唯一の手段が、自らが変わることであるからである。すなわち、自分が相手を受け入れ、相手のためにどうすればよいかを考えて行動しなければ、ただ自分にとっての正義を相手に押し付けるだけになりかねず、反発を招くだけで対立関係をより一層深めてしまいかねないからである。このように説明してもなお、なぜ罪も何も犯していない伴走者の方が変わらなければならないのか、という疑問は解消されていないかもしれない。そこで、更生支援において相互変容がなぜ必要なのかについてこれまでとは少し異なる視点から説明していこう。101-102p

その問いに対する端的な答えとして、伴走者と当事者が対等ではないから、立場の均衡性を回復するために伴走者が「自ら変わる」実践をしなければならない、とあるのだが、そんなことで均衡性が回復できるだろうか?

 不均衡に自覚的でなければならない、そうでなければ支援でなく支配になってしまうというのは理解できる。そう、ここがわかりにくいのは支援者が「自ら変わる」というその変化の形態がどのようなものか明示されていないからではないか。

と思っていたら、具体例として、竹端さんが書いた「枠組み外しの旅」(78-79p)から以下のように引用される。疑問は残るがとりあえず引用しよう。

 ・・・「3日前の外出届の義務づけ」とは、自由の剥奪そのものである。・・・ 「卑屈な役割関係」の中で、常に医療従事者に「お伺いを立てる」位置への「 地位の固定」 が進むことに関しても 、「沈黙の民」として従っていく。

 この恣意的で固定的な「支援者―患者」の「卑屈な役割関係」 を変えるには、支援される側の精神障害者ではない、支援する側であるPSWや医療者こそ変わる必要がある。104p

この文章の内容自体は理解できるし、すごく大切なことだと思う。

しかし、残る疑問があるというのは、すでにそのことに気づき、変化を遂げた支援者は、そこから、さらにどのように変容できるのか、ということだ。もちろん、世の中で生活していると、支援者と当事者の格差は明らかにあり、ほうっておけば、すぐに支援者の立場に安住したくなるという現状があるので、そこに自覚的であり続ける不断の努力は必要だろうが、それを意識し続けている支援者もまた「自ら変わり」続けるという風に言えるのだろうか?

この後、かりいほにおける支援のとりくみが紹介される。(105p~)。その取り組みもまた、従来のモデルとは完全に異なり、既存の価値観から自由で、当事者の思いに寄り添ったものだと思う。とりわけ、作業で荒れるメンバーから作業を外してしまうというのはすごい。

確かに支援の形態は変わっている。しかし、そこで支援者は本当に「自ら変わり」得ているのか、なぜ、そうのように言えるのか、そこにも疑問が残った。

このような支援論に、著者が言うところの「協働モデル」的に変容したかりいほの支援論を重ねるとどうなるのか。
すでに変わってしまったこの「かりいほ」で、これからさらにともに変容することは可能だろうか?
変容するとしたら、どのように変容するのだろう。それも疑問。

伴走する中で変容と遂げた支援者は、さらにどうのように変容すればいいのか。

永続革命論的に、ずっと変わり続けることが問われているのかな?


メモはまだ111頁まで、約半分が残っている。






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